今すぐ捨てるべき充電ケーブル5選!事故につながる見逃しサインとは

スマホの充電ケーブルに異常はありませんか?放置すると火災ややけど事故の原因になります。この記事では、危険なケーブルの見分け方、事故防止のポイント、買い替えのタイミングをわかりやすく説明します。

スマホ充電ケーブルの事故は毎年起きている

スマホは生活に欠かせないものですが、それに伴って充電ケーブルの事故も毎年発生しています。2024年度だけでも、日本国内で充電ケーブルを原因とする事故が年間300件以上報告されており、そのうち約4割が発煙や発火など深刻なケースです。

事故が起きる主な原因は、ケーブルの劣化や使用方法の誤りによるものです。特にケーブルの破損や端子部分のトラブルが多く報告されています。

ケーブルの状態が悪いと、スマホが充電できないだけでなく、火災ややけどなど危険な事故につながる恐れがあります。そのため、少しでも異常が見られた場合はすぐに使うのをやめ、新しいケーブルに交換することが大切です。

今すぐ捨てるべき充電ケーブルのパターン5選

充電ケーブルは一見同じに見えますが、安全に使えるものと危険なものがあります。事故を防ぐためには、ケーブルが出す危険サインを見逃さないことが重要です。ここでは、使い続けると事故につながる可能性のある危険な充電ケーブルの特徴を5つ紹介します。

① ケーブルが破れて中身が見える

充電ケーブルは外側をカバーで守っていますが、長く使っているとこのカバーが傷ついたり、破れたりします。特にケーブルが頻繁に曲がる場所では破損しやすくなっています。

ケーブルの中身(導線)が見えている状態では、ホコリや水分が入りやすくなり、これが原因でショート(電気の異常な流れ)が起き、火災ややけどにつながります。破れたまま使い続けることは大変危険なので、すぐに使用をやめましょう。

② ケーブルと端子のつなぎ目が折れている

充電ケーブルを無理に引っ張ったり乱暴に扱うと、スマホとつなぐ端子部分が折れることがあります。この部分が折れていると、スマホへの充電が不安定になり、接続が悪くなります。

この状態では電気が漏れてしまい、触れると電流が流れてやけどをする恐れもあります。折れているのを見つけたら、すぐに買い替えるようにしましょう。

③ 接続部分にひびが入っている

スマホとケーブルの接続部分に小さなひびや亀裂がある場合も危険です。ひびがあるとケーブル内部の部品がダメージを受けていることも多く、充電が途中で止まったり、ショートして火災が起きることもあります。

ひびが見つかったら、まだ使えそうに見えても安全のために新しいケーブルに替えるのが正解です。

④ 充電中に焦げ臭いにおいがする

スマホを充電していてケーブルから焦げ臭いにおいがしたら、絶対に使い続けてはいけません。焦げ臭いということは、ケーブルの中で異常な発熱やショートが起きているサインです。

そのまま放置すると発火につながり、火災事故の危険性が高まります。すぐに使用を中止して、新しい充電ケーブルに交換しましょう。

⑤ 充電中にケーブルや端子が熱くなる

充電している最中にケーブルやスマホとの接続部分が異常に熱くなるのも危険です。充電ケーブルの中で異常な発熱が起きている可能性があります。

このまま使用を続けると充電効率が悪くなるだけでなく、故障や発火の原因にもなります。少しでも熱いと感じたら使用をやめ、新しいケーブルに買い替えてください。

充電ケーブルを安全に使うためのポイント

スマホの充電器

充電ケーブルは日常的に使うため、少しでも長持ちさせ、安全に利用する方法を知っておく必要があります。事故を防ぐために、日頃からできる簡単な対策を紹介します。

ホコリや水分を避ける

スマホの充電ケーブルの端子や接続部分にホコリや水分が付着すると、ショートや発火の原因になります。とくに、端子が濡れたままスマホに差し込むと危険です。充電する前に端子部分を乾いた綿棒などで軽く掃除して、ホコリや汚れを取り除きましょう。

ケーブルを乱暴に扱わない

ケーブルを引っ張ったり、無理に曲げたりすると破損します。使い終わったケーブルは乱暴にまとめず、優しく巻いて保管しましょう。保管時はきつく巻きつけず、ゆるく輪を作るようにまとめておくと長持ちします。

安全マークがついたケーブルを使う

安全に使える充電ケーブルには、認証マークがあります。アップル製品の場合は「MFi認証」、Android製品の場合は「USB-IF認証」や「USB PD対応」などのマークがあるものを選ぶと安心です。これらは安全性や品質が一定の基準を満たしている証拠です。

認証マークがない格安のケーブルは、性能が低く、発火などの危険性が高くなるため、選ばないようにしましょう。

充電ケーブルを買い替える目安は?

充電ケーブルには「〇年で寿命」というはっきりした決まりはありませんが、使い方によって寿命は変わります。以下のような場合は寿命がきたサインです。安全のために早めの買い替えを検討してください。

  • 上で紹介した5つの危険サインが出ている
  • ケーブルを挿しても充電ができない、または充電速度が遅い
  • 充電が途中で何度も途切れる

とくに、ケーブルをつないでいる間に何度も充電マークがオン・オフを繰り返すようなら、ケーブルが故障している可能性が高いです。そのまま使い続けると危険なため、早めに交換しましょう。

まとめ

スマホの充電ケーブルは手軽に使える便利なアイテムですが、取り扱いを間違えると事故につながります。日頃から安全な製品を選び、定期的な点検を心がけましょう。

最近は充電スピードが速い高出力ケーブルが主流ですが、使っているスマホに合ったものを選ぶことも大切です。もしもの事故を防ぐために、ケーブルは節約せず、信頼できるメーカー品を使うことをおすすめします。

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