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駐車禁止除外指定車標章を偽装し複数回にわたり悪用した疑いで元・時津風親方が逮捕 悪質な行為に非難殺到
警視庁は2月26日、大相撲の元・時津風親方の坂本正博容疑者(51)を偽造有印公文書行使の疑いで逮捕しました。坂本容疑者は歩行困難な障害者が交付される「駐車禁止除外指定車標章」を偽装し、悪用した罪に問われているとのことです。
操作関係者によると、同月5日午前9時45分ごろ、坂本容疑者は東京都墨田区両国4丁目の路上で自分の車を駐車させようと、偽の標章を車外で見えるように掲げた疑いが持たれています。当時使われていた標章は都内の別の男性名義のものでカラーコピーされていたとみられているそうです。
逮捕後、坂本容疑者は取り調べに対して「駐車違反の取り締まりを免れるためだった」と容疑を認めており、警察庁は容疑者が遅くとも昨年7月以降に偽造された標章を複数回悪用し、違法な路上駐車を繰り返していたとみて操作を続けています。
坂本容疑者は2007年に現役を引退して時津風親方の名跡を継承しましたが、その後、2010年に野球賭博事件に関わったとして降格処分を受けています。さらに2021年にはコロナ禍にもかかわらず場所中に風俗店やマージャン店へ出入りしていたことが発覚し、協会理事会によって退職勧告処分を出され、退職届を提出し受理されました。
過去の経緯も踏まえて、大相撲ファンからは「業界に迷惑をかけないでほしい」などの非難が殺到し、ネット上でも悪質な違法行為に批判の声が上がっています。
このニュースに寄せられたネットの声
「本人にしてみれば法をかいくぐった自分は賢いつもりだったのでしょうね」
「もう退職しているとの事なので、関係無いと言えば関係無いんでしょうけど、また相撲界か・・・と言う印象ですね。どうにかならないのでしょうかね」
「キチンと社会のルールを教えられて立派な力士になっている方々に恥じるような行動は慎むべきですね」
「過去にも不祥事を重ね、日本相撲協会を退職するに至った経緯を考えると、こうした行動に至るまでに自身を省みる機会はなかったのでしょうか」
「50歳にもなって自分さえよければよいという姿勢には怒りというより悲しみや哀れみを感じる」
過去にも賭博事件に関わっているなど素行の悪さが懸念されていた坂本容疑者。今回の逮捕を受けて、相撲ファンのみならず、ネット上で多くの人から批判の声が上がっています。
しかし、坂本容疑者だけでなく、全国各地で同様の事例が見受けられるといった厳しい声も上がっており、今後、今回のような悪質な違法行為の取り締まり強化が望まれます。