自動車とバイク、致死率はどちらが高い?それぞれの危険性と絶対にしてはいけない運転方法とは

乗り物の運転における交通事故の致死率は、自動車とバイクが上位に昇ります。では、自動車とバイクではどちらの方が致死率が高いのでしょうか。本記事では、自動車とバイクの危険性や絶対にしてはいけない運転方法などをまとめました。

交通事故死者数は自動車とバイクの割合が多い

交通事故の死者数は、歩行中が最も多く全体の35.3%、次いで自動車乗車中が31.1%、バイクと原付バイクの乗車中は合わせて18.6%でした。

歩行中を除くと、交通事故によって死亡する人の割合は自動車運転中とバイク(原付含)運転中が多く、あらためて運転する人は危険性を認識することが重要だとわかります。

バイク事故の致死率は自動車事故の約4倍

前述したデータを見ると、一見、自動車事故の方が死亡率が高く見えがちです。しかし、実際の致死率は自動車事故による致死率が0.4%に対し、バイク(原付含)事故による致死率は1.3%と約3〜4倍であることがわかります。

さらに事故による負傷者の重症率は、自動車じこが3.5%、バイク事故が17.6%と約5〜6倍です。したがって、自動車よりもバイクによる事故の方が致死率の重症率も高く、危険であることがうかがえます。

自動車とバイク…それぞれの危険性をチェック

交通事故において致死率の高い自動車とバイクは、それぞれどのような危険性をはらんでいるのでしょうか。あらためて自動車とバイクの危険性を把握し、安全運転に活かしましょう。

自動車の危険性

自動車の主な危険性として、以下のリスクが挙げられます。

  • 前後左右に死角が生じやすい
  • 運転技術や安全性を過信しやすい
  • 他者を巻き込む事故を起こしやすい

自動車は運転者が周りを車体で覆われているため、ボディやミラーなどに遮られ、前後左右に死角が生じることがあります。

また、車体で覆われている安心感から、運転に慣れてきた頃に自分の運転技術や車の安全性を過信しやすく、この心理が運転に悪影響を与えて事故を招くケースも多いです。

さらに、車は車体が大きいため、運転手や同乗者だけでなく、周りの車や歩行者なども巻き込む危険が非常に高く、大事故に発展しやすい傾向がみられます。

バイクの危険性

バイクの主な危険性は以下の通りです。

  • バイクは自動車のように体が保護されていない
  • 二輪のため車よりも転倒しやすい
  • ヘルメットが外れると致死率が一気に上昇する

大きな特徴として、バイクは車のように運転手の周りに保護がありません。そのため、小さな事故でも体が放り出されたり、強い衝撃を受けたりして重症化しやすい傾向にあります。

また、二輪のため、車よりも転倒しやすく、さらにヘルメットが正確に装着されていない場合、事故に遭った時に外れてしまい、頭を強打し即死するなどのリスクが高まるので非常に危険です。

絶対にしてはいけない自動車・バイクの運転方法

自動車やバイクを運転するときは、自分の命を守ることはもちろん、周囲の安全を守るためにも運転方法に気をつける必要があります。それぞれの絶対にしてはいけない危険な運転方法をあらためて確認しましょう。

絶対にしてはいけない危険な自動車の運転方法

絶対にしてはいけない危険な自動車の運転方法をチェックしてください。

  • スピードの出し過ぎ
  • 酒気帯び運転
  • ながら運転
  • 交通ルールを無視した危険な走行
  • シートベルトを装着せずに走行する

スピードの出し過ぎやながら運転は、自動車事故の原因として非常に多くの割合を占めます。また、酒気帯び運転は周囲を巻き込む危険な暴走運転につながりかねません。

さらに、免許を取り立ての若い世代は、自分の運転技術を過信したり、スリルを味わおうと交通ルールを無視した危険走行をしがちです。高齢者も認知機能の低下などにより運転技術が低下している可能性が高いので、自分の運転技術を過信することは絶対にやめましょう。

絶対にしてはいけない危険なバイクの運転方法

バイクは一歩間違えると死亡事故につながりやすい非常に危険な乗り物です。そのため、特に運転操作には気をつけてください。

  • スピードの出し過ぎ
  • ヘルメット無しでの走行
  • 無理のある追い越しやすり抜け走行

スピードの出し過ぎはもちろん、無理やり車と壁の間をすり抜けようとしたり、追い越そうとする危険な運転は避けてください。

また、ヘルメット無しで走行すると、事故を起こしたときの死亡率が急上昇します。大事な頭を守るためにも、必ずヘルメットは正しい装着方法を確認しましょう。

自動車とバイクは安全な運転方法を徹底して

いかがでしたか。自動車とバイクは交通事故を起こした際の致死率が高く、特にバイクは危険度が高い傾向にあります。自動車やバイクの運転に慣れている人も、あらためて安全運転を意識して走行を楽しみましょう。

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