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ミヤネ屋、番組内で『古古古米の味』を専門家が言及「えげつないぐらい違うと思います」
今月28日に放送された日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」で備蓄米放出について話題が上がりました。その際、コメ流通評論家の常本泰志氏が放出される予定の21年産の古古古米について言及し、ネット上で注目を集めています。
小泉進次郎農水大臣は、21年産の古古古米を5キロ1800円という現在にして衝撃的な価格での放出を検討していると発言。これを受けてミヤネ屋では古古古米について、一般的な新米と味が違うのかという点について議論が行われました。
その際、コメ流通評論家の常本氏は「えげつないぐらい違うと思います」と回答し、スタジオでも驚きの声が上がりました。
また、出演していた山田ルイ53世が「そこそこ食べられるとか、言われへんかったらわからないというのも、聞いたりするけど…」と驚きを隠せない様子を見せていると、常本氏は「要は、コメ屋の立場からすると、2000円の備蓄米、2年落ち、3年落ち。正直、端正込めて作られたお米ではないので、劣化具合を見ないと使い方変わってくるんですけど、想定として100%で使うお米屋さんはいないと思う」と見解を述べています。
さらに、備蓄米が玄米で保存されていたことを考慮し「米ぬかからは油が取れる。ってことは玄米の状態では油が酸化していく、1年、2年、3年と進むごとに飽和脂肪酸として増えていく。それが年が立つごとに中に浸透していく」と説明。
続けて「なので削っても古米臭は精米段階でしてくる。臭いという部分で美味しくないと感じる方は絶対いらっしゃると思う。炊飯器を開けた瞬間の臭いが違うと感じると思うレベルだよって言う話」と言及しました。
この放送を見た視聴者からは「古古古米なのだから違うのは当然」という声や「一般の人はそこまでわからないのでは?」など、さまざまな意見がネット上で飛び交いました。
このニュースに寄せられたネットの声
- 「コメの流通専門家って、コメに特化して詳しい人で味にも詳しいと思うと、一般人がそこまで本当に味に関して細かく感じられるかとても疑問」
- 「冷めた時や精米してから時間が経つと風味の劣化が著しいからやはり新米と同じとは行かないと思う」
- 「味が違うか違わないかで言えば間違いなく明確に違います ただしそれはある程度普段からいい米を使ってる人の話」
- 「試食した結果ではなくて、多分そうだろうというお話ですね。 牛丼チェーンの開発メンバーが江藤米を試食したときは、言われれば分かる程度ということでした」
- 「お米の研ぎ方や炊き方でも味も印象も変わってくるし、味覚には個人差もあるので正直食べてみないとわからないですね」
古古古米と新米で味が違うのは当然という認識を持つ人は多く、一方で「専門家のように細かい部分はわからないから、言われなければ気づかないかも」という意見も多く見受けられました。
今後、古古古米が備蓄米として放出されることが検討されていますが、現状で米の価格が高騰していることを受け「味が悪くても許容しなくてはやっていられない」という声もあります。