東京生まれ東京育ちあるある15選!「それな」が止まらないリアルな日常

東京生まれ東京育ちには独特の感覚や習慣があります。冷たい印象を持たれがちですが、実は人情味もある都会っ子のリアルな「あるある」を見ていきましょう。

東京生まれ東京育ちだから感じることとは?

東京都

東京は日本の中心都市で、多くの地方出身者が憧れを持って上京してきます。しかし、東京生まれ東京育ちの人は生まれながら都会の中にいるため、地方出身者とは少し異なる感覚や習慣を持っています。

「東京出身」と言うと「都会っ子だからオシャレ」「東京のことに詳しい」と思われるかもしれませんが、実は意外とそうでもないのです。

次からは東京生まれ東京育ちならではの特徴や日常的な「あるある」を詳しく紹介していきます。

東京生まれ東京育ちあるある15選

東京 渋谷

東京生まれ東京育ちの人がよく感じる、共感度が高いあるあるを順番に紹介します。東京出身者がなぜこうした感覚を持つのか、その理由に集中して説明していきます。

①「東京出身なのに?」と言われがち

東京は狭いようで複雑です。地方から上京してきた人からすると、東京の駅は複雑な迷路のような場所で、そこを使いこなしている東京出身者なら、当然すべて詳しいと思われがち。

しかし、東京で育った人は生活圏が狭く、家や学校・職場の近くで全てのことが完結します。むしろ、有名な観光地や話題のスポットに行ったことがない人が多いのです。そのため、地方に行った時に東京の観光スポットの質問に答えられず、「東京出身なのに?」と驚かれることがよくあります。

②車を持たないのが当たり前の生活

東京では、公共交通機関がとても発達しています。東京都区部で主な移動手段として鉄道を使う人は約50%と非常に高く、車がなくても生活に困りません。むしろ車を持っていると、駐車場代が高いため贅沢品扱いされることもあります。

特に23区内では、駅やバス停まで徒歩圏内であることが普通であり、車がなくても何の不自由もなく暮らせるため、東京生まれの人にとっては「車がない暮らし」が当たり前なのです。

③田舎に興味はあるが、移住はしない

東京育ちの人には田舎の暮らしが遠い存在です。自然豊かな田舎の生活やのんびりとした時間の流れ方には魅力を感じますが、実際に移住したいとは考えません。便利な暮らしに慣れているため、田舎の不便さを選ぶ理由がないのです。

また、短期間なら田舎暮らしを試してみたい人もいますが、長期的に暮らすことは難しいと感じます。こうした感覚は、東京の暮らしが便利すぎることが理由だと言えます。

④新宿駅は迷路だと思っている

東京出身でも、新宿駅の複雑さに慣れない人は多いです。新宿駅は一日に約300万人が利用する世界一忙しい駅としてギネス記録にも認定されています。

出口も100ヶ所以上あるため、東京生まれで何度も使っているにもかかわらず、新宿駅で道に迷うことは珍しくありません。そのため、「新宿駅で待ち合わせ」と言われると、内心不安に感じる人が意外と多いのです。

⑤方言に憧れている

東京生まれの人は標準語で育っていますが、地方の方言に強い憧れを持っています。地方出身の友人が方言を話すと、それだけで魅力的に感じたり、親しみを感じたりします。

標準語しか使わない東京の人にとって、方言は異文化のようなものです。特に九州や東北など、特徴的で分かりにくい方言を聞くと、「外国語みたいでカッコいい」と感じる人も多くいます。

⑥東京は区によって雰囲気が全然違う

東京という一言ではまとめられないほど、区ごとに雰囲気や住んでいる人の性格に違いがあります。例えば、港区の平均年収は約1185万円であるのに対して、葛飾区は約357万円と800万円以上の差があります。

また下町と呼ばれる地域では、もんじゃ焼きなどの独自の文化が根付いています。区ごとの雰囲気や文化、経済状況が異なるため、同じ東京生まれでも話が合わないことが意外と多いのです。

⑦星空を見る機会がほぼない

東京23区内では、夜でも空が非常に明るいため星空を見ることは難しいです。そのため、星がはっきりと見える地方に旅行した際や、プラネタリウムで満天の星を見ると強く感動します。

都心部で暮らしていると空を見上げる機会自体が少なく、東京生まれの人ほど星空への憧れが強い傾向があります。

⑧東京出身者は意外と少ないことを知っている

東京都に住む人のうち、実際に東京都内で生まれ育った人は約54%で、半数近くは地方出身者で占められています。そのため、東京で生まれ育った人にとっては、自分自身が多数派という感覚があまりありません。

学校や職場でも「東京出身です」と自己紹介をすると、むしろ珍しがられたり、驚かれたりすることも多く、実際には東京ネイティブは思ったほど多くないことを知っています。

⑨芸能人を見ても騒がない

東京はテレビ局や芸能事務所が集中しているため、街中で有名人に遭遇することがあります。東京育ちの人にとっては、芸能人を見ることは日常的な出来事であり、それほど特別ではありません。

そのため、有名人を見かけても、地方出身の人ほど騒ぐことはなく、むしろ静かに通り過ぎることが多いのです。「東京の人は冷静だ」と言われる背景には、このような環境が影響しています。

⑩校庭が狭い学校が多い

東京の都心部の学校では、土地が限られているため校庭が狭いところが多くなります。特に中央区や千代田区などの区立小学校は、東京都全体の平均と比べて約3分の1ほどの広さしかありません。

そのため、運動会や体育の授業を学年ごとに分けて開催したり、保護者が立ち見で応援することも珍しくありません。広いグラウンドでのびのびと走り回れる地方の学校に憧れを感じることがあります。

⑪もんじゃ焼きを家庭で作れる

東京の中でも特に下町エリアでは、もんじゃ焼きという郷土料理が根付いています。東京生まれ東京育ちの人、特に江東区や墨田区など下町出身者にとっては、自宅でもんじゃ焼きを作るのは当たり前のことです。

一方、地方出身の人にとっては「もんじゃ焼きは外で食べるもの」という認識が一般的なため、自宅で気軽にもんじゃ焼きを作れることを羨ましがられることもあります。

⑫流行には敏感だが、特別感はない

東京には最新のファッションや情報が集まってきます。そのため、東京で育つと自然と流行には敏感になりますが、逆に特別感がなくなります。

地方から東京に遊びに来た人にとっては新鮮で特別なスポットでも、東京育ちの人にはありふれた日常に見えるのです。流行や話題のスポットに囲まれて育ったことで、それらが当たり前になり、特別な感動を得にくいという特徴があります。

⑬本音と建前を使い分けるのが得意

東京のような大都市では、さまざまなバックグラウンドの人が集まって暮らしています。そのため、衝突を避けるために本音と建前を使い分ける習慣が自然と身につきます。

初対面では表面的には愛想よく振る舞いますが、深く付き合うまでは本音を見せない人が多いです。地方から東京に来た人にとっては冷たく感じるかもしれませんが、これは都市で円滑に人付き合いをするためのコミュニケーション術なのです。

⑭競争に慣れていて、シビアな一面がある

東京は日本の中心地であるため、学校や仕事の競争が激しい環境です。東京都立高校の入試倍率は約1.5倍程度と高く、子どもの頃から競争の中で育っています。そのため、結果を重視するシビアな一面が自然と培われています。時にこのような態度が冷たいと感じられることがありますが、これは厳しい環境で育った結果と言えるでしょう。

⑮地元愛は強くないがグローバルな感覚がある

東京生まれの人は、地方出身者に比べて特別な地元愛を持ちにくい傾向があります。これは、多様な人が混在する都市で育ち、自分の地域に特別なアイデンティティを感じにくいからです。

その一方で、多文化に触れる機会が多いため、国際的な視点や感覚を自然に身につけている人が多く、海外に対してオープンな気持ちを持っています。

まとめ

東京生まれ東京育ちの人は、都会的な便利さに慣れつつも、地方の暮らしに憧れを持ったり、競争環境に身を置く中で独特なコミュニケーションスタイルを身につけています。こうした特徴は、東京が多様な人々や文化を受け入れる都市だからこそ形成されたものです。

また最近では、二拠点生活を考える人も増え、新しい生活スタイルが生まれつつあります。東京ネイティブの感覚や習慣は、時代の流れとともに少しずつ変化しています。

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