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韓国・憲法裁判所、尹大統領の『罷免』を決定、日本でも波紋
4日午前、韓国の憲法裁判所は尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の”罷免”を決定することを言い渡しました。
憲法裁判所では「尹大統領が宣言を行った非常厳戒は、法的な要件を満たしていない」「当時の国会は危機的状況とは言えない」「尹大統領の厳戒宣言は、国民の基本的権利を侵害した」などと判断し、8名全員の一致で弾劾が妥当であるとの意見を示しました。
この決定は、2017年に罷免された朴槿恵(パク・クネ)元大統領以来、2人目となります。
「非常戒厳」をおこなった尹錫悦大統領にたいして、2024年12月に国会で弾劾訴追案が可決。その後、憲法裁判所では弾劾の妥当性を判断すべく弾劾審判が行われました。
弾劾審判では「大統領が国会や中央選挙管理員会に韓国軍や警察を投入し、議員たちを拘束するよう指示を出したか?」などが論点として取り上げられ、主な争点となっていました。
今回の決定により、尹大統領は失職。今後60日以内に韓国国内で大統領選挙が行われる見通しです。
尹錫悦の罷免について、ネットでは様々な声が上がっています。
このニュースに寄せられたネットの声
- 「あーあ親日大統領が…」
- 「日韓関係また悪化するな」
- 「日本も他人事じゃないよ、これ。」
- 「ある程度予想出来た結論だが、全員一致になるとは思わなかった」
- 「韓国国民は本当にこれでいいの?」
韓国では2人目となる大統領の罷免。次期大統領のことも含め、隣国として冷静に見守る必要があるといえます。