目次
ズボンの収納方法
ズボンの収納は「つるす」「たたむ」の2通り
ズボンを収納する際は、ハンガーなどでつるすか、そのままたたむかの2通りが基本になります。
「つるす収納」は、ズボンがシワになりにくいメリットがあります。
ハンガーなどを上手に使ってズボンを折らずにつるすのでシワになりにくく、幅や厚みがでないのでスッキリズボンを収納できます。またパッと見てどこになにがあるか分かるのもメリットです。
一方「たたむ収納」は、ズボンをちっちゃくコンパクトにたたむことで、すきま収納ができるメリットがあります。また、クローゼットやタンス以外に、引き出し、ボックス、衣装ケース、カゴなど、ズボンを収納する入れ物の種類が多いので部屋の空きスペースを利用することができます。
ズボンをどう収納するかを考えよう
ズボンをどう収納するか?は、ズボンをどう分類するかを決めるのがコツです。一例として、下記のような分け方をしてみてください。管理しやすく、メリハリがつくかと思います。
- 一度履いたズボン
- よく履くズボン
- あまり履かないズボン
一度履いたズボンには汚れがついていますので、キレイなズボンと分けて収納します。よく履くズボンは「すぐ取りだせる」「シワにならない」「面倒でない」収納方法が向いています。あまり履かないズボンは「じゃまにならない」収納にしましょう。
ズボンを「つるす」収納術
1. ハンガーを使ってズボンを収納する
いちいちズボンをたたむのが面倒な人におすすめです。ハンガーは、ズボンハンガー、クリップ付きハンガー、L字型ハンガー、S字型ハンガー、段ハンガーなど、さまざまなタイプがありますのでズボンの収納方法に合わせてハンガーを選ぶことができます。収納に最適な6種類のハンガーを紹介します。
三角ハンガー
三角ハンガーにズボンを半分に折るように吊るして収納します。手持ちのハンガーを利用しますのでお金もかかりませんね。ズボンを収納するスペースの高さが低く、ズボンを長いまま吊るせない場所にズボンを収納するのに向いています。
ズボン用ハンガー
ズボンの裾をぴったり挟んで、のばしたまま逆立ち状態で吊るしますのでズボンがシワになりにくくスッキリ収納できます。ズボン用ハンガーは、スーツのスラックスや薄い生地のズボンなどシワになりやすい素材のズボン収納に向いています。
クリップハンガー
ハンガーについている2つのクリップにズボンをパチっとはさむだけ。クリップの幅をずらせますので、裾に挟もうが、腰に挟もうが自由。ズボンをのばしたまま収納できますのでズボンのシワ無し収納にバッチリです。パチンと挟むだけなので一度履いたズボンのつるし収納に向いています。「とりあえずここに…」が山積みになっている方にもおすすめです。
L字型ハンガー(スラックスハンガー)
下の長いワイヤーにズボンを半分折ってかけるだけ。三角ハンガーの場合は、折りこむ時が少々面倒ですが、これならスルッとズボンをすべり込ませるだけなので楽です。ズボンを折る箇所にワイヤーの跡がつきやすので、気になる方は折る箇所にタオルを巻くなどの工夫をしましょう。
段ハンガー
段ごとにズボンを1着づつ2つに折りながら収納します。複数のズボンを1つのハンガーで収納することができますのでとても収納力が強いハンガーです。ワイヤーに1着ずつズボンを折りかけますので折りシワはつきやすいです。また、ズボンをかけたり外したりする時に、他のズボンがずれてしまうことがあるので、頻繁にはくズボンより、オフシーズンものをかけた方が良いと思います。
クリップ付き段ハンガー
複数のズボンをクリップでパチっとはさんで収納するタイプです。ズボンを長いままクリップでつるしますのでシワになりにくく、ズボンの収納力もばっちりです。クリップの位置をズラすことができますので、ズボンの収納だけでなく、スカートの収納もできますので収納力だけでなく活用力もあるハンガーです。
2.S字フックを使ってズボンを収納する
ズボンのベルト部分にS字フックをひっかけるだけ。「お金をかけずにたくさん吊るしたい」「着ることが多いズボンだけを出しておきたい」「たたむのは面倒」そんな方におすすめなズボンの簡単収納ワザです。ベルト通しの穴にフックをひっかけますので、ジーンズのように生地が厚く、ベルト通し部分がしっかり縫い付けてあるズボンの収納に向いています。
3. つっぱり棒を使ってズボンを収納する
つっぱり棒は、横の長さを変更できますし、好きな高さに設置できます。ハンガーでつるす、S字フックでつるす、以外につっぱり棒の上に直接二つ折りでひっかけることもできますので使い道は抜群です。ズボンは生地によっては重いので、重みに耐えられる強さ(耐荷重が強い)ものを選ぶことをおすすめします。
4. ズボン専用のハンガーラックに収納する
ズボン専横のハンガーラックは、複数のハンガーが横並び一列になっていますので、ズボンを1着づつ2つ折りにかけて収納できます。また、高さや幅を調整できますので、押し入れや家具のすき間などあらゆる収納スペースに対応できます。ハンガー部分がスライド式で開くタイプもあり、ズボンをスッと滑り込ませて収納することができますので楽です。
5. ハンガーラックを使ってズボンを収納する
ズボン専用では無く一般的なハンガーラックは、高さを調整できますのでズボンを伸ばしたまま一列収納することができます。1着の幅が狭いのでたくさんズボン収納できますが一目見てどこにどのズボンがあるが分かります。横幅を調整できるタイプはすき間収納もできますので便利です。他の収集ラックもつるすことができますので合わせて使ってズボンの収納場所を増やせます。
《 ポイント 》
- よく履くズボンは吊るす収納にする
- 収納スペースが少ない場合、狭い場所にも引っ掛けられるフックを利用すると良い
- シワを防ぎたい方はクリップハンガーがおすすめ
- スラックスハンガーは取り出しやすく片付けやすい
- ズボンの量が多い方はパンツ&ジーンズハンガーラックを使うのがおすすめ
ズボンを「たたむ」収納術
ズボンを「たたむ」収納は、どうコンパクトにたたむか?がすべてです。ズボンの「たたむ」収納は、収納する場所・収納するモノによってたたみ方が変わりますので、場所別にズボン収納のテクニックをご説明します。
1.ズボンをボックスに収納する時のたたみ方
ボックスの中にズボンをつみ重ねるのでは無く、折って収納します。上から見てどのズボンがどこにあるか一目で分かるように並べるのがコツです。
横向きに立てて一列に並べる
- ズボンをボックスの長さに合わせ、2つ折りまたは3つ折りにします。
- 折ったズボンを横向きに立てて並べます。
本をしまうのと同じ感じですね。
上向きに立てて一列に並べる
- ズボンをボックスの高さに合わせ、3つ折り、または3つ折りにしたものをさらに2つ折りにします。
- 折ったズボンを上向き立てて一列に並べます
くるくる丸めて一列に並べる
- ズボンを裾から腰にむかってくるくるのり巻きにします。
- のり巻きにしたズボンを立てて収納します。
《 ポイント 》
- お尻の出っ張っている部分を内側に折ってたたむとかさばらずキレイに並べられる
- 量が少ない場合や並ぶ順番にこだわる時は、ブックスタンドを使う。
2.ズボンの引き出しに収納する時のたたみ方
引き出しの中で、手前と奥の二つに分けてズボンを収納します。
たたみ方の手順
- ズボンのお尻のでっぱりを内側に折りこみます。
- 引き出しの高さや長さに合わせて、ズボンを3つ折りや4つ折りにします。
- 引き出しの奥に、折ったズボンを縦向きにならべます。
- 引き出しの手間に、折ったズボンを横向きに並べます。
《 ポイント 》
- ズボンをできるだけ小さく折り、コンパクトにする
- 引き出しの奥はズボンを縦向きに並べる。収納したズボンが一目でどこになにがあるか分かりやすくなる
- ズボンを横に並べてしまうと、引き出しを全開にしないと全てのズボンを見ることができなくなるので要注意
素材に合わせた収納方法
ジーパン、チノパン、スラックスと色々素材が違うのでそれぞれに適した収納方法を紹介します。
シーパンなどの生地はシワになりにくいですが厚手のため収納スペースも取るので、ズボンを3つ折、4つ折にして横向き一列に収納するか、くるくるのり巻きにしてズボンを立てて収納することおすすめします。
つるす収納も良いのですが、重みがありますので、たくさんぶら下げると重みでクローゼットのポールなどが歪む可能性もありますので注意してください。
チノパンのような柔らかめの生地のズボンは、ハンガーの種類を使い分けて、よく履くものはシワが付かないようつるす収納をおすすめします。たたんで収納する場合は、あまり履かないものは2つ折りや3つ折りでコンパクトにして収納しましょう。
スーツのスラックスなどシワになりやすく、一度シワになると取りにくい素材のズボンは、つるす収納をおすすめします。
ズボンの収納でできたシワを取るには、折りジワの部分に水を霧拭きしてしばらく放置すると、シワが薄くなります。また、ハンディータイプのミニアイロンがあるとササッとシワを伸ばせるのであると便利ですね。
まとめ
ご存知のズボンの収納方法がいくつありましたか?
もし「つるす収納」と「たたむ収納」のどちらにするか迷ったら、まずは「つるす収納」をおすすめします。ズボン用のハンガーはご紹介したもの以外にもまだまだあります。
ズボンの分類に合わせてハンガーの種類を使いこなせれば、自分だけのズボン収納の裏ワザが生まれると思います。その時は、ぜひ私にも裏ワザを教えてくださいね。