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日本の税収が過去最高を5年連続更新 消費税が増加も石破首相「消費税減税」を否定し話題に
2024年度の国の税収が75兆円台前半となる見通しであることが、6月30日に明らかになりました。これにより、税収は5年連続で過去最高を更新することになります。背景には、物価高による消費税収の増加や、企業の好業績による法人税収の伸びがあるとされています。
財務省によると、24年度の税収は当初見込みの73兆4350億円から約1.8兆円上振れする見通しです。特に消費税は、エネルギー価格の高騰や製品・サービスの値上げによって税額が押し上げられ、さらに賃上げの動きも重なって消費が堅調に推移したことが増収に貢献しました。また、電機や小売り・サービス業など多くの企業が好決算となり、法人税収も前年度を上回りました。
このような税収増の中、物価高対策として「消費税減税」や「廃止」を求める声も野党を中心に強まっています。こうした主張に対して、石破茂首相は出演したテレビ朝日系「報道ステーション」で強く反論しました。
石破首相は「消費税の減税には法改正やシステム変更が必要で、1年ほどかかる。今の物価高に間に合うのか」と述べ、即効性に欠ける減税よりも「スピーディーさと重点化」が必要だと強調しました。さらに、「社会保障の財源を傷つけるようなことがあってはならない。今だけを見るのではなく、将来の高齢化社会も見据えるべきだ」として、責任ある政党の姿勢として減税には否定的な立場を示しました。
税収が好調である一方、国民生活に直接関わる「減税」の可否をめぐる議論は、今後さらに熱を帯びそうです。
この話題に寄せられたネットの声
「消費が増えてんじゃなくて物価が上がってるから税収が増加してんじゃないの?%なんだから」
「物価が上がると取引額が上がるので、同じものを買っていても自動的に消費税税収は上振れします。%で設定されているものは全てです」
「失業保険15万円振り込まれていましたが、国民健康保険と国民年金と住民税を76600円納付しました。ほぼ毎月同額を約1年間納付しないといけないのですが、これって生活保護以下の金額なんですけど」
「いよいよ財源がないと言い訳していた政府の主張が通らなくなってくるのでは?」
「国民が疲弊しているのに過去最高の税収になるなんて非常事態だと思います」
「消費も堅調って、堅調なのに1~3月期の需給ギャップがマイナス、経済成長率がマイナスなん?」
この話題には数多くの意見が寄せられていました。