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スーパーで野菜を買うときは新鮮なものを見極めて
最近は毎年異常気象に見舞われている影響もあり、生長が芳しくない野菜も多く見られます。少し傷みのある野菜が安く販売されることもあり、物価が高騰している中では安価な野菜をあえて選ぶ人も多いでしょう。
しかし、時には傷み始めている野菜が新鮮で傷みのない野菜と一緒に並べられていることもあり、その場合は値段が同額なので損をした気分になることも……。
スーパーに並べられている野菜は安全に調理できるものばかりですが、その中でも特に傷みのない新鮮な野菜を選べるように見極めのコツを把握しておきましょう。
スーパーで選ぶべきではない『野菜』の特徴5選
では、どのような特徴を持つ野菜は傷み始めているのでしょうか。下記で紹介する特徴を持つ野菜は、傷みが早い傾向にあるのでなるべく避けて選びましょう。
1.色がくすんでいたり変色が始まっているもの
同じ他の野菜と比べて暗くくすんでいるような色をしていたり、すでに黒や茶色へと変色が始まっているものは、傷み始めているサインです。
その状態で食べられないわけではありませんが、新鮮な野菜に比べると傷みも早いので、家で日持ちしにくいというデメリットがあります。新鮮な野菜にある歯ごたえやみずみずしさも失われているので、安く販売されていないのであれば、なるべく避けるべきでしょう。
2.全体的にへたっていてツヤがない
全体的にへたっている印象を受ける野菜は、すでに収穫から時間が経っていたり、運搬中にダメージを負って劣化が早まっている可能性が高いです。
このような野菜は、他の野菜に比べてみずみずしさが見られず、それぞれの野菜に見られるツヤもなくなっているため、手にとって比べながら見極めましょう。
3.表面に傷や割れ目があるもの
表面に傷や割れ目があるからといって、食べられないわけではありません。しかし、表面に傷や割れ目がある野菜は、運搬中に衝撃を受けて劣化が早まっている可能性があります。
家に持ち帰った後、他のものに比べて日持ちせずに腐ってしまったり、新鮮な野菜とは程遠い食感だったりと残念な気持ちになってしまうかもしれません。
4.他の野菜に比べて重みがない
同じ野菜を両手に持ったとき「大きさは同じなのに、なぜかこっちの方が軽い」と感じることはありませんか。これは、その野菜がもう片方のものよりも密度が低いことを意味しています。
ぎゅっと中身が詰まっている野菜は、その分、体積が多いのでずっしりと重みを感じやすい傾向にあります。しかし、生長不良などで中身が少ない野菜は、手に持っても他のものより軽く感じてしまうのです。
5.ヘタやトゲが萎れている
野菜の鮮度を見極めるときは、実だけでなくヘタやトゲの状態も確認してください。ヘタやトゲが萎れていたり変色していたりする場合は、そこから少しずつ水分が失われている証拠です。つまり、劣化が始まっています。
例えば、トマトのヘタであれば、鮮やかな緑色をしていてハリのある状態が新鮮です。また、きゅうりの表面にある小さなトゲも、触ると痛みを感じるほどハリがあると鮮度が良いとされています。
家に持ち帰ってから傷んでいる野菜に気づいたときは?
もしも野菜を家に買って帰った後で「あれ?この野菜、傷んでる」と気づいた場合、そのまま諦めるしかないのでしょうか。
レシートがあるならば、買ったスーパーへと野菜を持っていき、レシートと野菜の状態を確認してもらうことで交換してもらえるケースも多くあります。ただし、これはスーパーによって対応が異なるため、店舗によっては生鮮食品を買った後は交換不可能なところもあるでしょう。
気になるようであれば、一度、店舗にレシートと野菜を持っていき、店員さんに交換してもらえるかどうか尋ねてみてください。
スーパーで野菜を選ぶときは1つ1つの状態を要チェック
スーパーで野菜を選ぶときは、1つ1つの状態を手に持って確認することで、より鮮度を見極めやすくなります。今回紹介した傷んでいる野菜の特徴を参考に、すでに劣化し始めている野菜を避けて厳選しましょう。