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洗濯物はいつ取り込むのがベスト?
洗濯物を外干ししたとき、いつ取り込むべきか迷うことがあります。季節や天気によって取り込む時間が変わるため、それぞれのポイントを知っておくと安心です。
晴れた日は午後3時までに取り込もう
晴れている日は午前9時〜午後3時が乾きやすく、ベストなタイミングです。午後3時を過ぎると湿度が上がり、洗濯物が再び湿気を吸ってしまいます。特に夏場は2〜3時間で乾くことも多いため、乾いたらすぐに取り込みましょう。
曇りの日は早めの取り込みがカギ
曇りの日でも、気温が15℃以下で湿度が60%以上のときは外干しでは乾きにくくなります。午前中の早いうちに干し、昼ごろには室内に移動させて乾かすと、生乾き臭や雑菌の繁殖を防げます。
冬や寒い日の取り込みのポイント
冬は気温が低く、洗濯物が乾きにくくなります。寒い季節でも午前9時〜午後3時の間に干し、仕上げは室内の暖房や除湿機を活用して乾かすのが効率的です。
洗濯物を外に干しっぱなしにすると起きる問題
洗濯物を外に干したままにすると、いろいろなトラブルが起きる可能性があります。長時間放置することで、せっかくきれいに洗った洗濯物がかえって汚れてしまうかもしれません。
紫外線で色あせや繊維が傷む
外に長く干し続けると、太陽の紫外線で衣類が色あせたり、繊維そのものが弱ってしまったりします。特に濃い色の服や綿素材の服は、紫外線によって早く傷むため注意しましょう。
夜露や雨で雑菌が増える
洗濯物が夜露や雨で濡れたまま長時間放置されると、雑菌やカビが繁殖しやすくなります。湿気が多い環境では生乾き臭が発生し、再び洗濯が必要になることもあります。
ホコリや花粉、黄砂が付着する
外に長く干していると、空気中のホコリや花粉、黄砂などが衣類に付着してしまいます。特に花粉症の人は症状が悪化する原因になるので、花粉が多い日は室内干しを考えましょう。
強風による飛散や損傷の危険
風が強い日に外干しすると、洗濯物が飛ばされてしまったり、布地が擦れて破れたりすることがあります。風速が5m/s以上予想される日は、外干しを控えた方が安全です。
虫が衣類に卵を産む場合もある
夏や秋には、洗濯物に虫が卵を産みつけることがあります。特に暗い色の服やウール素材の服は虫が寄りつきやすいので、取り込む時には衣類の裏面もしっかり確認しましょう。
洗濯物を長く外に干すとゴワゴワになる理由
外干しをすると洗濯物がカラッと乾いて気持ち良いですが、長く干しすぎると逆に衣類がゴワゴワと固くなります。その原因は衣類の過乾燥にあります。
衣類はもともと適度な水分を含んでいますが、長時間外に干して完全に水分が抜けてしまうと、繊維の構造が変化して固くなってしまいます。特にタオルなど綿素材はゴワつきやすいので、乾いたらすぐに取り込むのがポイントです。
洗濯物を傷めない干し方の工夫
洗濯物を外干しする際に工夫することで、衣類を傷めることなくきれいに仕上げることができます。干し方の基本的なポイントを守れば、衣類を長持ちさせられます。
洗濯物同士の間を空けて干す
洗濯物は密集させず、10cm程度の間隔を空けて干しましょう。こうすることで風通しが良くなり、素早く均等に乾きます。生乾き臭や雑菌の繁殖も防ぐことができます。
洗濯物の向きを途中で変える
洗濯物の向きを1〜2時間ごとに変えると、全体に均等に風や日光が当たり、より早く乾きます。特に分厚い衣類やジーンズなどは裏返して干すと効果的です。
日陰干しマークのついた衣類は直射日光を避ける
衣類には洗濯表示があり、「日陰干しマーク」が付いているものは直射日光を避けましょう。紫外線による色あせや繊維の傷みを防ぐため、屋外でも陰になる場所や屋根のある場所で干すことをおすすめします。
室内干しやサンルームの上手な活用方法
外干しが難しい場合や天候が悪い日は、室内干しやサンルームを利用しましょう。室内でも快適に乾かすコツがあります。
室内干しは、扇風機や除湿機を使うことで素早く乾かせます。湿気がたまると生乾き臭が発生するため、定期的に換気しましょう。サンルームを活用する場合は、UVカットフィルムやカーテンを使って紫外線を防げば、衣類を守りながら乾かすことができます。
まとめ
洗濯物を外に干すときは、干し方のちょっとした工夫で衣類を守ることができます。外干しのときは、洗濯バサミの跡がつかないように衣類をハンガーにかけたり、シワがつきにくくなるようにしっかり伸ばしたりしましょう。
また、取り込み後に軽く振ると繊維がほぐれて柔らかく仕上がります。衣類を大切にしながら、毎日の洗濯を気持ちよく行いましょう。