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専業主婦になる人が減っている理由って?
昔の日本では、「結婚したら女性は家庭に入る」というのが当たり前でした。でも今は、結婚後も仕事を続ける女性が増えています。実際に、専業主婦を選ぶ家庭は全体の3割以下に減り、共働きが主流になっています。
その理由の一つは、生活費が高くなっていること。食費や光熱費などの出費が年々増えていて、夫だけの収入で安心して暮らすのが難しくなっています。また、女性自身が働きたいと考える人も増えているからです。
こういった状況から、「専業主婦って実は大変かも?」という考え方が広まっています。実際にはどんなリスクがあるのか、ポイントを5つにまとめました。
専業主婦になる前に考えたい5つのリスク
専業主婦になると、家族に影響するリスクや、自分自身に起こりやすい悩みも出てきます。具体的にどんなことがあるかを見ていきましょう。
① 離婚後にお金の問題で困るかも
夫婦がずっと一緒にいるとは限りませんよね。今の日本では、離婚する夫婦も珍しくありません。もし専業主婦で収入がないと、離婚後の生活が大変になることもあります。
特に夫婦関係が悪くなったとき、「お金がないから離婚できない」と我慢を続ける人もいます。何かあったときに困らないためにも、自分自身で稼げるようにしておくと安心ですよ。
② 家庭で自分の意見が言いにくくなることも
専業主婦だと、「お金を稼いでいる夫に申し訳ない」と感じて、自分の意見を言いにくくなる人もいます。中には、夫に「俺が稼いでいるんだ」と言われ、悲しい思いをする人も。
お互いが気持ちよく暮らすためにも、家庭の外で少しでも働いている方が気持ち的に楽な場合があります。
③ 「自分らしさ」を見失ってしまうかも
専業主婦の毎日は、掃除や料理、子育てなど、同じことの繰り返しになりがちです。そのため、「私って何が好きだったかな?」と自分らしさを忘れてしまう人もいます。
特に、SNSなどで周りの楽しそうな投稿を見て、「私だけが置いていかれてる…」と気持ちが落ち込むことも。外で働いたり、趣味の仲間を作ったりすることは、自分らしさを保つのにとても役立ちますよ。
④ 夫が仕事を変えづらくなる
最近では、仕事のストレスから転職を考える人が増えています。でも、妻が専業主婦だと「もし失敗したら家族を養えないかも…」という不安から、自由に転職できないことも。
共働きなら、一時的に収入が減ってもなんとかなる可能性があります。お互いが安心して働くためにも、共働きでリスクを分散するといいですね。
⑤ 突然の失業で一気に家計がピンチになる
今の世の中では、大きな会社でも突然リストラや倒産が起きることがあります。もし夫が急に仕事を失ったら、専業主婦の家庭は収入がなくなってしまいます。
そうなると、貯金を取り崩したり、借金をしたりしなければいけません。いざというときに家族を守るためにも、夫婦で収入を分けておくことは大切ですよ。
今は共働きをしやすい社会になっている!
専業主婦にはこうしたリスクがありますが、実は今、女性が働きやすい環境がどんどん整ってきています。
例えば、税金の仕組みも少しずつ変わってきていて、主婦がパートなどで稼ぎやすくなっています。また、パートから正社員になるチャンスも増えています。
それに最近では、テレワーク(自宅勤務)を取り入れる会社も増え、子育てをしながら仕事を続けやすくなっています。夫が育児休暇を取りやすくなったのも、夫婦で仕事と家庭を両立しやすい理由です。
これからの時代、安心して暮らすためには?
物価が高くなったり、仕事が不安定になったりと、最近の世の中は予測が難しいですよね。そんな時代だからこそ、「夫だけの収入に頼る」という考え方はちょっと危ないかもしれません。
もし専業主婦を考えているなら、まずは少しだけでも働く機会を作っておくと、将来安心できますよ。自分のためにも、家族のためにも、これからの暮らし方をゆっくり考えてみてくださいね。