食べると危険な『ぶなしめじ』の特徴5つ…腐っているサインや保存のコツを解説

ぶなしめじは安くて料理にも使いやすいきのこですが、間違った保存や劣化したものを食べると体調不良になることも。食べてはいけないぶなしめじの特徴や正しい保存方法を解説します。

『ぶなしめじ』はどれくらい日持ちする?

ぶなしめじ

炒め物や汁物など色々な料理で使えるぶなしめじは、比較的安価で使いやすい食材です。しかし、きちんとした保存方法を守らないと傷みやすくなります。まずは、一般的な日持ちの目安を確認しましょう。

  • 冷蔵保存(未開封):3~5日(品質が保たれるのは長くても10日程度)
  • 冷蔵保存(開封後・切った後):2~3日
  • 冷凍保存:約3~4週間(最長1か月)

特に冷凍保存を活用すると、長期間鮮度を保ち、旨みもアップするのでおすすめです。

食べてはいけない『ぶなしめじ』の5つの特徴

バツ印を出す女性

傷んでいるぶなしめじを食べると体調を崩すこともあります。以下のような特徴があれば食べないよう注意してください。

①色が変わっている

ぶなしめじは傷むと色が変化します。注意すべき変化は次の通りです。

  • 石づきや根元が茶色く変色する
  • 表面に緑色や黒っぽい斑点がある(カビや藻類の可能性があります)

なお、白いふわふわした綿のようなものは気中菌糸と呼ばれ、きのこが呼吸をするときに出る無害なものです。ただし、異臭やぬめりがある場合は食べずに捨てましょう。

②水っぽくなっている

購入時には見られなかった水分が出ていたら傷んでいる可能性があります。

  • 袋の中に水が溜まっている
  • ぶなしめじ自体がぬるっとしている
  • ぶなしめじがくたっとしなびている

これらの状態のときは洗っても加熱しても食べないようにしてください。

③さわると溶けたり崩れたりする

新鮮なぶなしめじは軽く触っても崩れません。傘がボロボロ崩れたり、部分的に溶けている場合は腐敗が進んでいるので絶対に食べないでください。

④変なにおいがする

ぶなしめじが傷むと普段とは違う臭いがします。特に次のようなにおいがしたら食べてはいけません。

  • 魚のような生臭いにおい
  • 酸っぱいにおい
  • 腐ったような刺激臭

調理中や食べる直前に少しでもおかしいと感じたら、料理ごと捨てるのが安全です。

⑤味が酸っぱい・苦い

ぶなしめじを口に入れたとき、妙な酸っぱさや苦味があったら傷んでいるサインです。変な味がしたら、すぐに食べるのをやめましょう。一度傷んだぶなしめじを加熱しても、有害な物質が消えないことがあるので注意が必要です。

ぶなしめじの正しい保存方法

カップに入ったぶなしめじ

ぶなしめじを長くおいしく食べるためには、正しい保存方法を知っておくことが大切です。以下のポイントを守りましょう。

冷蔵庫での保存方法

  • パックから取り出し、石づきは切らずにキッチンペーパーで軽く包む
  • ポリ袋や紙袋に入れ、口を完全に閉めず軽く開けておく
  • 野菜室で保存する

ぶなしめじは水に濡れるとうまみが落ちやすくなるため、できるだけ乾燥した状態で保存するのがポイントです。

冷凍庫での保存方法

使い切れない場合や長期保存したいときは、冷凍保存がおすすめです。

  • 石づきを切り落とし、小さくほぐす
  • 冷凍用の保存袋に入れて空気をしっかり抜く
  • 袋ごと冷凍庫に入れる(保存期間:約3~4週間)

冷凍したぶなしめじは凍ったまま調理できます。自然解凍は水分が出て食感が悪くなるため、避けましょう。

ぶなしめじは生で食べてはいけない!

カットぶなしめじ

ぶなしめじは、生のまま食べるとお腹を壊したり体調不良になる可能性があります。その理由は、生のきのこには人間が消化できない成分や、加熱しないと消えない毒素が含まれていることがあるからです。

安全においしく食べるためには、しっかり加熱することが重要です。中心部分まで75℃以上で1分間以上加熱しましょう。炒め物や汁物では、中火で2〜3分程度しっかり加熱すると安心です。

まとめ

ぶなしめじは手軽で栄養豊富な食材ですが、きちんとした保存や調理方法を守らないと、せっかくの良さが台無しになります。もし、買ったぶなしめじをすぐに使わない場合は、余ったものを「塩ゆで」して冷凍すると、解凍後もプリッとした食感を保つことができます。また、きのこ類は加熱すると栄養価が上がり、特に免疫力を高める効果が期待できます。適切な保存と調理で、健康的にぶなしめじを楽しみましょう。

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