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サッカーW杯、FIFAランク131位のマレーシアが『アルゼンチン選手・大量帰化』で”強豪入り”か?
18日、中国の大手メディア『新浪体育』が、現在サッカーW杯でFIFAランキング131位のマレーシアが、『アルゼンチン選手の大量帰化』によって強豪入りを果たす可能性があることを指摘。ネットで物議をかもしています。
新浪体育の報道によると「マレーシアサッカー協会がアルゼンチン人選手を対象に大規模な”公開オーディション”を行い、ゆくゆくは代表選手として帰化させる」といった内容のようで、すでに37名のマレーシア系アルゼンチン人選手を特定し、9月の強化試合に出場させる6人~10人を選出する予定だとしています。
この情報に対して、新浪体育は「これは世界サッカーで、最大規模の血縁関係が絡む帰化公開オーディション」と指摘し、「世界中で議論になっている」と報じました。
これまで、マレーシアサッカー界の帰化対象は、マレーシアの「スーパーリーグ」で5年プレーした外国人選手、またはオーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリス系の選手(多くのマレーシア人が住む地域)が中心だったようで、異例の事態と言えます。
新浪体育は、アルゼンチン選手が公開オーディションが通過した場合、マレーシアは東南アジアにおいても「強豪チーム」に入り込む可能性が高まると予想しています。
近年のW杯では、同じアジアである「インドネシア」でも同様の”外国人選手の大量帰化”で戦力を増強し、結果を残しています。北中米W杯のアジア最終予選では、日本含む予選の中、4位に入りプレーオフに進出した事も記憶に新しい人も多いかもしれません。
アジアで広がる、ある意味”ルール無用の戦略”に、ネットでも議論になっています。
このニュースに寄せられたネットの声
- 「瞬間的には強くなるかもだけど未来はどうだろう」
- 「FIFAは帰化に対する厳格なルールをあらためて制定すべきではないか?」
- 「アルゼンチンでは代表に選ばれない選手が帰化するのだろう。 そしてマレーシアの帰化要件が緩いのだろう」
- 「中国や中東でも似たような対応したけど、結局一過性に終わってしまい、逆に停滞をもたらしている」
- 「ある程度は強くなっても、せいぜいW杯に出場できるかどうか」
サッカーファンからは、帰化に関するルールに対する疑問や、一時的に帰化して戦力を増強したとしても「マレーシアが将来的に勝ち抜く力を維持できるのか?」という点に注目が集まっていました。