飛行機内で『絶対に避けたい』5つの食品…NGな理由とおすすめの機内食とは?

飛行機の中では空腹を感じる人も多いでしょう。しかし選んだ食べ物によっては他の乗客に迷惑をかけたり、規則により持ち込みが禁止されている場合もあります。本記事では、機内で避けるべき食べ物の特徴と、その理由を詳しく解説します。

機内での飲食にまつわるトラブルとは?

長時間のフライトでは、機内で何か食べたいと考える人が多いでしょう。実際、国内外を問わず多くの航空会社が機内での飲食を許可しています。ただし、飛行機という閉鎖された空間では、周囲への配慮が欠かせません。持ち込む食品によっては規則に抵触することや、他の乗客に不快な思いをさせることもあるため、注意が必要です。

快適な空の旅を楽しむためには、どのような食品が機内で避けられるべきなのかを知っておくことが重要です。航空会社が定めている規則と、他の乗客への配慮という二つの視点から、避けるべき食品を具体的に確認しましょう。

飛行機で避けるべき5つの食べ物

それでは、飛行機内で避けるべき食べ物を具体的に紹介します。特に注意すべき食品を順番に見ていきましょう。

1. 発熱剤を使用する食品

紐を引っ張ることで加熱するタイプの弁当や食品は、機内への持ち込みが禁止されています。理由は、発熱剤(主に生石灰)を使用しているため、危険物扱いになるからです。空港の保安検査場で没収されてしまうので、購入した場合は検査場を通る前に食べ切りましょう。

2. 液状やゲル状の食品

液状やゲル状の食品は、飛行機内へ持ち込む場合に厳しい規則があります。具体的には、100mlを超える液体・ゲル状食品は持ち込みが制限されています。

例えば、レトルトカレーやシチュー、おかゆ、ゼリー、プリンなどが対象です。ただし、乳幼児用の離乳食や医薬品については必要量を持ち込むことが可能で、検査時に申告すれば問題ありません。液体物を持ち込む際には、空港で事前に規定を確認しましょう。

3. 缶詰・瓶詰めの食品

缶詰や瓶詰め食品も機内への持ち込みは原則禁止です。中に液体やゲル状の内容物が含まれる可能性があるため、規制の対象となっています。

特にジャム、ソース類、漬物などが挙げられます。これらを持ち込みたい場合は、預け入れ荷物として手続きする必要があります。液体状のものでなくても、中身が不明な場合は没収されるケースがあるため注意が必要です。

4. ニオイが強い食品

法令で禁止されているわけではありませんが、ニオイが強い食品を機内で食べるのは避けたほうが無難です。

例えば、カレー、ファストフード、ニンニクが多く使われた料理、チーズなどは、密閉された機内で匂いが拡散し、周囲に迷惑がかかる可能性が高くなります。特に海外のLCCでは、「ニオイの強い食品を控えるように」と明示的にアナウンスされることも珍しくありません。他の乗客に不快感を与えないよう、匂いには十分気を配りましょう。

5. アイスクリーム

アイスクリームも実は液状・ゲル状食品として扱われます。そのため、一般的には機内持ち込みが認められていません。

ただし、航空会社によっては機内販売でアイスクリームを提供するケースがあります。その場合は問題なく購入・飲食できますが、購入後はすぐに食べることが推奨されています。なぜなら、アイスクリームが溶けて座席やテーブル周辺を汚す可能性があるからです。アイスクリームを食べる場合は、機内で販売されているものを選び、早めに食べ切りましょう。

飛行機内で避けるべき食品を把握したところで、機内で安心して楽しめるおすすめの食品について紹介します。

機内で安心して食べられるおすすめ食品

機内では規制に抵触しないことや、周囲の乗客への配慮も忘れてはいけません。そこで、周囲に迷惑をかけず、手軽に楽しめる食品として以下がおすすめです。

  • おにぎり
    片手で食べやすく、短時間で完食できるため手軽です。匂いも控えめなので機内向きです。
  • サンドイッチ
    具材の匂いを控えめにすれば、周囲への配慮も可能です。食べやすさも魅力の一つです。
  • 空弁
    最近では空港内で販売されている『空弁』も充実しています。機内で食べることを想定して作られているため、ニオイや食べやすさへの配慮がされています。肉巻きおにぎりや石狩鮨など、その土地ならではの味を楽しめるため、旅の思い出としてもおすすめです。
  • ドライフルーツやプロテインバー
    長時間のフライトで小腹が空いた時に適しています。食べる時の音やこぼれの心配も少ない食品です。

さらに、機内での健康管理や衛生についても意識すると、より快適なフライトになります。

機内で快適に過ごすためのヒント

飛行機内は湿度が20%以下と非常に乾燥するため、搭乗前に空港でマイボトルに給水し、こまめな水分補給を行うと脱水予防に効果的です。

衛生面では、現在マスク着用義務は解除されていますが、咳エチケットを守り、座席のトレーやひじ掛けを除菌シートで拭くことで安心感が高まります。また、胃腸の動きが鈍るフライト中は軽めの食事を分けて摂ることで、体調管理や時差ボケ軽減にもつながります。

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