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2025年の夏は平年よりも気温が高くなり「猛暑」の見込み
昨年の夏は、近年稀に見る猛暑だったと記憶に新しい方も多いはず。今年も4月が終わろうとしているこの頃、少しずつ気温が高くなっているのを感じている方もいらっしゃるでしょう。
気温が高まるにつれて「今年の夏は昨年のように暑いのだろうか」と不安になる方もいると思います。日本気象協会によると、2025年の夏は引き続きラニーニャ現象の影響を受け、平年よりも気温が高くなる猛暑となる見込みです。
また、梅雨明けも早くなる見通しなので、本格的な暑さが早めにやってくる可能性があるという点も2025年の夏に見られる特徴だと指摘されています。
過去2年の猛暑には及ばないという見方も
2025年の夏も引き続き厳しい暑さとなる見込みですが、ラニーニャ現象の影響を受けて記録的な猛暑となった2023年、2024年の夏に比べると、少し暑さが和らぐのではないかとの見方も強まっています。
これは、地球の大気全体の気温上昇が過去2年と比べるとやや落ち着く傾向が見られているため、日本も同様に昨年、一昨年に比べると気温が下がるのではないかと考えられているのです。
とはいえ、それ以前の夏に比べると厳しい暑さが連日続く酷暑となることには変わりありません。過去2年に引き続き、徹底した熱中症対策や脱水症対策が必要不可欠です。
6月〜10月と暑い時期が長く続く見通し
先ほど梅雨明けが早くなるという話が出ました。こちらも気象庁によると、2025年はそもそも太平洋高気圧の北への張り出しが強いといい、その影響で梅雨前線の北上も早まると見られています。
それゆえ、梅雨入り・梅雨明け共に早くなる見通しのため、本格的な暑さが訪れる時期も早まると考えられています。
さらに、昨年同様、2025年も暑さが長引くと見られています。昨年は10月に入っても厳しい暑さが続き、11月に入り、突然気温が急降下しました。今年も10月までは暑さが続く見通しのため、6月〜10月にかけて、厳しい暑さが続くでしょう。
今年の『冷房を使い始める時期』はいつごろ?
平年に比べると昨年同様、厳しい暑さとなる見込みの2025年。では、エアコンの冷房を使い始める時期は、いつ頃が最適なのでしょうか。
気温が28℃を超えた時点で冷房の使用が推奨される
一般的に、冷房を使い始める目安として推奨されるタイミングは、気温が28℃を超えたときです。気温が28℃を超えてくると熱中症のリスクが懸念され始めるため、気温が28℃を超えた日にはエアコンの冷房使用を検討しましょう。
しかし、これはあくまで一般的な推奨目安です。人によっては気温が25〜27℃を超えた段階で暑いと感じる人も多いでしょう。
特に小さなお子様は活発に動き回りますし、新陳代謝も高いため、体内で熱を生み出し、溜め込みやすい傾向にあります。無理にエアコンの使用を我慢してしまうと熱中症になりやすいので気を付けてください。
冷房を使い始める時期は6月下旬ごろを推奨!ただし…
最新の情報によると、2025年の夏は早めに暑さが訪れると予測されています。そのため、冷房を使い始める時期は、梅雨が明けると見られる6月下旬ごろが目安となるでしょう。
ただし、4月下旬の現在で気温が25℃を超えています。すでに暑さを感じてエアコンの使用を迷っている方もいるかもしれません。
先ほどもお話しした通り、気温が28℃を超えた時点で、熱中症予防のためにもエアコンの冷房使用を検討すべきです。人によっては25℃を超えると暑さを感じる人もいるので、今年は5月ごろから冷房の使用を視野に入れておきましょう。
気温は高くないけれど蒸し暑い時期は「除湿」がおすすめ
気温はそこまで高くないけれど、なんだか蒸し暑い……そのように感じる時期もあるでしょう。特に5月〜6月ごろまでは、気温が25℃を超えていなくとも、湿度の高さで蒸し暑さを感じます。
このような時期は、冷房ではなく「除湿」機能をおすすめします。除湿は冷房とは異なり、部屋中の湿気を含んだ空気を取り込み、水分を取り除いた空気を部屋に戻す仕組みです。
そのため、室内の空気をカラッと乾燥させることができ、体感温度が一気に下がります。冷房をつけようか悩む時期は、部屋の湿度をチェックして除湿機能の活用も検討しましょう。
エアコンは5月中の「お手入れ」と「買い替え」がおすすめ
いかがでしたか。2025年も夏は厳しい暑さが長く続く見込みです。早めに梅雨入り・梅雨明けも早まり、暑さが例年よりも早く訪れる見通しなので、エアコンのお手入れや買い替えは早めに済ませておきましょう。