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『空気清浄機』で空気中の異物を除去してクリーンな状態に
空気清浄機は、室内の空気を取り込むことで、空気中に含まれている微粒な埃や花粉、ハウスダスト、ウイルス、さらには室内にこもりがちなニオイを除去できる家電です。
特に小さなお子様がいるご家庭やペットを飼っているご家庭、喫煙者がいるご家庭などを中心に人気が高く、過ごす時間の長い家の中を空気から清潔にしたいという思いに応えてくれます。
しかし、空気清浄機は置く場所を間違えると本来の効果を十分に発揮できなかったり、壊れやすくなったりと支障をきたす恐れがあります。空気清浄機を日常的に使っているご家庭では、空気清浄機の置き場所のポイントを押さえておきましょう。
空気清浄機を置いてはいけない『NGな場所5選』
どのような場所に空気清浄機を置いてしまうと、効果が発揮されなかったり故障につながりやすくなったりするのでしょうか。
1.湿度の高い場所
水回りに近い場所や加湿器の近くなどの湿度の高い場所は、空気清浄機には不適切です。空気を吸い込む特性上、湿度の高い場所に置いてしまうと水分を多く含んだ空気を取り込んでしまい、内部を劣化させる恐れがあります。
空気清浄機は家電製品なので、水には弱いです。水分を多く吸い込んでしまうことで内部が劣化し、最悪の場合、故障につながることもあるので注意しましょう。
2.直射日光の当たる場所
直射日光のあたりやすい窓辺などに置いてしまうと、空気清浄機本体の変質や変色につながる恐れがあります。
また、直射日光の熱を受け続けることで誤作動を起こすようになったり、最悪の場合、熱がこもりすぎて故障につながる原因になることもあるでしょう。直射日光の当たる場所だけでなく、暖房機器を使う季節は暖房の風が直接当たる場所も避けてください。
3.ドアや壁のすぐ近い場所
ドアや壁に密着させるように空気清浄機を置いているご家庭は少なくありません。なるべく室内を広く使えるようにという配慮だと思いますが、壁やドアに近い場所に置いてしまうと、吸込口と吹出口を塞ぎがちになります。
すると、上手く空気の出し入れができなくなり、稼働効率が落ちてしまったり、空気清浄機が集めた空気中に含まれるハウスダストなどで壁やドアが汚れてしまう可能性もあります。
4.加湿器から近い場所
冬場は加湿器を併用しているご家庭も多いと思いますが、近い場所に置くことも避けましょう。理由は先ほど少し触れたように、加湿器から噴出される水蒸気を空気清浄機が吸い込んでしまい、内部にダメージを与えてしまうからです。
また、加湿器から噴出されている水蒸気を空気清浄機が吸い込んでしまえば、せっかく加湿しているのに意味を成しません。お互いに相性の悪い家電なので、なるべく離して設置しましょう。
5.エアコンの風とぶつかる位置
エアコンの風とぶつかりやすい対面となる場所に空気清浄機を設置してしまうと、エアコンから流れ込んだ風を空気清浄機が吸い込んでしまい、エアコン効率をグッと下げてしまいます。
また、暖房の風が直接当たることで、空気清浄機本体に熱をこもらせてしまい、誤作動や故障の原因となることも考えられるので、設置場所としてエアコンの風が当たる場所は避けてください。
空気清浄機のオススメの設置場所は?
空気清浄機の効果を十分発揮するためには、どのような場所に設置するのが効果的なのでしょうか。
- 部屋の中央付近(壁やドアから30cmほど離す)
- 人の行き来が多い場所
- 外からの汚れを持ち込みやすい玄関付近
- ニオイ対策の場合は床ではなく少し高い場所に設置する
- 湿度の高い場所は避ける
以上のポイントを押さえて効果を十分発揮できる場所を各部屋で見つけて設置しましょう。
リビングであれば部屋の中央付近、玄関ならば壁からできる限り離して置ける位置に、またタバコや焼き肉などのニオイを除去したい場合は、床から30cmほど離れた少し高い場所に置くと効果的です。
空気清浄機は効果が発揮しやすい場所に設置して
いかがでしたか。空気清浄機は設置場所によって効果を発揮する力が大きく異なります。外からの花粉や汚れを持ち込みたくない方は玄関に、日常的に綺麗な空気の中で過ごしたい場合はリビングや寝室に設置しましょう。