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作った麦茶、常温で冷まして大丈夫?
お湯を沸かして麦茶を作ると、粗熱を取らなければ冷蔵庫に仕舞うことができません。熱い状態の麦茶を冷蔵庫に入れると、冷蔵庫の温度が上がり、ほかの食材を劣化させる原因につながります。そのため、出来上がったままの状態で常温放置することもあるでしょう。
麦茶は劣化しやすい面を持っているので、長時間の常温放置や常温保存には不向きな飲料です。特に夏場は気温が高いので、劣化しやすいといえます。
麦茶を常温保存してはいけないNGな理由
麦茶を常温放置してはならない具体的な理由は、以下の通りです。
1.細菌が繫殖しやすい原料でできているため
麦茶は、大麦が原料のお茶です。大麦にはデンプン質が含まれており、デンプン質を細菌は好んで餌にするので、細菌の繁殖スピードが速い傾向があります。細菌の繁殖速度が速いということは、その分菌がたくさん繁殖するので、劣化するのも早いです。
原料が劣化しやすい場合、劣化しにくくするためには、手早く冷まして冷蔵保存するほかありません。そのため、常温保存には不向きなのです。
2.常温でじっくり粗熱を取ることで、細菌が繁殖している可能性がある
常温で麦茶を冷ますということは、徐々に麦茶の温度が下がっていくことになります。時間をかけて冷ましていると、麦茶は長時間細菌が繁殖しやすい30~40℃の状態を保ちやすくなることにつながるので要注意!
特に夏場は室内温度も高めなので、常温で放置すると細菌が繫殖しやすい温度を保ちやすくなります。
3.腐りやすい原料でできている
前述通り、麦茶は大麦を使用しています。大麦に含まれるデンプン質は細菌が繫殖しやすい性質を持っていますが、それと併せて腐りやすい面も持っているのが特徴です。常温保存すると細菌の繁殖に伴い劣化が早まりますが、元々劣化しやすい原材料を使用しているとなると更に傷みやすいのは言うまでもありません。
作った麦茶を手早く冷ます方法
作った麦茶を手早く冷ます方法は、以下の通りです。
- 氷水の中に麦茶を作ったやかんを入れて、熱を冷ます
- 麦茶を作ったやかんを、水を張ったたらいなどにつけ、蛇口の水を少量かけつつ冷ます
- 熱い状態の麦茶を耐熱のピッチャーに入れ、濡れタオルを巻いて水を張ったボウルにピッチャーを浸ける
先ほども触れましたが、麦茶は劣化しやすい特徴を持っています。そのため、作り終えたらできるだけ早く冷まして冷蔵保存するのが吉!冷蔵庫に入れても問題ない温度のするためには、さまざまな方法があるので、自宅にあるものなどを見てどの方法で麦茶を冷ますかを考えましょう。
ピッチャーに入れた麦茶を冷ます方法は、気化熱を利用するので、急いでいるときでもすぐに麦茶が冷めますよ。
まとめ
麦茶は、劣化しやすい飲み物です。そのため、できるだけ効率よく冷まして冷蔵保存しましょう。細菌が繁殖しやすい状態で、長時間放置したり、常温保存するのはNG!