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シンプルで素材の旨味を感じられる『野菜スープ』
スープにはいろいろなものがありますが、どんな食事とも相性が良い野菜のスープを知っておくと非常に重宝します。たくさん作って、朝温めて飲むと栄養価も抜群!伝説の家政婦・タサン志麻さんが自身のYouTubeチャンネルで発信している『野菜のスープ』を、ぜひチェックしましょう。
『野菜のスープ』の材料は、玉ねぎ1個、にんじん1本、セロリ1本、大根1/4本、キャベツ1/4個、じゃがいも2個、ベーコン50g、コンソメ2〜3個、塩適量、油(サラダ油、オリーブ油、バターなど)大さじ1強です。好きな野菜を、自分や家族が食べやすい量入れてください。
野菜を切る前に、鍋に油を引きます。志麻さんは、オリーブオイルを使用しました。最初に玉ねぎを切って炒め始めることで、玉ねぎ独特の甘みを引き出せます。玉ねぎは、1~1.5cmくらいの角切りにしましょう。
角切りにした玉ねぎを鍋に入れて一つまみ塩を振り、玉ねぎの水分を出しつつ旨味を凝縮させます。ジューっという音がするまでは強火でもOK!音がしたら火を弱めて、かき混ぜましょう。火加減は、炒めているジューっという音が鳴っているくらいの弱火です。
玉ねぎを加熱している間に、にんじんの皮をむいて玉ねぎと同じくらいの角切りにして鍋に入れます。小さく切った方が炒めやすく、甘みを引き出しやすくなるので、小さめの角切りにするのが志麻さん流です。
セロリは、葉っぱをちぎって水洗いしましょう。葉っぱは煮込み料理の香味野菜として使用したり、鮮度が高い場合はサラダに混ぜる方法もあります。茎の筋は、気になる人は取り除きましょう。セロリも同じくらいの大きさの角切りにして、鍋に入れて混ぜ合わせてください。
炒めるときは、香味野菜から炒めます。じっくり炒めることで、くせが抜けて甘みや旨味を凝縮させることが可能です。香味野菜をいためた後で火が通りにくい食材を順に入れていき、煮崩れる食材は最後に時間差で入れて仕上げます。そのため、今回はじゃがいもを最後に入れます。
大根の皮をむいて角切りにして鍋に投入し、キャベツを洗います。キャベツは葉物野菜なので、火が入ると縮みやすいです。そのため、ほかの野菜よりも少し大きめにカットしてOK。ザクザク切り、大きめの角切りにして鍋に入れましょう。
野菜を炒める目安は、野菜から水分が出て野菜が汗ばんでいる状態になるまでです。少し時間はかかりますが、時間をかけて炒めることで野菜の甘みを引き出したスープに仕上がりますよ。
野菜全体がしんなりしたら、野菜がしっかり被るくらいの量の水を加えましょう。水を入れたら強火にして沸騰寸前まで温め、あくを取ります。あくを取ったあとにコンソメを加え、味付けをしましょう。使用しているコンソメによって塩分が異なるので、各家庭で使っているコンソメで味を調整してください。
先ほど取ったセロリの葉っぱをタコ糸で縛って鍋に入れ、にんじんやキャベツの芯といった固い野菜が柔らかくなるまで煮込みます。鍋の火加減は、水分がポコポコ沸騰している状態です。このまま10~15分煮込みましょう。
煮込み後固い野菜を実際に食べてみて、柔らかくなっていたらじゃがいもなどの煮崩れる野菜を入れます。各野菜と同じくらいの大きさの角切りにして、鍋に入れましょう。じゃがいものでんぷん質が気になる人は、切った後にサッと洗って鍋に入れてください。じゃがいもが沈むようにかき混ぜ、5分ほど煮込みます。
ベーコンやソーセージ類を入れるときは、煮込み時間残り5分くらいで入れましょう。長く煮込むとベーコン類から味が抜けてしまい、食べたときに味気ない食感になります。ベーコンは小さめの角切りにして鍋に入れ、かき混ぜて底の方に沈めましょう。
セロリの葉っぱは、ベーコンを入れたときに取り除きます。煮込みが終わって味を見て、甘みとコクを足したいときはコンソメ、塩分だけを加えたい場合は塩を足しましょう。味が整ったら、お皿に盛り付けて完成です。
美味しく作るためのコツ満載!視聴者の声
今回の野菜のスープの作り方に、視聴者から以下のような声が寄せられました。
- 「じっくり炒めること、炒める順番、煮る順番など考えて作ると、ぐっと旨味が引き出されてとってもおいしかったです」
- 「野菜の炒めるタイミング、ベーコンを入れるタイミング とても勉強になりました」
- 「定年前のおっさんでも作れました。家族も喜んでいます。 このスープは簡単でサイコーです」
- 「ベーコンは最後に入れるの目から鱗でした。いつも最初に炒めてました!」
- 「普段玉ねぎを軽く炒める程度で作っていましたが、こんなに違うの!と思うほど美味しいスープになりました。」
美味しく作るコツ満載のスープ!野菜の旨味や甘さを引き出して、ワンランク上のものを作りましょう。