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NEXCO中日本『システムの不具合は払わなくていいという規定にはなってない』ETC障害で大渋滞も料金請求 話題に
NEXCO中日本のETCシステムが約38時間にわたってダウンした問題で、同社が利用者に対して料金の支払いを求めていることが話題になっています。
ETCシステム障害は4月上旬に発生し、NEXCO中日本は混乱を避けるため料金所の開閉バーを開放しました。しかし同社は「これは無料開放ではない」と説明し、利用者に後日の支払いを要請しています。
NEXCO中日本の縄田正社長は4月9日の会見で「供用約款の中には、払わなくていい場合が列挙されていますが、今回のようないわゆるシステムの不具合による時に払わなくていい、という規定にはなっていません」と説明しました。
障害期間中の利用台数は約92万台と推計される一方、届出を行ったのは約2万4000台(4月8日22時時点)にとどまっています。
NEXCO中日本は「弊社の不具合で後日課金をお願いしていることは、申し訳なく思っています。引き続きお申し出、お支払いをお願いしています」と述べ、届出期限を設けず、銀行振込手数料も会社側が負担することを明らかにしました。
注意すべきは、届出をせずに放置した場合、「不正通行」とみなされる可能性があることです。道路整備特別措置法によると、不正通行の場合、通常の3倍の料金徴収に加え、30万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
また、この支払い義務は運転者だけでなく車両の所有者にも及ぶことが法律で明確化されています。
NEXCO中日本によると、システム障害の影響で発生した渋滞に関連して9件の交通事故が発生したとのことです。
縄田社長は今回の対応について「お客様に情報不足のまま大きな渋滞を引き起こしてしまった」と反省し、「広域的なシステム障害のマニュアルができてなかったことは大きな反省点。その構築が責任の取り方だと思う」と述べています。
この話題に寄せられたネットの声
「単に、システム障害を想定していなかっただけだろ」
「なんですかね この誠意の欠片もない対応は」
「どうしても今回の措置に納得できない」
「利用者の時間を大幅に狂わせスケジュール変更を余儀なくさせた事例として非常に重く受け止めるべきで」
「あまりにも横暴な言い分じゃない?混乱を招いたのはそっちのせいなのに」
「利用料を支払う必要はないと思う。むしろ損害を賠償すべきだろ」
この話題には数多くの批判的なコメントが寄せられていました。