初盆ですべきではない『5つのタブー』 ダメと言われる理由や最低限準備すべきものも解説

初盆は、非常に特別なものです。だからこそ、守らねばならないことも複数あります。どのようなことを守るべきなのかをまとめているので、お盆を迎える前に知っておきましょう。初盆だからこそそろえておくべき、最低限度のものも紹介しています。初めてのお盆を滞りなく過ごすことができるよう、事前に把握しておきましょう。

初盆はいつするの?

初盆 お盆

初盆は、亡くなった人が迎える初めてのお盆です。8月13~16日前後で企業が休みになることが多く、住んでいる地域によっては7月に初盆が来るという人もいるでしょう。初盆は親族が集まって食事をするだけの行事ではなく、すべきことややってはいけないことがあります。

初盆ですべきではない『5つのタブー』

初盆にやってはいけないことは、以下のものがあります。

1.盆提灯を飾らない

盆提灯は、亡くなった人が目印にして家に帰ってくるとされているものです。そのため、盆提灯を出さないまま初盆を迎えるのはNG。飾る場所がないなど、家庭によってさまざまな事情があるかもしれませんが、盆提灯は初盆に欠かせないものといえます。

2.慶事や引っ越し

初盆のときは、慶事や引っ越しを避けるべきです。

  • 引っ越し…住んでいる地域のよっては祝い事になり、土を動かす、場所を移動することはよくない
  • 慶事…結婚式や入籍など、日にちをずらせる慶事より、初盆を優先すべき

出産など、日にちが移動できないこと以外は慶事と取られることはやらないほうが良いでしょう。

3.殺生やそれを連想する行動

初盆は、殺生やそれを連想する行動は避けるべきです。

  • 動物や魚を捕まえる
  • 肉や魚を食べるなど

初盆のお料理は、基本的に精進料理を食べるのが理想とされています。

4.すぐ傷むお供えものをする

初盆は、言わずもがな真夏の時期にきます。そのため、暑い温度ではすぐに劣化してしまうものをお仏壇にお供えするのはNG。

  • 生もの…刺身など
  • 溶けるもの…ケーキやアイスクリームなど
  • 冷蔵保存必須の果物類など

上記には上げておらず、実行する人はいないと思いますが、誰かが口をつけたものの残りをお供えするのも絶対にNGです。食材に口内細菌が付着しているので、すぐに劣化します。故人にも失礼にある行動です。

5.忌み数などを口に出す

忌み数とは、4(死)や9(苦)などが当てはまります。数を数えるときなど、特に注意しましょう。また、故人に対して失礼に当たる言葉は言わないよう注意すべきです。

忌み言葉にも、注意しなければなりません。「死んだ」「切る」など死を連想させる言葉や、「ますます」など2回繰り返す言葉は使わないようにしましょう。

初盆で最低限準備すべきもの

初盆のときに最低限そろえなければならないものは、以下のものがあります。

  • 盆提灯
  • 精霊棚
  • 精霊馬・精霊牛…なすやきゅうりに箸を刺して動物を模したもの
  • お供え物…日持ちするもので、故人が好きだったもの

盆提灯を玄関に飾るスペースがない場合は、室内に吊るしたり置き型のものを用意しましょう。精霊棚は、仏具屋さんで購入できます。初盆用の提灯を購入するときに、店員さんに相談してみましょう。

まとめ

初盆でやってはいけないことや、最低限そろえるべきものは、複数あります。やってはいけないことを知ることはマナーを守ることにもつながるので、知っておいて損はありません。

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