目次
沖縄県の市議会議員、配膳途中の「貧しい給食」写真をSNS投稿
沖縄県石垣市の高良宗矩(たから むねのり)市議(自民石垣)が、配膳途中の小学校給食を撮影し、自身のSNSに投稿したことが波紋を広げています。投稿された写真には、具材のない豚汁と牛乳が未配膳の状態の給食が写っており、SNSで1,500万回以上閲覧されました。
問題の写真は、13日に市内の小学校で高良市議が現地視察の際に撮影したもので、教頭の許可を得ていたといいます。しかし実際には、撮影後に残りの具材と牛乳が配膳されたことが後に給食センターから説明されました。
SNS上では、給食に携わる人々を「愚弄する行為だ」として、関係者の間に大きなショックが広がり、高良市議は14日にSNS上で謝罪し、問題の投稿を削除しました。
しかし16日の取材で、高良市議は「市民に給食の現状を周知し、議会への関心を高めたかった」と投稿の意図を説明しました。一方で、写真については「不正確という認識はない」と述べ、同じ日の他の学級でも具材が少ない配膳があったと主張しています。
野党会派は16日の市議会で「市民への説明責任を求める決議」を提案しましたが、高良市議が17日の一般質問で自ら経緯を説明し、謝罪を行う予定であることから、決議案は取り下げられました。
議会を巻き込む形となった今回の一件。SNS投稿の影響力と、公職者の情報発信のあり方が改めて問われています。
この話題に寄せられたネットの声
「学校給食は毎日献立が変わるんだし、1日だけの写真の印象だけで語るのが間違ってる。」
「ここぞとばかり自己PRに使うからこうなる。典型的な切り抜き投稿ですね」
「市議と言う立場で給食の現状を一般市民に伝えると言うなら事実確認をしましょうよ・・・」
「流石に牛乳もない状態の給食を見たら配膳途中ってわかるだろ。悪意を感じる」
「福岡の唐揚げ1つの給食がバズったから便乗したかったんでしょ。見え透いてて不快」
「問題提起するなら、適当な情報でしないでほしい」
この話題には数多くの意見が寄せられていました。