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なぜか話が噛み合わない…そのストレスの正体とは?
職場での休憩時間、同僚と雑談していると、話題があちこちに飛び、結局何を話していたのかわからなくなった経験はありませんか?
あるいは、自分が大切な質問をしているのに、相手が全然違うことを話し始めて、いつの間にか会話がどこかに流れてしまった…そんなモヤモヤした気持ちを抱えた人は多いはずです。
こうした会話のズレが積み重なると、気づかないうちにストレスや疲れが蓄積してしまいます。
話が噛み合わない人によく見られる7つの特徴
話が噛み合わない原因には、本人の性格や考え方、話し方の癖など、さまざまな理由があります。ここでは特に代表的な特徴を7つ紹介します。
1. 話の途中で違う話題に変わる
職場の会議中、ある課題について真剣に議論をしていたのに、突然ある同僚が「そういえば先週の飲み会、楽しかったよね」と全く関係ない話を持ち出し、会話が逸れてしまうことがあります。
このように急に話題が変わってしまうのは、その人自身が会議やテーマに集中していない、あるいはそもそも話題に関心が薄いことが原因です。
2. 質問への返答がズレている
仕事で「明日の納期に間に合いますか?」と質問したのに、「昨日は残業で疲れましたよね」と返されて困惑した経験はないでしょうか。
質問の意図を正確に理解できていないか、相手の話を聞き逃してしまっている場合に、こうしたズレた返答が起こります。話題が脱線するのではなく、質問に対してピント外れの答えを返している点が特徴です。
3. 自分の話ばかりで相手の話を聞かない
友人とのカフェでの会話中、自分の悩みを相談しようとしたら、相手が「そういえば私もね」と、自分の話を延々と始めてしまったことはありませんか?
こうしたタイプは、相手が話している途中でも平気で割り込み、自分の体験談や自慢話を続けます。本人は悪気がないことが多く、自分を認めてもらいたい承認欲求や自己アピールが強いことが原因として考えられます。
4. 話が曖昧で具体的でない
職場で上司から指示を受けたものの、「あれをこうして」「適当にまとめておいて」など曖昧な表現ばかりで、結局何をすればよいのか理解できず困った経験は誰にでもあるでしょう。
これは、話す側の思考が整理されておらず、また相手の立場に立って伝える意識が不足しているために起こります。
話題を変えてしまう脱線とは異なり、本人に明確な意図がないまま話しているため、聞き手を混乱させるのです。
5. 同じ話を何度も繰り返す
家族や職場の上司が、以前に話したのと同じ内容を何度も繰り返し、聞いている方が辟易してしまうこともあります。
例えば、上司が同じ自慢話を繰り返す、親戚が昔のエピソードを何度も語るなどの場面です。これは単に記憶力が低下している場合もありますが、それ以上に本人が特定の話題に強いこだわりや執着を持っていることが原因です。
6. 会話のテンポが合わない
電話で接客をしているとき、相手が早口すぎて理解が追いつかず焦ったり、逆にゆっくり話す人に対して、待ちきれないほどイライラした経験を持つ人も少なくありません。
会話のリズムやテンポが合わないと、内容自体は正しくても意思疎通が難しくなります。これは単なるコミュニケーションスタイルの違いや、性格の差によるものが多く、意識的に相手に合わせようとしていないことが背景にあります。
7. 感情的で冷静に話せない
職場で些細なミスを指摘した途端、相手が激昂し、建設的な話し合いができなくなる場面に遭遇した人もいるでしょう。
こういうタイプは自分自身の感情をうまくコントロールできず、否定的な意見や批判に過敏に反応してしまいます。冷静に議論することが難しくなるため、話が噛み合わないだけでなく、人間関係の悪化にもつながってしまうのです。
あなた自身も話が噛み合わない人?簡単自己チェック
話が噛み合わない人に困っているつもりでも、実は自分がそうなっている可能性もあります。
次のチェックリストに一つでも当てはまるなら、自分の話し方を見直す必要があるかもしれません。
- □ 相手の話を途中で遮る
- □ いつも話が長くなりがち
- □ 質問に対しズレた答えをする
- □ 話題がコロコロ変わりやすい
- □ 同じ話を何度も繰り返す癖がある
チェックがついた場合は、自分の会話のクセを少し意識して直してみるだけで、相手との会話がスムーズになるでしょう。
話が噛み合わない人への対処法をタイプ別に解説
話が噛み合わない人とうまく付き合うためには、タイプごとに対処法を変える必要があります。
ここでは、先ほど挙げた7つのタイプに対して、すぐに使える簡単なフレーズを紹介します。
ぜひ試してみてください。
▶話が脱線する人への接し方
「その話も面白いですね。でも、先ほどの件をもう少し教えてもらえますか?」と、やわらかく元の話題に戻してみましょう。
▶質問の答えが噛み合わない人への接し方
質問と違う答えが返ってきたら、「私の聞き方が悪かったかもしれません。〇〇について、もう一度教えていただけますか?」と、丁寧に再確認しましょう。
▶自分の話ばかりする人への接し方
相手が一方的に話をしている場合には、「なるほど、そうなんですね。ところで、先ほど私がお話しした〇〇についてはどう思いますか?」と、やさしく話を戻すと効果的です。
▶曖昧で伝わりにくい人への接し方
「あれ」や「それ」といった曖昧な表現が多いときは、「具体的にはどういうことでしょうか?」と丁寧に質問を重ねることで、相手の話を明確に引き出しましょう。
▶同じ話を繰り返す人への接し方
同じ話を繰り返す人には、「前にも伺いましたが、その件については別の視点や新しい情報はありますか?」と尋ねることで、話題を新しい方向へ促すことができます。
▶会話のテンポが合わない人への接し方
相手のテンポが早すぎたり遅すぎたりしても、無理に合わせようとせず、自分が少しテンポを調整してみましょう。例えば、相手が早口すぎるなら意識してゆっくり話すことで、お互いにちょうどいい速度に落ち着きます。
▶感情的になる人への接し方
相手が感情的になった場合は、「少し落ち着いてから改めてお話ししましょう」と一旦会話を止め、冷静になる時間を与えることで、再開後のコミュニケーションがスムーズになります。
ストレスなく付き合うために知っておきたいこと
話が噛み合わない人とも、適度な距離感を保つことが大切です。
すべての人と完全に理解し合う必要はありませんし、そもそも完璧に分かり合うのは難しいことです。特に職場など毎日顔を合わせる環境では、「わかってもらわなければ」と無理をすると、自分自身が疲れてしまいます。
また、相手の話し方を無理に変えようとしても、余計にストレスが溜まってしまうものです。大切なのは相手をコントロールすることではなく、「相手との会話で自分が疲れない方法」を知ることです。
心理学の専門家も、「自分がストレスを感じないためには、相手を変えるのではなく、自分が取る態度や距離感を意識的に調整することが重要」と指摘しています。
相手に深く入り込みすぎず、「こういう人なんだ」と適度に割り切ることで、気持ちが軽くなります。ぜひ、自分が心地よくいられる距離感を探ってみてください。