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結婚式を挙げないと後悔する可能性はある?
結婚式を挙げるかどうかは夫婦で話し合って決めるものです。しかし、いざ結婚式をしないと決めた場合、「後悔しないかな」と不安になる人も少なくありません。
特に周囲で結婚式を挙げた友人の話や写真を見て、自分たちもやっぱり挙げればよかったと後悔することもあるでしょう。後から後悔しないためにも、結婚式を挙げない理由や、そのメリット・デメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。
では、どのような理由で結婚式を挙げない選択をする人が多いのでしょうか。
結婚式を挙げない5つの理由
結婚式を挙げない理由は、人それぞれの事情や考え方によって異なりますが、代表的な理由を5つにまとめました。
1. 金銭的な事情があるから
結婚式を挙げるには数十万から数百万円の費用がかかります。特に披露宴まで行う場合、参列者の数や料理、衣装の数により予算はさらに膨れ上がります。
最近は若者の収入が伸び悩んでいることもあり、式にかかる大きな出費を敬遠して、結婚後の生活や旅行、新居のために資金を活用したいと考えるカップルが増えているのです。
2. 親族から祝福されない結婚だったから
親族の理解や承諾を得られないまま結婚した場合、結婚式を行わない選択をすることがあります。
例えば、略奪婚や再婚、年の差婚など親族が受け入れづらい結婚事情がある場合や、相手に浮気癖、借金、無職、犯罪歴などの問題があると、家族からの祝福を得にくくなります。ほかにも、家柄や収入、学歴が原因で結婚自体に反対されているというケースも少なくありません。
3. 親族との関係が良好ではないから
親族間の関係がもともと良くない場合も、結婚式を避ける理由になります。
例えば、数年間会話がないほど疎遠だったり、話すたびに衝突したりと、良好なコミュニケーションが難しいケースです。幼い頃から親戚同士で比較され、ストレスを感じてきた場合なども、改めて結婚式という場を設けることでトラブルになるのを避けるため、あえて挙げないという判断をする人もいます。
4. 妊娠中や小さな子どもがいるから
結婚式は、新郎新婦自身が主役として楽しむ場です。しかし、妊娠中だったり、小さな子どもがいる場合は、自分のことだけに集中するのが難しくなります。
妊娠中の場合、体調の変化や不調が心配になりますし、小さい子どもがいる場合は式の間も子どものケアに気を取られ、精神的にも体力的にも負担が大きくなります。そのため、このような状況では無理に結婚式を挙げないカップルが多くいます。
5. 結婚式そのものに魅力を感じないから
そもそも結婚式自体に魅力を感じないカップルも最近は増加しています。
結婚式や披露宴にかかる費用や準備の手間、さらには大勢の人に注目されること自体を好まないなど、価値観や趣向の多様化による影響が大きいでしょう。結婚式の費用を旅行や日々の生活を充実させるために使ったり、フォトウェディングなどの手軽な方法を選んだりするなど、自分たちらしい結婚の形を選ぶ人が増えているのです。
結婚式を挙げないメリットと注意点
結婚式を挙げない理由は様々ですが、実際に挙げない選択をする際には、利点と注意点をきちんと理解しておくことが大切です。自分たちの決断に納得感を持つためにも、どのような利点と注意点があるのか詳しく見ていきましょう。
メリット
結婚式をしない場合、一番大きな利点は費用を抑えられることです。式にかかる費用を、新婚旅行や新居、家財道具の購入など結婚後の生活準備に使えます。また、準備期間や精神的なストレスも軽減できるため、余裕をもって新生活をスタートできるのも魅力のひとつです。
注意点
その一方で、結婚後数年が経ってから「やっぱり式を挙げればよかった」と後悔するケースもあります。特に友人の結婚式に出席した際や、周囲が結婚式を挙げた話を耳にすると、自分たちも式を挙げたかったと感じる場合があります。
また、親族や両親の中には「結婚式はして当然」と考える人もいるため、家族との関係に影響が出る可能性がある点にも注意が必要です。
結婚式を挙げないことには、このように明確な利点と潜在的な注意点が共存しています。夫婦間でしっかりと話し合い、お互いの希望を理解した上で納得のいく判断をすることが大切でしょう。
結婚式以外で人気の結婚スタイル
最近は結婚式という形式にとらわれず、夫婦それぞれの価値観やライフスタイルに合った形で結婚を祝うカップルが増えています。結婚式に代わるスタイルとして人気の高い方法をいくつか紹介します。
フォトウェディング
挙式は行わず、結婚の記念として写真撮影だけをするスタイルです。美しい衣装を着て写真に残すことで、式を挙げなくても特別な思い出を作ることができます。費用や準備の負担が少ないのも特徴です。
家族や親しい人だけの食事会
少人数で食事会を開催し、カジュアルにお祝いする形式です。家族や親しい友人だけを招き、リラックスした雰囲気でお祝いできるため、費用や手間を抑えつつも特別な日を過ごせます。
旅行を兼ねたリゾートウェディング
ふたりだけや少人数で海外や国内のリゾート地へ出かけて、旅行気分を楽しみながら式や写真撮影を行います。旅行としての楽しみもあり、通常の式よりも気軽でストレスが少ない方法として選ばれています。
このように、形式にこだわらない自由なスタイルが広まっている背景には、多様化する結婚観や経済的な現状があります。夫婦の価値観に合った方法を選ぶことで、無理なく素敵な記念日を迎えられるでしょう。
夫婦で話し合い納得することが大切
結婚式を挙げるか挙げないかという選択は、夫婦それぞれの価値観やライフスタイルに深く関係しています。結婚式を挙げることが当たり前ではなくなった現代において重要なのは、夫婦がよく話し合い、お互いの希望や将来的な生活設計をしっかりと共有することです。
結婚式を挙げなくても、ふたりにとって大切な形で結婚を祝うことはできます。挙式にとらわれず、心から納得できる選択を夫婦で導き出してください。夫婦それぞれが満足し、後悔のない結婚の形を実現するためには、お互いの意見を尊重し、じっくり話し合う時間を持つことが何よりも重要でしょう。