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大葉は洗ったほうがいい理由
大葉を洗ったほうが良いのか、洗わないほうが良いのか迷う方は多いともいます。実際スーパーで買った大葉は、虫がついていなくてとてもキレイです。しかし、大葉は虫が大好きな植物です。無農薬で育てていると1晩で葉がなくなってしまうと言われています。スーパーで売られている大葉は虫の被害を抑えてキレイなものを売るため、農薬を使っています。人体に影響を与えるほどの量ではないですが、キレイと言うわけではないのできちんと洗うことをおすすめします。
また、農薬以外にも土汚れの心配もあります。誰が触ったかわからないものも多いのでキチンと洗って、安全に料理に使うようにしましょう。
大葉の正しい洗い方
ここからは、大葉の正しい洗い方をご紹介します。
- 流水で洗う
- 拭く
この2ステップのみです。簡単ですね。
流水で洗う場合は、水で大葉を洗い流すだけでなく手で軽く表面を洗い流してあげましょう。流水だけだと流しきれない農薬や土が残ってしまいます。できるだけ落としたほうが良いので手で軽く洗うようにしましょう。
次に拭きます。拭く時はキッチンペーパーの上に乗せてその上からまたキッチンペーパーをかぶせて軽く押さえます。この時は、軽くトントンと押すくらいで大丈夫です。強く押してしまうとせっかくの大葉の風味が台無しになってしまいます。また、繊維も破壊されて食感も悪くなってしまいます。美味しい大葉を食べるためにも軽く押さえることを心がけるようにしてください。
大葉を洗う時の注意点
ここからは大葉を洗う時の注意点をご紹介していきます。
- 大葉が多い場合はボウルを使う
- 手で洗う時は強くこすらない
- 流水だけで不安な方は酢水を使って洗う
大葉を1〜3枚程度使うなら手で洗っても問題ないと思いますが、料理によってはもっと使用する枚数が多い場合もあります。1枚1枚洗うのはとても面倒ですよね。そんな時はボウルを使って洗うようにしましょう。洗い方は至って簡単です。
- ボウルに水を張る
- 水で流しながら大葉を一枚ずつ軽くこすりながら洗う
- キッチンペーパーで水分を拭き取る
水を張って洗うとボウルの中に入っている間にも多少農薬を流すことができます。自分たちが口にするものはできるだけ農薬が入っていないものが良いですよね。農薬や土が口に入る確率を下げるためにもボウルに水を張って流水で洗うことをおすすめします。
また、1枚ずつ取って洗う時は上記の大葉の正しい洗い方と一緒です。丁寧に優しく洗うようにしてください。
最後にキッチンペーパーで軽く拭き取って完成です。
注意点の2つ目として、手で洗う時は優しく洗うことを心がけてください。大葉は傷つきやすいデリケートな野菜です。こすりすぎてしまうと風味が飛んでしまい、葉っぱ自体も破けてしまいます。大葉は生で使ったり、葉っぱのまま使うことが多い食材です。見た目や風味が大切になってきます。料理にきちんと活かせるように優しく洗うようにしてください。では、軽くこするというのは具体的にどのようなことを言うのかというと、葉っぱを2〜3回撫でる程度で十分です。その程度で汚れは落ちてくれます。大葉を洗う時は気をつけるようにしましょう。
農薬と聞いて「流水だけでは心配だな…」と思う方もいると思います。そんな方は酢水を使って洗ってみてください。酢水の作り方は、酢1に対して水を2の割合で混ぜるだけです。量は大葉の枚数によって違うので、自分でうまく調整するようにしましょう。後は、作った酢水に大葉を浸すだけです。30秒〜1分程度浸せば大葉の中の水分と一緒に農薬も出ていきます。浸した後の大葉はそのまま料理に使わずにきちんと流水で流してから使うようにしましょう。そのまま使うと食べた時に酢の味がしてしまうのできちんと洗うことをおすすめします。
大葉の切り方や保存方法
ここからは大葉の切り方と保存方法をご紹介します。知っている方もいるとは思いますが、知らない方はここできちんと覚えましょう。知っている方はおさらい程度に読んでください。
大葉の切り方
大葉を細くキレイに切るやり方をご紹介します。
- 茎を切り落とす
- 大葉を重ねる
- 茎を切り落とした方から丸めていく
- 切っていく
茎を切る時は、包丁を横に入れると廃棄率が高くなってしまうのでVの字を逆にした形に切るようにしましょう。そうすれば無駄なくキレイに切ることができます。
大葉は1枚ずつ切ってるととても時間がかかってしまいますよね。そんな時は重ねて切ると時短にもなるので大変便利です。また、1枚で切ると安定していないので切りにくいですが、数枚重ねると安定して切れます。1枚ずつ切っていたという方はぜひ数枚重ねて切ってみてください。
次に丸めていきます。平たいままだと面積が広くなってしまい、その分包丁を動かさなければなりません。丸めると面積が小さくなるので、少し包丁を動かせば切れるようになります。少しの労力で済むのでぜひこの方法で切ってみてください。
後は切っていくだけです。この時に早く切ろうとして誤って手を切ってしまうようなことが無いように注意しましょう。手を切らないように丁寧に切っていくのがポイントです。
大葉の保存方法
大葉の保存方法は冷蔵保存と冷凍保存この2種類あります。自分が使いやすい方を選んで試してみてください。
大葉を冷蔵保存する方法
- キッチンペーパーを濡らす
- 1のキッチンペーパーと大葉を交互に挟む
- キッチンペーパーで2を包んでポリ袋に入れる
- 冷蔵庫に入れて保存する
キッチンペーパーを濡らすのは大葉が乾燥してしまわないようにするためです。乾燥すると、味や色味が変わってしまいます。濡らして交互に挟むことで乾燥による劣化を防ぐことができます。
後はポリ袋に入れて保存しましょう。この時口は軽く結ぶ程度で大丈夫です。そして袋には保存日を書いておくようにしましょう。
ちなみに、冷蔵の場合は1〜2週間程度日持ちします。
大葉を冷凍保存する方法
- タッパーを準備する
- タッパーに大葉同士がくっつかないように並べる
- 冷凍庫に入れる
タッパーに大葉を並べる時は、できるだけ重ならないように並べてください。くっついてしまうと1枚ずつ剥がすことは難しくなります。細かくなってもいいから1枚ずつにしたいという場合は、ハサミを使って切るようにしてください。
冷凍庫に保存するときも必ず保存した日にちは記載しておくようにしましょう。
ちなみに、冷凍の場合も1〜2週間程度日持ちします。
まとめ
今回は、大葉を洗ったほうがいい理由や注意点についてお伝えしました。
大葉は見た目はきれいに見えますが、実は目に見えない農薬や土などが付着しています。人体に影響を及ぼすほどの薬品は入ってませんが、なるべく口に入れたくないですよね。なのできちんと洗うようにしましょう。大葉を洗う時は1枚ずつ丁寧に手で優しく洗ってあげるようにしましょう。切る時は重ねて丸めて切るのがポイントです。大葉は、冷蔵保存も冷凍保存もできるので余ってしまったときなどに試してみてください。
この記事を参考にして、美味しく大葉を楽しみましょう!