チャーハンがべちゃべちゃになる悩みを解決!プロっぽくパラパラに炒めるための5つのコツ

家で作るチャーハンがいつもべちゃっとなってしまう…。その原因を解消して、家庭でもパラパラの美味しいチャーハンが作れるようになる5つのポイントを、具体的に解説します。

チャーハンが水っぽくなる主な原因とは?

自宅でチャーハンを作ると、どうしても水っぽくなってしまうことがありますよね。お店で食べるチャーハンのようにパラパラに仕上がれば食欲も進みますが、家庭ではなかなか難しいのが現実です。家庭で作ったチャーハンが水っぽくなってしまう主な原因は以下の4つです。

  • 具材から水分が出すぎている
  • 使用する油の量が不足している
  • 火力が弱く、水分が飛ばない
  • 一度に炒める量が多すぎる

こうしたポイントに注意することで、自宅でもパラパラのチャーハンが作れるようになります。チャーハン作りの具体的なコツを5つご紹介します。

家庭でパラパラのチャーハンを作るための5つのポイント

家庭用のコンロでもパラパラのチャーハンに仕上げるコツは、実はシンプルなものばかりです。ここからはそのポイントを詳しく説明します。

1. 卵はご飯と分けて炒める

ご飯に卵を混ぜてから炒める方法もありますが、これは家庭では難易度が高く、水っぽくなるリスクがあります。卵の水分をご飯が吸収して粘りが出てしまうからです。

まずは卵だけを強火で半熟状に炒め、一度皿に移します。その後、油を少し足し、ご飯を炒めてほぐした後に具材を入れ、最後に卵を戻して仕上げます。この手順を守れば、家庭の火力でもご飯の粒がほぐれやすくなります。

2. 使用する油の量は「ご飯200gに大さじ1〜1.5」

チャーハンは油を多めに使うことで、ご飯の粒が油膜でコーティングされ、水分が外に逃げにくくなります。目安としては、ご飯200gあたり大さじ1〜1.5(約15〜22cc)の油を使いましょう。

油が少なすぎるとパラパラ感が出ません。油を熱したら、まず卵を炒め、次にご飯を投入することで、油の膜が効果的に広がります。ヘルシー志向の場合は、米油などカロリーが比較的低い油を使うのもおすすめです。

3. 水分が少ない食材を選ぶ・下処理する

チャーハンの具材には、水分の少ない食材を選ぶことがポイントです。例えばネギやハム、焼豚などは水分が少なくチャーハンに適しています。

一方、水分の多い葉物野菜やキムチ、納豆などを使いたい場合は、あらかじめ別のフライパンで軽く炒めて水分を飛ばすか、最後に仕上げる段階で加えるようにしましょう。具材の水分量をコントロールすることで、仕上がりのパラパラ感が格段にアップします。

4. フライパンは振らず強火で炒める

プロの料理人がフライパンを豪快に振る様子を見て、自宅でも真似をしたくなる方は多いでしょう。しかし、家庭用のコンロでは火力が限られるため、フライパンを振ることでかえって温度が下がり、仕上がりにムラができます。

特に一般的な家庭用コンロ(3kW以下)を使う場合は、フライパンを動かさずに木べらや菜箸を使って切るように炒めるのがベスト。具材とご飯を素早く混ぜ合わせ、フライパン全体を高温で保つことが、パラパラのチャーハンを作る最大のポイントです。

5. 具材は小さめにカットする

チャーハンの具材はできるだけ小さくカットしましょう。目安としては1cm以下のサイズに刻むと、ご飯と均一に混ざりやすくなります。

具材が小さいと加熱時間が短くて済み、水分が出る前に仕上げられるため、食感もよくなります。また、具材のサイズを揃えることで、食感にムラがなくなり、口当たりもよくなります。

まとめ

家庭でチャーハンをパラパラに仕上げるには、具材の水分管理、油の使用量、火力の調整が非常に重要です。卵を別で炒めて仕上げに戻すことや、水分が少ない食材を使う、具材を小さくカットするなど、細かいポイントを意識するだけで仕上がりは大きく変わります。

さらに、フライパンを振らず強火で炒めれば、家庭のコンロでもお店のような仕上がりに近づけます。これらのポイントを実践して、自宅でも美味しいチャーハンを楽しみましょう。

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