意外に高額になりやすい趣味5選…コストを抑えながら楽しむ方法も紹介

趣味は心のリフレッシュや生活の充実につながりますが、中には予想以上にお金がかかる趣味も存在します。本記事では特に費用がかさむ趣味を5つ取り上げ、無理なく出費を抑えながら楽しむための効果的な方法も解説します。

人生を豊かにする趣味…でも気になるお金の問題

絵画をする女性

趣味を楽しむことで日常のストレスから解放され、心が満たされます。また継続して趣味を楽しめば、知識や技能が向上し、自分にとっても周囲にとっても魅力的な特技になるでしょう。

ただし趣味には費用がかさむものもあり、うっかりすると予算を大きく超えてしまう可能性もあります。どんな趣味にどの程度お金がかかるのかを理解し、適切にコストを管理することで、趣味を長く楽しむことが大切です。

ここでは、特に費用がかさみやすい趣味を5つ紹介します。

意外とお金がかかる趣味5選

旅行グッズ

趣味の中でも特にコストがかかる代表的なものを挙げ、それぞれに具体的にどのような出費があるのかを見ていきます。

1. 車・バイク

車やバイクを趣味にすると、購入費用だけでなくその後の維持費が大きな負担になります。

2024年現在の統計では、自動車・バイク趣味の月平均維持費は約13,900~17,600円となっており、燃料代や駐車場代、自動車税、車検費用に加えて、カスタムパーツや整備費用もかかります。

特にガソリン価格の高騰が負担をさらに増しています。趣味の範囲でこだわりを持ってカスタムやメンテナンスを繰り返すと、想定以上の金額になりやすいため注意が必要です。

2. アウトドア・キャンプ

アウトドアやキャンプは自然の中で過ごせる魅力的な趣味ですが、意外にも高コストな側面があります。

キャンプ初心者の初期費用は約8万円が目安とされ、さらにオートキャンプを定期的に行う人の年間平均費用は約66.7万円に達するというデータもあります。

テントや寝袋、ランタンなどの道具にこだわると、出費がさらに増えるでしょう。また、キャンプ場への移動費用や食材費用なども忘れずに考える必要があります。

3. アイドルやアニメへの「推し活」

アイドルやアニメキャラクターなどのいわゆる「推し活」は、イベント参加費、遠征時の交通費や宿泊費、さらにはフィギュアや限定版グッズの収集費用など、細かな出費が積み重なりやすい趣味です。

矢野経済研究所によると、「推し活」をする人の年間消費額は平均37,579円ですが、熱心なファンであれば月々数万円を超えることも珍しくありません。特に限定グッズの購入やコレクションを続けることで、予算管理が困難になりがちです。

4. 旅行・聖地巡礼

旅行や聖地巡礼は日常を離れて特別な体験を得られる趣味ですが、交通費、宿泊費、食費、さらには現地での入場料や土産代など、多岐にわたる出費が発生します。

特に国内外の人気スポットや有名な観光地を訪問するときには、予算を大幅に超えることもあります。2023年まで実施された全国旅行支援が終了し、2024年現在は各自治体が独自に割引を続けている状況ですが、それでも継続的に旅行をすると年間で数十万円以上を費やすことも珍しくありません。

5. コレクション

趣味として物を収集する場合、希少性が高いものほど価格が高騰しやすく、知らず知らずのうちに多額の費用を使ってしまう可能性があります。骨董品、限定版のフィギュア、生産終了したおもちゃ、高級ブランド品や時計などは、特に価格が高騰しやすいジャンルです。

オークションなどでレアアイテムが出品されると、つい衝動的に購入してしまう人も多くいます。リユース市場が活発化していることも影響し、収集にかかる費用は近年ますます高騰しています。

趣味の出費を上手に管理するための節約方法

節約する女性

趣味にお金をかけること自体は悪いことではありませんが、生活が苦しくなるほどの支出は避けたいものです。ここからは趣味を楽しみつつコストを抑える具体的な方法を紹介します。

  • サブスクリプションやレンタルサービスを活用する:
    ゴルフクラブレンタルの『クラぶら(月額約3,058円)』やキャンプ用品借り放題サービス『TENTAL(月額3,980円)』など、定額制サービスをうまく利用する。
  • 中古品やフリマアプリを積極的に利用する:
    フリマアプリや中古ショップを利用すると、新品を買うよりもコストが抑えられ、さらに飽きた時に再び売ることもできる。
  • 地域限定の割引やキャンペーンを利用する:
    旅行の場合、自治体が提供する地域限定クーポンや割引制度を使えば旅費が最大20%程度削減できる。
  • 家計管理のルールを明確にする:
    毎月の趣味にかける費用の上限を決め、必ずその範囲内で収める。2024年の家計調査では、教養娯楽にかける月間支出の平均は約30,240円で、収入の5〜8%程度に収めることが理想とされている。
  • クレジットカードの衝動買いや分割払いを控える:
    高額商品の購入時は、一括払いが可能な範囲で行い、カードを使った衝動買いを避けることで無駄な利息や手数料を減らす。

上記のような具体的な節約方法を取り入れることで、趣味を無理なく継続して楽しむことが可能になります。

趣味を楽しみながら賢く費用管理をする生活へ

多肉植物を育てる女性

趣味を楽しむことで得られる満足感やストレス解消は人生にとって非常に貴重なものです。

ただし、趣味にかける費用が膨らみすぎると、本来の目的である心の余裕や楽しさを損なうことにもなりかねません。無理なく趣味を楽しむためには、自分の収入に応じた予算の範囲内で費用管理をし、賢くサービスを利用することが重要です。

本記事で紹介したコストがかかる趣味とその節約術をぜひ参考にして、経済的にも心理的にもバランスの取れた豊かな趣味生活を送りましょう。

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