多くの人が間違えがちな『交通ルール』6選 普段から車を運転していてもわかりづらいパターンや注意すべき状況を解説

普段から車を運転している人の中には、交通ルールに関して「こうだったはず」という曖昧な知識で運転している人も少なくありません。交通ルールは正しく理解していなければ、減点対象になったり事故を引き起こしたりすることが懸念されます。本記事では、多くの人が間違えがちな交通ルールを改めておさらいしていきましょう。

普段から車を運転していてもわかりづらい交通ルールがある

日常的に車を運転していれば、基本的な交通ルールはすでに頭に刻み込まれているはずです。しかし、時には「あれ?これってこの解釈で合ってる?」「こんな時はどのように対処すればいいんだっけ……」と悩むことはありませんか。

普段から車を運転している人であっても、長らくその状況下に置かれていなかったり、似ている道路標識に困惑してしまうケースは珍しくありません。

しかし、曖昧な知識のまま運転し続けていると、いつか事故に繋がってしまったり、減点対象となってしまう恐れもあります。日常的に運転しているからこそ、定期的に交通ルールをおさらいする習慣をつけましょう。

多くの人が間違えがちな『交通ルール』6選

では、どのような交通ルールが間違われやすいのでしょうか。

1.横断歩道での一時停止に関するルール

横断歩道で歩行者が待っているときは、必ず車側が停車し、歩行者を優先的に横断させることが道路交通法で定められています。信号機のない横断歩道では、車がそのまま走り去りがちですが、これは交通ルール違反となりますし、事故を起こしかねないのでやめましょう。

また、横断歩道に歩行者がいない場合でも、一時停止の道路標識がある場合は、必ず停止線の手前で停止します。停止線がない場所では交差点の直前で停止してください。

2.チャイルドシートの着用義務に関するルール

チャイルドシートは法律上、6歳未満のお子様に必ず装着することが義務付けられています。ただし、成長などにより6歳未満でも140cmを超えていたり、体格的にチャイルドシートに乗ることができない場合は、特例としてシートベルトに切り替えることも可能です。

反対に、6歳を超えても140cmに満たない体格の小さいお子様は、シートベルトではなくチャイルドシートやジュニアシートの装着が推奨されています。

3.シートベルトの着用に関するルール

シートベルトの着用に関するルールは、意外と多くの人が間違えやすいポイントです。実は2008年よりシートベルトは全席で着用が義務付けられたことをご存知でしたか。これに伴い、高速道路はもちろん、一般道路でも全席シートベルトの着用が義務付けられています。

「一般道路であれば、運転手と助手席に座っている人だけがシートベルトを着用すればいい」と勘違いしている人が多いため、改めて確認してください。

4.追い越し車線を走り続ける行為はNG

高速道路などの追い越し車線を長距離走り続ける行為は、車両通行帯違反となります。

追越車線はあくまで前方の車を追い越すために設置されているため、「空いているから」と長い距離走り続けることは禁じられているのです。

追越車線を走り続けていると、前方から他の車が追い越そうと追い越し車線に現れた際、衝突などの事故を招く危険性があります。前方の車を追い越したら、速やかに元の走行車線に戻ってください。

5.クラクションを鳴らすタイミング

よく道路を譲ってもらった時や前の車が進んでくれない時などにクラクションを鳴らして挨拶・お知らせするという人がいます。一見すると問題ないように思えますが、実はこれも道路交通法違反となるので注意が必要です。

クラクションは危険を回避するために自分の車の存在を知らせる目的で使われます。それ以外の目的でクラクションを鳴らす行為は禁止されているので、前述したような状況でのクラクション使用はNGです。

反対に、クラクションを鳴らすように道路標識が設置されている場所では、必ずクラクションを鳴らしてください。

6.道路標識の混同

道路標識は全て覚えることが大変なほどたくさんの種類が存在します。中には似ている標識もあるので、意味を混同してしまいがちです。

例えば、「通行止め」と「車両通行止め」「車両侵入禁止」などの道路標識は、色合いもデザインも似ているので、一見すると意味を混同しがちです。

他にも「一方通行」「左折可」や「最高速度」「最低速度」など、似た標識は多数存在します。しかし、誤って覚えていると事故に繋がりかねないので、改めてそれぞれの正しい意味を理解しておきましょう。

あらためて曖昧な交通ルールを確認して正しい知識で運転を

いかがでしたか。自分は正確に交通ルールを理解していると思っていても、実は何気なくやっていた行為が交通ルール違反だったというケースは珍しくありません。今回ご紹介した間違えやすい交通ルールを参考に、改めて自分が曖昧に解釈している交通ルールを確認しておきましょう。

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