交通事故を起こした時に『絶対にやってはいけないこと』4選 あなたが取るべき正しい対処方法とは

車や自転車などの乗り物に乗っていると、交通事故を起こすリスクはゼロではありません。自分だけは大丈夫と思い込んでしまっていると、万が一事故を起こしてしまったときに適切な対処ができず、法律違反になる行動を取ってしまうかもしれません。被害者の人命にも関わる可能性があることなので、やってはいけないこととすべき対処をチェック!

自分だけはないとは言い切れない、交通事故

交通事故は、誰にどのタイミングで起きるかわかりません。もらい事故だけでなく、交通事故を起こしてしまう可能性もあります。車や自転車などの乗り物に乗っている以上、事故を起こす可能性があることを把握し、万が一自分が事故を起こしたときどのようなことをしなければならないのかを知っておくことが重要!

事故を起こしたときにやってはいけないことも把握し、適切に対処できるよう知識を身に着けておきましょう。

交通事故を起こした時に『絶対にやってはいけないこと』4選

事故を起こしたときに絶対にやってはいけないことは、以下のものがあります。

1.事故現場から立ち去る

事故を起こして気が動転し、被害者が目の前にいるにもかかわらず逃走する行為は絶対にNG!被害者がけがをしていても救護せずに立ち去った場合、救護義務違反になります。ひき逃げと同じ状態になるので、非常に重い罪が課せられるのでその場から立ち去る行為は絶対にすべきではありません。

救護義務違反をした場合、10年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金が科せられます。ひき逃げは道路交通法違反になるので、しっかりと知っておくべき項目です。

2.救急車や警察を呼ばない

被害者が一見けがをしていない状態だったとしても、むち打ちや打撲は後々わかってくるので、事故を起こした場合は救急車を呼ぶべきです。

また、刑罰を受けたくないため警察への通報を渋り、他人が警察に通報したり通報義務を怠ってしまうと、道路交通法違反になります。この場合3か月以下の懲役もしくは5万円以下の罰金となるので、事故を起こしたら当事者が警察に通報しましょう。

3.被害者に対し、不誠実な態度を取る

事故を起こした際、被害者に対して不誠実な態度を取るのはNG。

  • 「大したことないでしょ」など、被害者のけがを軽視するような発言
  • こちらも悪いが相手も悪いと、被害者に対して説教じみたことを言う
  • その場で被害者に示談を持ちかける

示談交渉は、当事者同士で行うものではありません。事故を無かったことにするためなどの理由ですぐさま示談を持ち掛けたくなる人もいるかもしれませんが、まずは被害者に対しての謝罪を行うことが最優先です。

4.内容がよくわからない書類にサインをする

被害者から念書などを書くよう求められた場合、内容がよくわからないものになっているのも関わらず、パニックを起こして内容が不明瞭なものにサインしてしまうのはNG。示談を行うときに不利な状況になり、多額の賠償金を請求されるなどの事態を招く恐れがあります。

交通事故を起こした時に取るべき正しい対処方法

交通事故 人身事故

交通事故を起こしたときにすべき対処方法は、以下のものがあります。

  • すぐに被害者に駆け寄り、警察に通報する
  • 必要に応じて救急車を呼び、指示に従うなどして応急処置を行う
  • 事故を起こし車を停めていることを知らせるため、発煙筒や停止表示器材などを使用して二次被害を防ぐ
  • 事故を起こしたときの状況を、スマホなどで撮影する
  • 被害者と連絡先を共有する

事故を起こした場合、道路交通法違反にならないためにも、警察への連絡や車を停車していることを周囲に知らせる行動など、いろいろなことを迅速に行わねばなりません。被害者の人命にも関わる事態を起こした場合は、救急車を手配し救命措置を行ってください。

まとめ

車や自転車などの乗り物に乗っている以上、事故は背中合わせという意識を持つことが重要です。自分だけは大丈夫と決め込まず、万が一の事態を起こしてしまったときになにをしなければならないかを知っておきましょう。

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