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政府 備蓄米放出の甲斐もなくコメの価格13週連続値上がり 卸業者もまだ続くと話題に
備蓄米放出が開始し、スーパーに流通し始めたことによって、コメの販売価格が下がるのではないかと期待されていました。しかし、備蓄米放出の甲斐なくコメの価格が13週連続で値上がりしている状態です。
コメの値上げは全国的に見られ、全国を対象としたスーパーのコメ5kg当たりの販売平均価格は、先月30日までに1週間で4206円で13週連続高値となりました。これは史上最高値更新価格となり、昨年の同時期と比較すると2倍以上の価格です。
コメの卸売業者も、値下げの実感は持っていなといいます。備蓄米を持っている業者は備蓄米を混在させつつ値段を据え置きまたは下げることができるものの、備蓄米を持っていない場合は値上げの波に飲まれてしまい値を上げざるを得ない状況です。
先の見えないコメ価格上昇について、専門家は備蓄米放出直後では価格への効果が低い点を挙げました。ゴールデンウイーク明けから4000円のものが3850円ほどになるという試算を出していますが、品薄感が高まるので高止まりが継続する可能性を指摘。
秋の新米が販売され始めれば値下げは間違いないとしていますが、以前のような5kgあたり2000円ほどの価格帯には戻りづらいとしています。コメの価格高騰が継続している状況に、ネットでは以下のような声が上がっています。
このニュースに寄せられたネットの声
- 「政府には安易に補助金を配るよりも、こういう生活に直結する物価安定策の対応をして欲しい」
- 「秋の新米の時期からどんどん遠ざかっているのに安くなる訳がないよね」
- 「備蓄米を流通させたから米の価格が下がると安易に思う政治家って本当に一から流通を勉強した方がいいと思う」
- 「備蓄米がどうのより、本気で米の販売業者(卸、小売ともに)を規制することを考えなければいけないかもしれない」
- 「かつてのように価格を無理に操作するのではなく、もっと見えやすくて納得できる仕組みにしていくことが大事だと思います」
コメは生活に直結しているものなだけに、値下げを期待していた人は多くいます。そのため、高値継続は非常に厳しい現実であるといわざるを得ません。