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洗濯機の一般的な寿命は約10年
内閣府によって2024年3月に実施された「消費動向調査」によると、洗濯機の平均使用年数は約10.9年という結果が公表されました。
しかし、洗濯機の設計上、安全に使えると推奨されている期間は7年です。7年を超えて使用し続けていると、経年劣化による発火や故障などが発生するリスクが高まるため、本来は7〜10年程度で新しい洗濯機へと買い替えを検討すべきと考えられています。
また。一般的に洗濯機のメーカーが部品を保有している期間は、製造終了から6年が目安となります。したがって、6年が経過した洗濯機は、修理が難しいケースもあるでしょう。
しかし、洗濯機は決して安い買い物ではありません。そのため、故障の前兆や壊れているサインを見極めて、適切なタイミングでの買い替えを検討してください。
洗濯機が壊れている『5つのサイン』
すでに洗濯機が壊れていて買い替えを検討すべき症状には、どのような症状が該当するのでしょうか。購入から7年を経過しているものは修理に高額な費用がかかったり、修理自体が難しいケースも多いので、買い替えを検討してください。
1.焦げ臭いニオイがする
洗濯機を運転させていると、焦げ臭いニオイが発生することはありませんか。洗濯機内部の部品が摩耗してしまい、内部で発火している恐れがあります。
そのまま使い続けていると、完全に使えない状態に陥ったり、最悪の場合、洗濯機が発火してしまう危険性があるので、すぐに使用をやめてください。
2.異音がする
洗濯機から異音がする場合も要注意です。洗濯物の中に異物が混ざっているなど、その場で対処できるケースもありますが、モーターの経年劣化やベルトの不調などの可能性も懸念されます。
また、ブーンと激しい機械音のような異音が聞こえてくる場合は、給水バルブに異常が生じているサインです。修理も可能ですが、7年が経過している場合は部品の取り寄せが難しく、費用が高額になったり修理が困難なケースも多いので、買い替えを検討すべきでしょう。
3.給水できない
洗濯機の蛇口が開いているのに吸水できない場合は、給水ホースに汚れが溜まっている可能性が第一に考えられます。しかし、給水ホース内部を洗い流しても改善されない場合は、洗濯機に異常が生じているサインです。
すでに壊れてしまい給水できない状態が考えられるので、修理か買い替えを検討する必要があります。
4.操作パネルが反応しない
操作パネルが反応しない、あるいは操作しているのに洗濯機が正常に動かない場合は、経年劣化による故障や接触不良が考えられるため、すでに壊れている状態です。自然と直ることは考えにくいので、修理が買い替えが必要な状態だと考えましょう。
5.洗濯機から水漏れしている
洗濯機から水漏れしている場合は、さまざまな原因が考えられます。汚れの詰まりによって水漏れするケースもありますが、水漏れしている箇所を掃除しても改善されない場合は、洗濯機の寿命によって壊れてしまった可能性が高いでしょう。
水漏れは床にも悪影響が及ぶため、早急に対処しなければなりません。まずはメーカーや修理業者を呼び、現状を確認してもらってください。その上で、修理が可能か、修理費用の見積もりなどをしてもらい、修理か買い替えかを検討しましょう。
洗濯機にこんな症状が現れたら壊れる前兆かも…
洗濯機が故障しているわけではないけれど、不具合が生じているという場合は、洗濯機の寿命が近づいている前兆かもしれません。
- 異音がする
- エラーの発生頻度が増える
- 電源コードが発熱している
- 洗濯槽がカビ臭い
- 運転の途中で一時停止する
- 脱水ができない
- 洗濯物が正常に洗われていない
- 乾燥機能に不具合がみられる
以上の症状が現れている場合は、近々洗濯機が壊れてしまう恐れがあります。完全に使えなくなったり、水漏れしたりする前に、新しい洗濯機への買い替えやメンテナンスを依頼してください。
購入から7年が経過した洗濯機は買い替えを検討して
いかがでしたか。洗濯機に不具合がみられた場合は、修理か買い替えを早急に検討する必要があります。
しかし、購入から7年が経過している洗濯機は、すでに製造が終了し、部品がメーカーで保有されていない可能性も懸念されます。その場合は、新しい洗濯機へ買い替えましょう。