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どうして子どもは長時間ネットや動画を観るのか
子どもが長時間ネットや動画を観ていると、心配になりますよね。どうして長時間食い入るように見てしまうのでしょうか。
- 新たな情報が次々入ってくるので、終わるタイミングを見失う
- 学校で話題の動画や情報を知っておかないと、話についていけない
- 夢中になりやすい設計になっており、知らず知らずのうちに夢中になってしまっているなど
子どもは大人ほど思考回路がしっかりとしていない部分があるので、ネットや動画を食い入るように見る習慣がつくと依存症になる可能性も否定できません。
子どもが長時間ネットや動画を観続けるときに考えられるデメリット
子どもが長時間ネットや動画を観続けると発生しやすいデメリットは、以下のものがあります。
1.身体に悪影響が出やすい
動画やネットにのめり込むと、以下のような点で子どもの身体に悪影響が出る可能性があります。
- 視力の低下
- 姿勢が悪くなる…猫背・ストレートネックになるなど
- 寝たまま動画を観て腰に負担をかけるなど
視力の低下は、非常に深刻な問題といえます。一度落ちた視力は回復が難しいので、特に暗い部屋での長時間のネット使用や動画視聴は、目に大きな負担をかけるため避けるべきです。
2.勉強の成績や効率が落ちる
ネットや動画などに集中するあまり、私生活をおろそかにする子も多いです。就寝時間が遅くなったり、宿題をしないなどのトラブルも、後を絶ちません。
- 集中力低下
- 日中の眠気
- 運動不足による肥満など
のめり込みすぎてしまい、勉強がおろそかになりがちになります。これではいけないと子ども自身自覚していたとしても、ネットや動画の面白さから抜けられず、やめられないという子も多いです。
3.依存度が高く、精神的に不安定になりやすい
ネットや動画は、依存度が高いことで有名です。中毒性が高いので、大人でも時間を浪費する恐れがあります。子どもが大人ほど自制心が強くないので、依存してしまい、取り上げたり触れないと精神的に不安定になることがあります。
中でも、イライラが募ってしまい暴れたり暴力を振るうこともあるので要注意!
4.個人情報の流出・詐欺や犯罪に巻き込まれやすい
ネットや動画などには、詐欺サイトへの勧誘や、言葉巧みに個人情報を引き出そうとする人が非常にたくさんいます。子どもはこういった罠を見抜けず、個人情報を明かしたり詐欺に引っかかる恐れがあるのです。
5.デマ情報を信じて行動する可能性
ネットや動画には、真実だけでなくデマも多く流れています。そもそもネットや動画は、情報過多の状態になっている場なので、自分に必要な情報か、信憑性が高い情報かを見極めつつ適度に情報を入手しなければなりません。
自分に都合の情報を鵜呑みにすると、デマ情報だった場合思いもよらない目に遭ってしまうこともあります。
継続してネットや動画を観るのを上手に回避するコツ
子どもが継続してネットや動画を観続けるのを回避するコツは、以下のものがあります。
- 利用前に子どもとしっかりと約束を交わし、約束の時間前に知らせる
- 完全に取り上げるのではなく、条件付きで視聴などを許可する
- ネットや動画以外の楽しみを見つける
- ネットや動画をずっと見続けることのデメリットを伝えるなど
子どもの思春期などは、どうしても子どもと言い合いになってしまうこともあるかもしれません。だからといって、スマホやタブレット類を取り上げてしまうのはNG。その都度冷静に話し合いをして、まずは約束をきっちり守ることを条件に、時間を区切って動画やネットを視聴しましょう。
まとめ
動画やネットは、大人でも夢中になることがあります。子どもであれば夢中になるのは想定できるものなので、大人が上手く調整して依存度を高めないよう注意してくださいね。