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車で速度を出しすぎると生じる危険な事態とは
車を運転していると、やけにスピードを出して走行しているドライバーを目撃することはありませんか。定められている法定速度を超えたスピードで走っていると、以下のようなリスクが高まります。
- 速度違反で罰則や免許停止などの処分を受ける
- ブレーキをかけても停止できず追突してしまう
- 危険感知が遅れて事故を起こしてしまう
- ハンドル操作を誤り命を落とす大事故に発展する事例も
罰則や免許停止などの処分を受けるだけでなく、追突事故や衝突事故、横転事故など、一歩間違えると命を落としたり、他者に大怪我を負わせてしまうような大事故に発展するケースも珍しくありません。
『車で速度を出し過ぎてしまう』心理5選
車でスピードを出しすぎると危険だということは、幼い子どもでも理解しています。それでもなお、車で速度を出し過ぎてしまうドライバーは、どのような心理が働いているのでしょうか。
1.爽快感を味わえるから
車を運転することが好きな人は、徒歩や自転車では味わえない爽快感を楽しみたいという方も多いでしょう。中でも速度を出し過ぎて車を運転している人は、より強い爽快感を求めてスピードを出している傾向が見られます。
まるで自分が風になったような、普段の日常生活では味わえないような疾走感や爽快感を楽しみたいという思いから、「危険だ」と認識していながらも速度を出してしまうのです。
2.その場を支配している感覚を楽しんでいる
車のスピードを出し過ぎてしまう人の中には、車という自分が操作している乗り物により、周りよりも速度を出して走り抜けることで、その場を支配している感覚を楽しんでいる人もいます。
自覚がある人とない人がいますが、速度を出して走ることで、周囲の車は事故に巻き込まれないようにと避けたり、車間距離を広めにとったりする人が多いです。まるで自分の行動で周りを動かしているかのような錯覚を受け、「その場を支配している」という優越感に浸っている人もいます。
3.解放感でストレスを発散している
仕事や家庭、人間関係など、日常でストレスを抱えている人は現代に多くいます。それぞれストレス発散方法を持っていると思いますが、ドライブをしてストレスを発散するという人も多いでしょう。
その中には、いつもより速度を出して車を走らせることで、自分を解放できると感じている人もいるようです。スピードを出すことで普段の自分や抱えているストレスを振り切っている感覚に陥っているものと思われます。
4.自信のある運転技術を披露したい
車の運転が好きで、運転技術にも自信がある人は、その運転技術を周りのドライバーに披露して承認欲求を満たしたいという思いを持つ人もいます。
スピードを出し過ぎると周囲としては迷惑なのですが、本人はお構いなしです。まるで「自分の運転はうまいだろう」「みんなついて来られないだろう」と言いたげな様子で法定速度を超過したスピードで車を走行させます。
5.非日常感を楽しみたい
故意に法律で規定されている法定速度を超過し、スピードを出して車を走らせることで、疾走感や爽快感、解放感など、あらゆる感覚を味わえるため、非日常感を楽しめると考えている人もいます。
やはり日頃のストレスや何らかの鬱憤を晴らしたいという理由が主な原因だと思われますが、年齢問わず、こうした非日常感を楽しむために速度を出し過ぎてしまう人は一定数いるようです。
うっかり防止!法定速度を守るために意識すべきこと
法定速度を守らなければいけないと頭ではわかっていても、実際に車を運転していると「あれ?いつの間にか法定速度を超えてた……」という事態に陥る人がいます。
法定速度を守るためには、以下のポイントを意識して安全運転に勤しみましょう。
- 一般道路では時速60km、高速道路では時速100kmが法定速度であることを理解する
- 道路標識や道路表示が現れたらその都度、速度制限を確認する
- 車の速度計を常に確認して速度制限を超えないように気をつける
- 雨や雪の日は速度制限よりも遅く、安全な速度での運転を心がける
法定速度を守ることや速度を出し過ぎないよう安全運転を心がけるには、ドライバー自身の意識改善が必要です。
また、速度を出し過ぎると自分だけでなく、周囲の車や歩行者、また自分の車に乗せている大切な同乗者も命の危険に晒してしまうことを自覚し、あらためて安全運転の重要性を再確認しましょう。
法定速度を守るにはドライバーの強い意識が重要
いかがでしたか。車を運転する際は、必ず法定速度を守り、安全運転を心がけることが大前提です。日頃から車を運転するドライバーさんは、自身で速度を出し過ぎることによるリスクを理解し、安全運転を意識しながら愛車を運転しましょう。