絵心がない人に共通する特徴6つ…上手な人と何が違うのかを解説

絵がうまく描けるようになりたいと思いつつ、自信がなくて描けない人は多いです。絵が下手な人に共通する特徴やその理由を、科学的根拠を踏まえ分かりやすく解説。具体的な練習方法も紹介します。

絵をうまく描きたいのに、思うようにいかない…

落書きを消す人

絵が上手になりたいと願う人はたくさんいます。しかし実際に描いてみると、思い通りに描けず悩んでしまうことも多いでしょう。

実は、絵が上手な人と下手な人の違いは、生まれつきの才能だけではありません。絵が苦手な人には共通する特徴があり、それを意識して練習することで上達が可能です。絵が下手な原因と特徴を知って、自信を持って練習に取り組みましょう。

絵心がない人に共通する6つの特徴

絵が上手になりたいのに、なかなか上達しない…。そんな人には、いくつか共通する特徴があります。自分に当てはまるものがあるか確認してみてください。特徴とともに、改善するための方法も具体的に紹介します。

1. たくさん線を描きすぎて絵がぼやける

絵が苦手な人は、輪郭や線を何度も重ねて描くことが多いです。線を多く描くと一見上手そうに見えますが、線が多すぎると完成時にどの線を残すべきか分からなくなり、絵がぼやけてしまいます。上手な人は線を描いたあとに整理し、残す線を決めて仕上げます。線を引いたら、不要な線を消すクセをつけると、はっきりした絵が描けるようになります。

2. 絵のバランスが取れていない

顔のパーツや体の大きさなど、それぞれの部分が単独で見ると上手くても、全体のバランスが悪いと絵が下手に見えます。上手な人は常に全体のバランスを見ながら描きます。まず大まかな形を描き、そのあとに細かい部分を描くようにしましょう。また、時々絵から離れて遠くから見るとバランスの悪さが分かりやすくなります。

3. 手や丸い形を描くのが苦手

手や丸などの曲線はとても難しいと感じる人が多いです。特に手は骨や筋肉の構造が複雑で、形が変わりやすいため、多くの人が苦戦します。上達のコツは、複雑な形をシンプルな形に分解して考えることです。

たとえば手は箱や円柱を組み合わせて描き、少しずつ細かい部分を追加すると描きやすくなります。丸や曲線は繰り返し練習し、手の動きを慣らすことも大切です。

4. 正面からの絵しか描かない

絵が下手な人は、正面の顔や物の形しか描かない傾向があります。正面ばかり描いていると、立体感や奥行きを出すことが難しくなり、絵が単調になりがちです。

一方、絵が上手な人は、さまざまな角度から対象を捉え、立体的な構造を理解しています。普段描かない角度にも挑戦してみるとよいでしょう。身の回りのものを写真に撮り、トレースして多様な視点を身につけるのもおすすめです。

5. 他人と比べてすぐ諦めてしまう

絵を描いていると、周りの人の絵が自分よりも上手に見えてしまい、自信をなくして諦める人も多いです。しかし、絵の上達に大切なのは他人と比べることではなく、自分自身の小さな成長を楽しむことです。

上達するためには、目標を具体的に設定して練習するのが効果的です。例えば、「今日は手を5つ描く」「1週間で横顔を上達させる」など、小さな目標を立てることで、モチベーションを保ちやすくなります。

6. 絵の練習を続けられない

絵が下手な人に最も多い原因の一つが、「練習不足」です。才能よりも、定期的に描き続けることが上達の鍵になります。

心理学的研究によると、絵の上達には「意図的な練習」が非常に効果的だとされています。「意図的な練習」とは、具体的な目標を立て、苦手な部分に集中し、適切なフィードバックを受けながら繰り返し練習することです。毎日短時間でも練習する習慣をつければ、必ず少しずつ成果が現れてきます。

絵が上手な人の特徴と性格

色鉛筆でクエスチョンマーク

絵が上手な人といっても、性格はさまざまです。ただし共通しているのは、観察力や視覚的な情報を処理する能力が高いことです。実際に、絵を描くことが得意な人は、全体の形や細部の特徴を同時に観察し、それらを柔軟に切り替えることができます。

また、絵が上達する人は「もっと上手くなりたい」と探求心を持ち、常に新しい描き方やアイデアを試そうとします。このように、絵が上手な人は、描く対象への関心が高く、細かな違いに気づく力があるのです。

絵が上手になるための環境づくり

芸術をたしなむ女性

絵が上達するためには、自分一人で頑張るだけでなく、環境づくりも重要です。特に子どもや初心者の場合、周囲のサポートや励ましが効果的であることが発達心理学の研究でも明らかになっています。

絵を描いた後、友達や家族に見せて意見を聞いたり、SNSで投稿してフィードバックをもらったりすると、客観的なアドバイスを受けられる上にモチベーションも上がります。また、絵を楽しめる環境を整えることで、練習を継続しやすくなります。居心地の良い描画スペースを作るなど、楽しく続けられる工夫をしてみましょう。

まとめ

絵を描きながら悩む女性

絵の上達には、技術的な練習に加えて、心の持ち方や環境づくりも非常に大切です。最初から完璧を目指すのではなく、小さな成功体験を積み重ねることで自信につながります。また、上手く描けないことを悲観するよりも、描く楽しさを見つけることが上達の秘訣です。

周囲の人に作品を見せたり、日常のちょっとした場面をスケッチしたりするなど、絵を描く習慣を自然に楽しむことで、いつの間にか上達を実感できるようになるでしょう。

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