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冷蔵庫の野菜室…正しく使えている自信はありますか
近年発売されている冷蔵庫の多くは、野菜室が備わっています。野菜室とは、名前の通り野菜を保存するのに最適な温度を維持している収納スペースを指しますが、皆さんはこの野菜スペースを正しく活用できている自信はありますか。
「野菜室という名前なのだから、とりあえず買ってきた野菜をここに入れればいいんでしょう？」と考えている方は、大間違い！実は野菜室に適した野菜とそうではない野菜、さらに間違った保存方法で野菜を収納していると、かえって野菜の日持ちを短くしてしまう恐れがあります。
本記事では、実は間違っている野菜室の使い方や、野菜室を上手く活用する正しい使い方までを解説しているので、あらためて野菜室の使い方を確認してください。
実は間違っている『野菜室の使い方』5選
野菜室は「とりあえず野菜を保存しておけばOK」という収納スペースではありません。ここでは意外とやりがちな野菜室の間違った使い方をご紹介します。
1.野菜であれば全て野菜室に収納している
野菜ならば全て野菜室に入れておけばいい、と思っている方は大間違いです。野菜室は通常、3〜8℃に設定されていることが多く、冷蔵室よりもやや高めに設定されています。
そのため、寒い地域で育つ野菜などはかえって傷みやすくなり、逆効果となってしまうことも……。また、常温保存が適しているじゃがいもや玉ねぎなどの野菜も、一般的には野菜室に向いていません。
2.袋に入ったまま野菜室に入れる
野菜や果物を購入した際、袋やネットの中に入れられていることが多くあります。しかし、その袋に入れた状態のまま野菜室に入れてしまうと、袋の中で湿気が充満してしまい、傷みやすくなったりカビが生えやすくなったりするので要注意！
野菜ごとに適した保存方法（新聞紙やキッチンペーパーで巻いてから袋に入れるなど）で野菜室に保存しましょう。
3.大量の野菜を野菜室に詰め込む
野菜室に大量の野菜をぎゅうぎゅうに押し込むように詰め込んでしまうと、冷気が野菜全体に行き渡らなくなり、野菜によっては早く傷んでしまう恐れがあります。
さらに、野菜の入れ方によっては、ほかの野菜が下にある野菜を押し潰してしまったり、重量のある野菜によって横から押し潰されてしまったりすることで、早めに傷んでしまうこともあるでしょう。
4.野菜を間違った向きで収納する
野菜を保存する際は、必ず野菜が生えていた向きのまま保存するのがポイントです。本来、野菜が生えていた向きと逆向きに収納してしまうと、野菜に余計な負荷がかかってしまい、早めに劣化してしまいます。
例えば、大根やにんじんなどは寝かせて保存するのではなく、立てて保存するのが正解です。また、葉物野菜は根元を下にした状態で収納することで、長持ちしやすくなります。
5.野菜を剥き出しのまま野菜室に入れる
「野菜室には野菜しか入れていないのだから」と野菜を剥き出しのまま野菜室に入れていませんか。これでは野菜から漏れ出た水分や汚れが野菜室に落ちてしまい、他の野菜も不衛生になってしまいます。
野菜から漏れ出た液体や汚れをそのまま放置していると、野菜室内で細菌が繁殖するリスクも懸念されます。そのような環境に野菜を剥き出しのまま入れてしまうと、細菌や汚れが野菜に付着してしまうので、衛生的に避けるべきです。
野菜室を上手く活用する正しい使い方を紹介
野菜室は、買ってきた全ての野菜を「なんとなく」で収納すればいいというわけではありません。以下のポイントを参考に、野菜室の正しい使い方をおさらいしましょう。
- 野菜室の温度（3～8℃）に適した野菜を収納する
- 下段に葉物野菜を、上段に潰れやすい野菜や日持ちしにくい野菜を入れる
- 野菜ごとに適した保存方法で収納する（キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れる、本来生えていた向きを意識するなど）
- 野菜はぎゅうぎゅうに詰め込まず、余裕を持って収納する
- 野菜室は定期的に掃除して清潔な状態を保つ
特に野菜の入れ方やそれぞれの野菜に適した保存環境に注目することが重要です。野菜によって、適した保存温度が異なるので、よく使う野菜の適切な保存条件を調べてみましょう。
野菜室は正しく使って効果的に野菜を保存しよう
いかがでしたか。野菜室に野菜を入れて保存する際は、野菜室の温度や収納方法、保存方法などに気を付けて活用してください。正しく使うことで野菜をみずみずしく新鮮な状態で長持ちさせることができますよ！
