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知らない電話番号から着信…詐欺や迷惑電話かも!
スマホや固定電話に、知らない番号から着信があった経験はありませんか?
電話帳に登録し忘れた知人や店舗、企業からの連絡も考えられますが、多くは迷惑電話や営業電話です。実際に2024年の特殊詐欺被害件数は全国で約2万件を超え、被害額は721億円以上に上ります。東京都内では特に被害が深刻で、3,400件以上の被害が報告されています。
また最近では、電話番号を偽装したり、AIで声を模倣した詐欺事件も急増しており、より一層の警戒が必要です。知らない番号からの電話には安易に応答しないよう注意しましょう。
知らない電話番号から着信があったときのNG行動5つ
知らない電話番号から着信があった際、ついしてしまいがちな行動の中には、トラブルに巻き込まれるリスクを高めるものがあります。ここでは特に注意すべき5つの行動をご紹介します。
1. すぐに電話に出てしまう
知らない番号からの電話にすぐ応答するのは避けましょう。重要な電話であれば、後ほど再度連絡があったり、SMSやLINEでメッセージが届く場合がほとんどです。一度電話に出てしまうと、「応答する番号」として認識され、迷惑電話が増える恐れがあります。
2. 名字や名前を名乗って応答する
電話に出るとき、「はい、〇〇です」と名字を名乗っていませんか?知らない相手に自分の名字を伝えることは、個人情報を相手に渡すことと同じです。
悪質な業者に名前と番号を紐づけられ、迷惑電話や詐欺のターゲットになる危険性があります。応答する場合は「もしもし」や「はい」とだけ返答しましょう。
3. 聞かれた個人情報を簡単に教える
知らない番号の電話で個人情報を聞かれた際、相手が丁寧で穏やかな口調でも油断してはいけません。住所や家族構成、勤務先などを安易に伝えると、それらの情報をもとに営業や迷惑電話が増えるばかりか、詐欺に悪用される危険があります。個人情報は絶対に教えず、少しでも不安を感じたらすぐに電話を切りましょう。
4. 相手の誘導や指示に従ってしまう
電話相手は巧妙な話術を用いて、自然に誘導してくることがあります。最近ではAIを使った音声模倣など、新たな手口も増えています。
「自分は大丈夫」と思っていても、気が付いたときには詐欺被害に遭っているケースもあります。相手の指示に従ってお金を送ったり、プリペイドカードを購入するよう誘導されても、絶対に応じないようにしましょう。
5. 怒鳴るなど攻撃的な態度を取る
迷惑電話や営業電話に対してイライラして怒鳴ったり、高圧的な態度をとることはトラブルを招きます。相手が逆上し、さらに電話がしつこくかかってくる可能性があります。
また、すでに相手があなたの個人情報を持っている場合、直接的な嫌がらせや危害につながるリスクもあるため、冷静に対応し速やかに電話を終了しましょう。
知らない電話番号から着信があったときの対応方法
知らない番号から電話がかかってきた場合は、次のポイントを守りましょう。
- すぐに出ない
- 番号をネットで調べる
- 非通知や迷惑番号は着信拒否する
- 迷惑電話防止サービスやアプリを活用する
- 個人情報を伝えない
- 不審だと感じたらすぐ切る
- 留守番電話を設定する
- 知り合いの番号を登録しておく
これらを実践すれば、迷惑電話や詐欺被害を効果的に防ぐことができます。日頃から設定や登録を見直し、安全な電話利用を心がけましょう。
まとめ
知らない番号からの着信は、多くが迷惑電話や特殊詐欺といったトラブルにつながるリスクをはらんでいます。
実際、AIを使った音声模倣や番号の偽装など、手口も巧妙化しており注意が必要です。知らない番号には基本的に応答せず、まずはインターネットで番号検索を行い、口コミや登録情報を確認しましょう。
また、キャリアが提供する迷惑電話防止サービスやスマートフォンの標準機能を積極的に活用し、安全な電話環境を整えることが重要です。電話に出る際は個人情報を教えず冷静に対応することで、自分や家族を詐欺被害から守りましょう。