車の給油で『レギュラー』と『ハイオク』を間違えていれるとどうなる?対処法は?

車のガソリンには主に3種類あります。もしもガソリンの種類を給油し間違えた場合、どのようなトラブルが起こりうるのでしょうか。また、すぐに対処が必要なのでしょうか。本記事では、車の給油で『レギュラー』と『ハイオク』を間違えていれたケースについて解説します。

車のガソリンは「レギュラー」「ハイオク」「軽油」の3種類

車にガソリンをいれようとガソリンスタンドに立ち寄ると、「レギュラー」「ハイオク」「軽油」の3種類がありますよね。一般的にレギュラーを満タンに入れる人が多いと思いますが、この3種類のガソリンの違いを正しくご存知ですか。

「レギュラー」と「ハイオク」の違い

まずはレギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いについて解説します。

レギュラーガソリンとハイオクガソリンの主な違いは、ガソリンに含まれる成分とガソリンが異常燃焼を起こさないための添加物の割合(オクタン価)です。

レギュラーガソリンは一般的な自動車に使われる燃料であり、オクタン価が96未満であるのに対し、ハイオクガソリンはエンジン内部を清浄する成分が含まれています。また、オクタン価も96以上と指定があるため、レギュラーガソリンよりもハイオクガソリンの方が価格が高めです。

ハイオクガソリンは給油し続けることでカーボン汚れの付着を予防できるため、エンジンの寿命を延ばす効果も期待できます。

「軽油」とは

もう1種類の「軽油」とは、着火性が高く高出力かつ低燃費なガソリンで、バスやトラックといった大型車やディーゼル車に給油されるガソリンです。

レギュラーガソリンよりも価格は低いですが、車を走行させている際の振動や騒音が大きくなりがちといったデメリットもあります。

『レギュラー』と『ハイオク』を間違えていれるとどうなる?

それぞれのガソリンは、適切な種類を選んで車に給油する必要があります。では、一般的な自動車燃料であるレギュラーガソリンとハイオクガソリンを入れ間違えてしまった場合、どのようなリスクが懸念されるのでしょうか。

ハイオク車にレギュラーガソリンを給油した場合

ハイオク車にレギュラーガソリンを給油してしまった場合、1回で壊れてしまうということはありませんが、車本来の性能を最大限に発揮することができなくなります。

「レギュラーガソリンの方が安いから」といってレギュラーガソリンを給油し続けていると、オクタン価の低さによってエンジンに負担がかかってしまうので、次回からは正しくハイオクガソリンを給油しましょう。

レギュラー車にハイオクガソリンを給油した場合

レギュラー車にハイオクガソリンを給油した場合も、1回入れ間違えてしまったからといって故障することはありません。しかし、レギュラー車もレギュラーガソリンを入れることで本来の性能が発揮できるため、ハイオクガソリンを入れ続けていると不具合が起きる可能性も懸念されます。

また、レギュラー車にハイオクガソリンを入れたからといって、前述のように性能が上がるわけではありません。したがって、あえて高価なハイオクガソリンを入れるメリットはないでしょう。

ディーゼル車に軽油以外のガソリンを給油した場合

ディーゼル車に軽油以外のガソリンを給油した場合は、車がパワーダウンしたりエンジンが止まってしまうといったリスクが生じます。

早めに対処しなければ事故につながる危険もあるため、すぐに修理工場や自動車販売店などに連絡し、タンクからガソリンを抜き取った上で内部を洗浄してもらいましょう。

誤ったガソリンを給油してしまった場合の対処法

誤ったガソリンを給油してしまったからといって、必ずしもすぐに対処しなければいけないということではありません。

レギュラー車にハイオクガソリンを、ハイオク車にレギュラーガソリンを誤って入れてしまった場合は、入れてしまったガソリンをそのまま燃料として使用し、次回からは違うガソリンを入れないように気をつけましょう。

ただし、ディーゼル車に軽油以外のガソリンを入れてしまった場合は、すぐに対処が必要です。走行中に突然不具合が生じる可能性も懸念されるので、事故のリスクも高まります。

まずはガソリンスタンドのスタッフに相談し、近くの修理工場や自動車販売店、カー用品店などでガソリンを抜き取り、内部をしっかり洗浄してもらってください。

ハイオク車とレギュラー車への誤給油は次回から気をつけよう

ハイオク車とレギュラー車の場合は、ハイオクガソリンやレギュラーガソリンをいれ間違えてしまっても、すぐに何か不具合が出たり故障したりすることはありません。しかし、入れ間違い続けていると不具合に繋がりかねないので、次回からは気をつけましょう。

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