あおり運転をされた時、絶対にすべきではない『4つのタブー』 ついカッとなると大きなトラブルに巻き込まれることも

あおり運転をされたとき、どのように対応すべきなのでしょうか。本記事では、あおり運転をされた時に絶対すべきではないタブー行為や、あおり運転をされた時の安全な対処法を解説しています。

死傷事故にもつながる『あおり運転』には対応に注意して

あおり運転は「危険運転」とも言われ、近年死傷事故を起こす非常に危険な運転であると多くのメディアや警視庁から注意喚起されています。

実際、あおり運転によって死亡事故につながることも多く、小さなお子様が乗車する車が被害に遭い、痛ましい結末を迎える事故も発生しているほどです。

死傷事故にもつながるあおり運転は、明らかに加害者側が悪い行為です。しかし、被害に遭う側が正しい対処を身につけることで、危険な事態を回避しやすくなります。反対に、間違った対応は相手を逆撫でし、危険な事態へ発展するリスクが高まるので注意しましょう。

あおり運転をされた時、絶対にすべきではない『4つのタブー』

あおり運転をされたからと感情的になってはいけません。ここでは、あおり運転をされた時、絶対にすべきではないタブー行為を紹介します。

1.相手に攻撃的な態度を取る

あおり運転をされたからとイラっとする気持ちは理解できます。しかし、感情的になり、相手に攻撃的な態度を取ることは避けてください。相手を逆撫でし、より危険な運転で追い詰めてくる可能性があります。

例えば、クラクションを鳴らしたり、窓を開けて大声で怒鳴りつけたり、やり返すといった行為は非常に危険です。攻撃的な態度を取るのではなく、速やかに距離を置きましょう。

2.無理やり追い抜かそうとスピードを出す

あおり運転をされた際、相手の車から離れたいからと無理やりスピードを出し、追い抜かそうとしたり、距離を取ろうとしたりする人も多くいます。

しかし、この行動は二次被害を生む可能性が高く、また相手の競争心を煽ってしまう恐れがあるため逆効果です。

追い抜こうとするのではなく、距離を取ったり近くのサービスエリアやパーキングエリアなど、人が多い場所へと移動しましょう。

3.停車させられたときに窓やドアを開けてしまう

あおり運転をする人は、無自覚であおり運転をしている人もいます。そのため、あおり運転をしてきた人も「煽られた」と思っているケースがあり、中には相手の車を停車させて怒鳴り込みにくることもあるので要注意です。

もしも停車させられた時、「窓を開けろ!」「降りて来い!」と言うように脅されても、絶対に開けてはいけません。窓やドアを開けてしまうと、途端に危険度が高まり、暴力行為などに発展しかねないからです。

4.相手に見せつけるように通報・録画する

あおり運転をされた時、相手の行動を警察に通報したり録画したりすることは重要です。しかし、相手に気づかれる形で録画したり通報したりすると、相手を逆上させてしまうので気をつけましょう。

最も良い方法は、ドライブレコーダーを事前に装備しておき、録画する方法です。もしもレコーダーを搭載していない場合は、スマホのカメラで撮影することになりますが、なるべく相手に気づかれない方法で録画してください。

あおり運転をされた時の安全な対処法は?

あおり運転をされた時はどのように対処すべきなのでしょうか。

  • 相手から距離を取る
  • ドアや窓は絶対に開けない
  • 同乗者が動画を撮影する(ドライブレコーダーを搭載する)
  • パーキングエリアやサービスエリアなどの人が多い場所に移動する
  • 安全な場所に停車してから警察に通報する

基本的には相手から距離をとり、相手にあおり運転されない距離で走行してください。中には追いかけてくる厄介なドライバーもいますが、その場合はパーキングエリアやサービスエリアなど、人の多い場所へ移動しましょう。

また、同乗者がいる場合は、その時点で警察に通報してください。もしも1人の時にあおり運転された場合は、安全な場所に停車してから警察に通報しましょう。

あおり運転に遭わないよう意識すべきこと・対策

あおり運転にあった時の正しい対処法を把握しておくことも大事ですが、事前にあおり運転されないように対策することも大切です。

  • 前方車両との車間距離を適切に保つ
  • 必要以上にゆっくり走行しない
  • ミラーで後方を確認して必要に応じて先を譲る
  • スピードを出して無理な追い越しをする
  • 追い越す時以外は必ず走行車線を走る
  • 進路変更の3秒前にウインカーを出す
  • 急ブレーキは避けて、早めにブレーキを緩やかに踏む
  • ドライブレコーダーを設置して「ドラレコ記録中」ステッカーを貼る

あおり運転する人の中には、自分が煽られたと感じて怒りを燃やしているケースもあります。そのため、相手に煽られたと勘違いさせないような運転を心がけてください。

また、ドライブレコーダーを設置して、車体の前方・後方に「ドライブレコーダー記録中」などのステッカーを貼ることも抑止につながります。

あおり運転の回避対策や遭遇した時の対処法を把握しておこう

いかがでしたか。あおり運転をする人は、悪意を持ってする人と、無自覚で「自分が煽られた」と勘違いしてあおり運転している人の2パターンが存在します。あおり運転の被害に遭わないためにも、遭遇した時の対処法を把握しておき、事前に回避策を講じておきましょう。

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