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危険な傘の持ち方をしていると起こり得るトラブルとは
雨の日はもちろん、最近では男女ともに日傘を持ち歩く人も増えています。その中で「傘を危ない持ち方している人を見かけた」「危うく怪我をしそうになった」という声も少なくありません。
危険な傘の持ち方をしていると、周囲に歩いている人にぶつかったり、傘についている水滴が周りの人にくっついたりします。
最悪の場合、混雑している場所では周囲にいた子どもの目や顔に刺さってしまったり、駅の階段などで後方を歩いている人の顔に先端が当たって怪我をさせてしまうといったトラブルも懸念されます。
絶対にやめて!超危険な『傘の持ち方』4選
では、どのような傘の持ち方は周囲の人に危険を及ぼす恐れがあるのでしょうか。以下の持ち方は非常に危険なので、心当たりのある方は正しい持ち方に改善しましょう。
1.傘を横向きにして骨組み部分を持つ
傘の骨組み部分を持ち、横向きにして持ち歩いている人を見かけます。特に男性に多く見られる印象ですが、これでは後方を歩いている人に先端が当たってしまい、大変危険です。
また、ビジネスバッグに傘を装着して持ち歩く人もいます。しかし、こちらも先端が周りの人にぶつかる危険性があり、場所や相手の身長によっては顔や目に刺さって怪我を負わせてしまうリスクもあるので絶対にやめましょう。
2.傘の柄の下の部分を掴んで斜めに持つ
傘の柄の下の部分を掴むように持ち、先端が斜め下へ向くような持ち方をする人もいますが、こちらも駅の階段などでは斜め下の後方を歩く人に危険を及ぼします。
斜め上から傘の先端が向かってきている状態なので、一歩間違えれば目に刺さって失明などの危険も懸念される状態です。横向きや斜め下に向けて傘を持つことは絶対にやめてください。
3.指や腕に引っ掛けてブラブラ動かす
指や腕に引っ掛けてブラブラと傘の先端が前後左右に動いてしまっている人を見かけることがあります。こちらも場所によっては後方の人に当たるほか、雨の日には傘についた水滴を周りに撒き散らす行為にも該当するので迷惑です。
4.傘の先端を上に向ける
傘を開くときなどに傘の先端を突然上に向ける行為は避けてください。周りに人がいる場合、先端が周囲の人に突き刺さってしまい、怪我を負わせたり対人トラブルに発展する恐れもあります。
傘の正しい開き方は後ほど詳しく紹介しますが、基本的に傘は人のいない方向に向かって、先端を斜め下に向けた状態で開いてから上へと向けるようにしましょう。
傘の正しい持ち方や開き方・閉じ方を解説
危険な傘の持ち方をしていると、周囲の人に迷惑をかけるどころか怪我を負わせてしまう恐れもあります。ここでは傘の正しい持ち方や開き方、閉じ方を確認しましょう。
傘の正しい持ち方
傘は持ち手の部分を持ち、先端が真下に向くように持つのが正解です。先端が真下に向いている状態で持ち歩けば、幅を取らずに周囲に迷惑をかけることもなく、怪我を負わせるリスクも最小限に抑えられます。
傘の正しい開き方・閉じ方
傘を開くときは、周囲の人がいないことを確認し、人がいない方向に向かって先端を斜め下に向けます。下に向けた状態でゆっくりと開いていき、半分ほど開いたら少しずつ上方と上げていきましょう。
突然バッと開いてしまうと、周囲の人に当たってしまう危険があるので、必ずゆっくり少しずつ開きながら周りに配慮して上げていきます。ボタンを押すと開くワンプッシュタイプの傘は、周囲に完全に人がいないことを確認してから開くと安全です。
また、傘を閉じるときは、上に向けた状態で少しだけ傘をすぼませて、半分ほど閉じたら周囲に当たらないよう配慮しつつ下へと向けていきます。先端を下に向けながら残りを閉じていきましょう。
傘は真下に向けて周囲に当たらないよう持つことを心がけて
いかがでしたか。傘は横や斜め後ろに先端を向けて持ち歩いてしまうと、周囲の人にぶつかってしまいます。周りの人々に迷惑をかけないためにも、傘は持ち手を持ち、真下に向けて持ち歩くようにしましょう。