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お金の貸し借りは関係を崩すきっかけに…
お金の貸し借りは、相手との関係を変える可能性が非常に高い、リスキーな行動です。相手が血縁者であっても、お金の貸し借りは原則しないほうが良いでしょう。どうしてお金の貸し借りをしてはいけないのか、理由をまとめました。
お金の貸し借りを絶対にしてはいけない理由5選
お金の貸し借りを絶対にしてはいけない理由は、以下の通りです。
1.お金にまつわる上下関係が生まれる
お金の貸し借りは、お金にまつわる上下関係を作ります。
- お金を貸す人…優位に立ちやすく、相手に対して強気な発言をしやすくなる
- お金を借りた人…申し訳ない気持ちなどから劣位に立ちやすい
今まで対等な位置で友好な関係を構築していたのに、お金の貸し借りをきっかけに上下関係は発生し、関係に大きなゆがみが発生することが多いです。
2.貸したお金が帰ってこない
お金の貸し借りで多いのが、貸したお金が帰ってこないという事態です。お金を借り慣れている人は、複数の人からお金を借りていて、それを毎回うまくかわして踏み倒していることも少なくありません。そのため、貸したお金が返ってこないことも多いです。
数百円程度のお金であればさほど気にしない人も多いかもしれませんが、中には万単位のお金を貸してそのまま踏み倒されてしまうこともあります。額が大きくなるほど返済は大変になるので、お金の貸し借りはしないほうが良いです。
3.何度もお金をせがまれる
一度お金を貸してしまうと、相手は「この人はお金を貸してくれる」と感じて、何度もお金を借りに来ることがあります。
毎回少額のお金を貸していたとしても、回数が多くなると、それだけ貸している金額も膨れてきます。また、何度もお金を貸し借りすることで、いつどれくらいの金額を貸したのかがわからなくなることも…。お金を借りることに慣れている人は、その点をよく観察し、お金を貸してくれる人を選んでせがんできます。
4.返済要求をすることで、気まずい関係になる
お金を貸したものの、相手から全くお金が返ってこないとなると、返済要求をしなければならなくなります。貸した人はお金が返ってこないことへの不満が募り、借りた人は金銭的に厳しいのにお金を返してといわれて不満を感じやすくなるので、関係が歪みやすいです。
返金要求の末お金が返ってきたとしても、今までの良好な関係にひびが入ってしまうことも考えられます。
5.自分がお金を使いたいときに、手元にお金がないかも
貸したお金が返ってくるかは、相手次第といえる部分があります。きっちり書面を作ってお金を貸していた場合は返金される可能性が高いものの、そうでないことが大半。相手を信じてお金を貸していて、自分がお金に困ったときに相手の返金を要求しても、お金が返ってくるとは限りません。
そのため、大きな金額のお金を他人に貸してしまうと、自分が困ったときに使うお金が手元にない可能性があります。失業や急な入院、手術など、人生はなにが起きるかわからないため、お金の貸し借りはすべきではありません。
親族間でもすべきではないワケ
親族間でもお金の貸し借りをすべきではない理由は、以下のものがあります。
- 感情が先行しやすいため、関係がこじれる可能性が高い
- 無条件でお金の貸し借りができると勘違いしやすい
- 踏み倒しても多めに見てもらえるだろうという甘えが生じやすい
親族だからこそ、感情的にやり取りしやすい面があり、関係がこじれた場合修復できない可能性も高いです。親族だからこそ、極力お金の貸し借りはしない方がよいでしょう。
まとめ
お金の貸し借りは、どんな人が相手であってもすべきではない行動といえます。親族であっても関係がこじれる可能性があるので、お金の貸し借りには踏み込まないよう注意してください。