通帳や実印はどこに保管するべき?NGな隠し場所と安全度をランキングで解説

通帳や印鑑はどこに保管するかが重要です。実は多くの人が、泥棒や湿気・磁気の影響を受けやすい場所に置いています。安全な保管場所をランキング形式で解説し、絶対避けるべきNG場所も紹介します。

通帳や実印をどこにしまえば安全?

通帳や実印を失くしたり盗まれたりすると、お金を勝手に引き出されるなど、深刻な問題が起こります。そのため、保管場所をしっかり選ぶことがとても大切です。

よくあるのは、自分だけが知っている場所に隠したつもりが、実は泥棒がすぐに見つけるような場所だった、というケースです。また、湿気や磁気、日差しが強い場所では、通帳や印鑑そのものがダメになってしまいます。

安全な保管場所を決める前に、まずは「絶対に保管してはいけない場所」を確認しましょう。

通帳や実印を保管してはいけない場所

空き巣

多くの人が、意外にも通帳や実印を危険な場所に保管してしまっています。特に注意したいのは、泥棒が簡単に見つけられる場所や、通帳・印鑑が劣化してしまうような環境です。

①誰もがすぐに思いつく場所

泥棒がまず探すのは、「ここなら隠してありそう」と誰もが簡単に思いつく場所です。テレビドラマやゲームなどでよく見る隠し場所は、ほとんどが泥棒に知られていると思ったほうが良いでしょう。

  • 洋服ダンスや押し入れの中
  • 本棚の本の間や裏側
  • 引き出しや仏壇の中
  • 額縁や時計の裏側

これらは泥棒が真っ先に確認する場所で、通帳や実印の保管にはまったく向きません。

②誰でも触れることができる場所

誰でも気軽に触れる場所や、普段から開け閉めする場所に通帳や実印を置くのはとても危険です。家族以外の人でも、簡単に気づいてしまいます。

  • 食器棚や冷蔵庫の中
  • クローゼットや靴箱の中
  • 敷物やカーペットの下
  • ソファやベッドのクッションの下

日常的に人が手を伸ばしやすい場所に隠すのは避けましょう。

③水や湿気が多い場所

通帳は紙でできているため、湿気や水に濡れると紙がヨレて、ATMなどで読み取れなくなります。印鑑も湿気で変形すると、印影が崩れて使えなくなります。

  • 台所のシンクの下
  • 浴室や脱衣所の戸棚
  • トイレの棚や給水タンクの中
  • 洗面所の収納棚

湿気が多い場所に置くことは絶対に避けましょう。

④磁気や直射日光が当たる場所

通帳には磁気ストライプがあり、強い磁気に近づけるとATMで使えなくなります。また、直射日光が長く当たると、通帳の表紙や印鑑が傷みます。

  • 携帯電話やスピーカーの近く
  • マグネット式のバッグや財布の近く
  • 窓辺など直射日光が当たりやすい場所

磁気や紫外線の影響を避けることも大切です。

⑤家の外や屋外の倉庫

通帳や実印を家の外や屋外に隠すのは非常に危険です。泥棒にとっては、誰にも気づかれずに探すことができる絶好の場所になります。

  • 庭や植木の下、鉢植えの底
  • 車庫や物置、倉庫の中
  • エアコンの室外機の周囲や下

屋外は防犯上絶対に避けるべきです。

安全度別おすすめ保管方法ランキング

金庫

通帳や実印を安全に保管するには、保管場所の安全性と使いやすさのバランスが重要です。ここでは、安全性が高い順に、おすすめの保管方法をランキング形式で解説します。

1位:銀行の貸金庫に保管する

銀行や信用金庫の貸金庫は、セキュリティがとても高く、泥棒が狙うことはほぼありません。貸金庫を開けるには本人確認が必須のため、盗難や不正利用のリスクは極めて低いです。

ただし、年間の利用料(約8,000~15,000円程度)がかかるほか、銀行が開いている時間にしか使えないので、急ぎで使う場合はやや不便に感じるかもしれません。

2位:重くて動かせない金庫に保管する

自宅で安全に保管したい人に向いているのが、重くて持ち運べない「据え置き型の金庫」です。重さが30キロ以上あり、壁や床に固定できるタイプなら、金庫そのものを持ち去られるリスクはほぼありません。また、耐火性があるため、万が一の火事にも安心できます。

金庫を購入する際は、誕生日や車のナンバーのように簡単に推測される番号を避けることが重要です。

3位:アラームや通知機能がついた最新型金庫に保管する

最近では、振動や傾きを検知して大きな音が鳴るアラーム機能がついた金庫や、スマートフォンに異常を通知してくれるIoT対応の金庫が人気です。

これらの金庫は泥棒に対する防犯効果が高く、自宅でも安全性をしっかり確保できます。設置や初期費用はやや高めですが、利便性も高くなります。

4位:隠し金庫を使い分散して保管する

辞書や時計、飲料缶などに見えるように工夫された「隠し金庫」は、一時的な保管場所として便利です。ただし、軽いため持ち去りが簡単で、盗まれるリスクも高くなります。そのため、本物の金庫や貸金庫などと併用して、通帳や印鑑を別々に分散して保管するのがおすすめです。

通帳と印鑑を別々に保管することで、どちらかが盗まれても、すぐには不正利用されないようリスクを減らすことができます。

5位:タンスや棚の奥(できれば避ける)

タンスや棚などの奥は、多くの人が隠し場所として使っていますが、実は泥棒もすぐに探す場所です。保管場所としてはできるだけ避けるべきです。

どうしても金庫や貸金庫が用意できない場合に限り、他の物と一緒にしまい込み、家族以外に絶対に知られないような場所を選ぶことが大切です。

また、泥棒に見つかっても大きな被害にならないよう、重要なものは絶対にここに置かないことがポイントです。

まとめ

通帳や実印を安全に管理するには、「人の心理を読む」ことが意外と役立ちます。泥棒がどこを探すのか、湿気や磁気がどう影響するのかを考えることで、より安全な保管場所を選べるようになります。

また、普段使うことが少ない人ほど、つい保管が雑になりがちなので、定期的に保管状況を見直す習慣をつけると安心です。「面倒だから大丈夫」と思わず、「もし盗まれたら」とイメージするだけでも防犯意識は高まります。

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