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JAの「コメ1杯49円、ハンバーガーは231円、それでも高いと感じますか?」に物議 話題に
コメの価格高騰が続く中、山形県のJA全農山形が地元紙に掲載した意見広告が、SNSを中心に波紋を広げています。広告では「コメ1杯の価格は約49円」とし、ハンバーガーやカップ麺などと比較した上で、「それでもお米は高いと感じますか?」と問いかける内容が掲載されました。これに対し、消費者からは批判の声が相次いでいます。
この広告は、「今日のあたりまえが、未来へもつながるように」というキャッチコピーのもと、家庭で炊いたごはん1杯(約150g)が49円程度であることを紹介。さらに、菓子パン(約231円)、カップ麺(約187円)、ハンバーガー(約231円)といった市販の加工食品と並べて、「それでもお米は高いと感じますか?」と問いかける形で訴えています。
JA全農山形はこの広告について、「生産者と消費者の両方の視点から、食料の適正価格について考えてもらうきっかけにしたかった」と説明しています。決して現在の価格への一方的な理解を求めるものではないとし、「持続可能な農業のための議論を呼びかける意図だった」とも語りました。
価格だけを比べれば確かに、外食や加工食品と比べてごはんは安く見えるかもしれません。しかし、問題は「比較の対象」です。ハンバーガーやカップ麺はあくまで“軽食”や“嗜好品”に分類されるものであり、“主食”であるコメとは本来の用途が異なります。
JA全農山形は、「広告によって誤解や不快感を招いた方がいることは重く受け止める」としつつも、「あくまで主張の押しつけではなく、考えるきっかけとして受け取ってほしい」としています。
この話題に寄せられたネットの声
「米価を下げる努力をせず、ただ納得させようとしているだけ」
「ご飯は毎日食べる主食。主食と嗜好品と比較して“安いでしょ”というのは無理がある」
「JAが市場構造や流通改革をせず、消費者に負担を押しつけているだけでは?」
「比較するならコンビニのオニギリだろう。一個180円から250円位はするだろう」
「米は安いと無理にアピールする意図が見え見えですよ。」
「ちょっと考えれば突っ込みどころ満載の事を言えてしまうところに頭の悪さが出てる。」
この話題には数多くの批判の声が寄せられていました。