オーブントースターが壊れる原因11選!故障を早めるNG行為とは?

オーブントースターは手軽に使える便利な家電ですが、知らず知らずのうちに寿命を縮める使い方をしているかもしれません。本記事では、トースターが故障しやすくなるNG行為を詳しく解説し、長く快適に使うための正しい扱い方やメンテナンスのポイントも紹介します。

オーブントースターの寿命を縮める使い方とは?

オーブンが故障して慌てる女性

朝食に焼きたてのパンを食べたり、おかずを温め直したりと、オーブントースターは日々の食事に欠かせない家電です。しかし、「最近、焼きムラが気になる」「火力が弱くなった気がする」と感じたことはありませんか?それ、単なる経年劣化ではなく、実は日頃の使い方が原因かもしれません。

オーブントースターはシンプルな家電ですが、内部のヒーターや電子部品は繊細です。知らず知らずのうちにやってしまうNG行為が、寿命を縮める大きな要因になっています。

本記事では、オーブントースターが故障しやすくなる行為を一つずつ詳しく解説していきます。普段の使い方を見直し、できるだけ長く快適に使えるようにしましょう。

オーブントースターが壊れてしまう11の原因

オーブントースターが壊れる原因は、突然発生するわけではありません。ほとんどの場合、日々の使い方の積み重ねによって少しずつ負担がかかり、最終的に故障へとつながります。

ここでは、特にやってしまいがちなNG行為を紹介します。意外と「これくらい大丈夫」と思っていたことが、トースターを傷める原因になっているかもしれません。

1. 発火の原因となる容器類を使う

トースターの中に何を入れていますか?使いやすさを優先して、紙皿やシリコン製の容器をそのまま入れてしまう人もいるかもしれません。しかし、これらはトースターには適していません。

紙製の容器やクッキングシートは、高温になると焦げたり、最悪の場合発火する恐れがあります。また、シリコンやプラスチック製の容器は耐熱性があっても、トースターのヒーターからの直火には耐えられず、溶けたり変形したりすることがあります。庫内に溶けたプラスチックが付着すると、清掃が難しくなるだけでなく、次回使用時に異臭や有害ガスが発生することも。

また、アルミホイルも注意が必要です。ヒーター部分に接触するとスパークが発生し、火花が散ることがあります。短絡(ショート)を起こしてヒーターが故障する原因になるため、トースターのトレイや受け皿を活用し、ヒーターに触れないようにしましょう。

2. 上部ヒーターに接するほどの高さがある食材を入れる

「ピザの上にチーズをたっぷりのせたら、ヒーターにくっついて焦げた」という経験はありませんか?オーブントースターの上部にはヒーターが設置されており、食材が近づきすぎると、直接触れてしまう危険があります。

食材がヒーターに触れると、焦げるだけではなく、ヒーターにカスが付着して焼き切れる原因になります。ヒーターは消耗品ですが、本来の寿命よりも早く劣化してしまい、トースター全体の火力が弱くなる可能性があります。

特に膨らむ食品(パン、餅、グラタンなど)は加熱中に想定以上に膨張し、ヒーターに接触することがあるので注意が必要です。ヒーターの表面に異物が付着すると、次回使用時に煙が出たり、焦げたにおいが庫内に残ったりするため、食材の配置には気をつけましょう。

3. 油ものを加熱する

トースターでクロワッサンやマーガリンを塗ったトーストを焼くことはありますか?または、冷凍のフライドポテトや揚げ物の温め直しをしたことはないでしょうか?実は、こうした油を多く含む食材の加熱は、トースターを故障させる原因の一つです。

ヒーターの近くで油が加熱されると、高温の熱源に油が跳ねてしまい、発火のリスクが高まります。また、揚げ物の衣から落ちた油が庫内に蓄積されると、カーボン化(炭のようにこびりつく現象)が進み、焦げ付きの原因になります。この焦げ付きがトースターの熱効率を低下させるだけでなく、庫内の異常加熱を引き起こし、最終的にヒーターの故障につながることがあります。

特に、トースターの底に油が溜まると、加熱時に煙を発生させたり、電気回路に影響を及ぼして誤作動を引き起こしたりすることもあります。トースターはもともとオーブンのように密閉されていないため、油が飛び散りやすい構造になっています。長期間そのまま使用すると、火災のリスクも高まるため、油を使った食品の加熱には注意しましょう。

4. 水を張ったものをオーブントースターで加熱する

スチームオーブンや蒸し料理機能付きの家電と同じ感覚で、トースターの受け皿に水を張って調理していませんか?一見、問題なさそうに思えますが、実はトースターの寿命を縮める危険な行為です。

オーブントースターは水蒸気を想定した構造になっていないため、庫内に水蒸気が充満すると、電子部品や内部の金属が結露し、ショートやサビの原因になります。特に、サーモスタット(温度調整機能)の周囲に水分が溜まると、誤作動を起こして適切な温度管理ができなくなることも。

また、加熱された水が急激に蒸発し、庫内の温度変化が激しくなることで、内部の金属部品が膨張と収縮を繰り返し、微細なヒビ割れを引き起こすことがあります。この状態が続くと、庫内の構造が変形し、扉の開閉がしづらくなることもあります。

5. 掃除せずに長期間使用する

「毎回掃除するのが面倒だから、トースターの中は放置している」という方も多いかもしれません。しかし、トースター内部に溜まったパンくずや焦げカスは、見えないうちにヒーターにこびりつき、異常加熱を引き起こす原因になります。

例えば、パンくずがヒーターに直接触れたまま加熱されると、焦げてカーボン化し、熱効率を下げるだけでなく、ヒーターの寿命そのものを縮めます。さらに、トースター底面のパンくずトレイを放置すると、カスが溜まりすぎて火がつき、発火事故につながるリスクもあります。

また、汚れを放置することで、トースター内に油分が付着し、ヒーターの表面がコーティングされたような状態になってしまうことも。この油膜が原因で、ヒーターが正常に加熱できなくなり、「トースターが赤くならない」「焼きムラがひどくなる」などの不具合を引き起こします。

6. 形状が変化する食材を加熱する

トースターでお餅を焼いたら、膨らんだお餅が網の隙間から落ちてヒーターに触れてしまった…という経験はありませんか?または、スライスチーズをパンにのせて焼いたら、溶けたチーズが下に垂れて焦げついたことはないでしょうか。

こうした熱で形が変わる食材を直接トースターの網に置いて焼くと、溶けた食材がヒーターに付着し、異常加熱や焦げつきを引き起こします。特に、ヒーターに直接触れたチーズやお餅は、こびりついてしまい、通常の掃除では取り除きにくくなります。焦げた食材の残りカスがヒーターに付着すると、次回使用時に異臭が発生したり、加熱効率が落ちたりすることも。

また、丸餅のように加熱中に膨張する食品は、思わぬ形でヒーターに接触し、発火の原因となることがあります。食品が思った以上に膨らんでヒーターに近づいてしまうことがあるので、トースターの網に直接置くのではなく、受け皿を活用するなどの工夫が必要です。

7. 連続使用でオーバーヒートさせる

忙しい朝に、家族全員分のトーストを焼くために、オーブントースターを連続で使用したことはありませんか?しかし、トースターは連続使用を想定した家電ではなく、加熱しすぎると内部の温度センサーが異常を検知し、誤作動を引き起こすことがあります。

特に、トースターのヒーター部分は一定以上の温度に達するとサーモスタット(温度調整機能)が働き、一時的にヒーターの加熱を止める仕組みになっています。しかし、連続で使用するとサーモスタットが過剰に反応し、「トースターがすぐ消える」「火力が弱くなる」といった現象が起こることがあります。

また、トースター内部の金属部品が高温になりすぎると、膨張と収縮を繰り返し、長期間の使用でヒーター部分が歪んだり、庫内のパーツに負担がかかったりすることも。特に、温度が高すぎる状態が続くと、トースターの寿命そのものが縮まるので注意が必要です。

8. ヒーターに直接食材や調理器具を触れさせる

トースターで料理をする際、ヒーターの近くに食材や調理器具を置いたり、誤ってヒーターに触れてしまったことはありませんか?これは、ヒーターの劣化や破損を早める大きな原因になります。

ヒーターは電熱線を保護するためにコーティングが施されていますが、食材のカスや調理器具が直接接触すると、そのコーティングが焼け焦げて剥がれることがあります。特に、ヒーターに直接当たる形で陶器製の皿や金属製のトレイを入れると、局所的な過熱が発生し、ヒーターが部分的にダメージを受けることがあります。

さらに、ヒーターの表面にカスがこびりつくと、加熱効率が落ちて「焦げ目がつかない」「火力が弱くなる」といった症状につながります。最悪の場合、ヒーターの断線を引き起こし、「オーブントースターがつかない」「加熱できなくなる」といった故障に至ることもあるため、注意が必要です。

9. トースター内の換気口をふさぐ

オーブントースターをキッチンの隅にピッタリと設置したり、上に物を置いたりしていませんか?実はこれ、トースターの寿命を縮める要因の一つです。

オーブントースターには、庫内の熱を逃がすための換気口があります。しかし、この換気口を塞いでしまうと、熱がこもって異常加熱が発生し、内部の電子部品に負荷がかかるのです。特に、トースターの背面や側面に空気の流れを作らないと、ヒーターの温度管理が正常に働かず、火力が不安定になることもあります。

また、換気が十分にできないと、サーモスタットが必要以上に働いてしまい、「トースターがすぐ消える」「火力が弱くなる」といった症状が出ることも。これは、温度が高くなりすぎると自動的に加熱を止める安全機能が作動するためです。頻繁にこの状態を繰り返すと、サーモスタットそのものの寿命を縮めることになります。

さらに、換気がうまくできないと、熱がトースター本体の外側にも伝わりやすくなり、周囲の壁や家具を焦がしてしまうリスクもあります。長期間この状態が続くと、庫内の金属パーツや電子基板が熱によって変形し、トースターが正常に作動しなくなることもあるため、設置場所には注意が必要です。

10. 冷凍食品を直接加熱してしまう

「冷凍のままでも焼けるだろう」と思って、凍った食材をそのままトースターに入れていませんか?実は、これもオーブントースターの寿命を縮める原因になります。

冷凍食品を解凍せずに加熱すると、外側だけ急激に加熱されてしまい、内部の温度が適切に上がらず、焼きムラの原因になります。すると、加熱を続けても思ったように焼けず、無駄に長時間トースターを使用することになり、ヒーターへの負担が増えることになります。

さらに、冷凍食品は水分を多く含んでいるため、加熱すると急激に蒸気が発生します。この水蒸気が庫内に充満し、内部の電子部品に結露を発生させることで、ショートや錆びの原因になります。特に、長期間使用することで細かな部品が腐食し、「トースターがつかない」「温まるのに時間がかかる」といった故障を引き起こすこともあります。

また、凍ったままの食品を加熱すると、溶けた水分がトースターの底やパンくずトレイにたまり、それが加熱されることで異臭や煙の原因になることも。これを放置すると焦げ付きが発生し、次回以降の加熱効率にも悪影響を与えます。

11. 専用の電源タップを使わずに他の家電と併用する

オーブントースターは消費電力が高いため、他の家電と同じタップやコンセントを使うと、電力供給が不安定になり、トースターの動作に支障をきたすことがあります。

例えば、電子レンジや電気ケトルと同じコンセントを使用すると、一時的に電圧が低下し、「トースターの火力が弱くなる」「焼きムラがひどくなる」といった症状が発生することがあります。また、電圧が安定しないことで、トースター内部の回路やヒーターが負荷を受け、劣化が早まる可能性も。

さらに、電源タップに複数の家電を接続すると、タップやコンセントそのものが発熱しやすくなり、火災のリスクも高まります。トースターを使用しているときに「コンセントが異常に熱くなっている」と感じたら、それは危険信号です。最悪の場合、電源コードが焦げたり、トースターが突然動かなくなる可能性もあります。

このような電源トラブルを防ぐためにも、トースターは単独で使用するか、使用する電源タップの容量に余裕があるかを確認することが大切です。

故障を防ぎ長持ちさせるための正しい使い方

トースターを掃除する女性

ここまで、オーブントースターを傷めるNG行為について解説してきました。しかし、故障を防ぐためには「やってはいけないこと」を知るだけでは不十分です。長く快適に使い続けるためには、正しい使い方を知ることが重要です。

次のパートでは、オーブントースターの寿命を延ばすために意識したい「適切な使用時間の目安」や「日々のメンテナンス方法」について詳しく解説していきます。

オーバーヒートを防ぐための使用時間の目安

オーブントースターはシンプルな家電ですが、連続使用や長時間の加熱をすると負担がかかり、故障の原因になります。特に、ヒーターが高温になりすぎると、サーモスタット(温度調整装置)が過剰に働き、「すぐ消える」「火力が弱くなる」といった症状が出やすくなります。

トースターの連続使用時間は、1回の使用につき最大10~15分程度が目安です。もし複数回使用する場合は、間に5~10分程度のクールダウン時間を設けると、内部の温度が下がり、オーバーヒートを防ぐことができます。

また、パンを焼くだけでなく、グラタンや焼き野菜など長時間の加熱が必要な料理をするときは、途中で一度扉を開けて庫内の熱を逃がすのも効果的です。こうすることで、温度管理が適切に行われ、ヒーターや内部の電子部品への負担を軽減できます。

効果的な掃除方法とメンテナンス

トースターを長持ちさせるためには、日々の掃除と定期的なメンテナンスが不可欠です。掃除を怠ると、ヒーターの劣化や発火リスクが高まり、結果的に寿命を縮めることになります。

①パンくずトレイはこまめに掃除

パンくずが溜まると、加熱時に焦げて異臭の原因になるだけでなく、最悪の場合は発火することもあります。週に1回程度、パンくずトレイを取り出してゴミを捨てるようにしましょう。

②ヒーター部分の汚れを落とす

ヒーターに付着した焦げやカスは、加熱時の熱効率を下げるだけでなく、トースター内部の温度を不安定にする原因になります。ヒーター表面の焦げつきを防ぐために、使用後に柔らかい布や乾いたスポンジで優しく拭き取るとよいでしょう。

③トースターの内側は湿らせた布で拭く

トースターの内部には油や食材のカスが付着しやすいので、軽く湿らせた布で拭き取るだけでも効果的です。ただし、内部に水分が残ると錆びの原因になるため、最後は乾いた布で拭き取り、完全に乾かしてから使用しましょう。

④外側の清掃も忘れずに

トースターの外側は、調理中の蒸気や油煙で汚れがつきやすいです。週に一度は湿らせた布で拭き、汚れがひどい場合は中性洗剤を使って拭き取ると良いでしょう。汚れを放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、スイッチ部分の劣化を早める原因にもなります。

オーブントースターの買い替え時期の目安

トースターは長く使える家電ですが、どこかで買い替えのタイミングが訪れます。「壊れるまで使う」のも一つの方法ですが、不具合が出たまま使用すると火災や誤作動のリスクが高まります。ここでは、買い替えを検討すべきサインを紹介します。

オーブントースターの平均寿命

オーブントースターの平均寿命は、5~6年程度とされています。ただし、使用頻度やメンテナンスの有無によって寿命は大きく変わります。例えば、毎日使う場合は3~4年で劣化が進むこともありますし、週に数回の使用でこまめに手入れをしていれば10年近く使えることもあります。

また、長く使っていると、ヒーターやサーモスタットの劣化が進み、「温まりにくくなる」「焼きムラができる」などの症状が出やすくなります。こうした症状が現れた場合は、買い替えを検討するタイミングかもしれません。

買い替えを検討すべきサイン

以下のような症状が出たら、買い替えを検討するのが良いでしょう。

①ヒーターが赤くならない

トースターのヒーターが均一に赤くならない場合、加熱ムラが発生している可能性があります。ヒーターが劣化していると適切な温度を維持できず、焼き時間が長くなったり、ムラができたりすることがあります。

②焦げ目がつかない

トースターの火力が弱くなり、パンがしっかり焼けなくなった場合も要注意。内部の電子部品が劣化している可能性があります。

③つまみや扉の開閉がスムーズでなくなった

長期間使用していると、トースターのつまみや扉のヒンジ部分が劣化し、動きが悪くなることがあります。扉の密閉性が損なわれると、庫内の温度が安定しなくなり、焼きムラの原因になります。

④温度調節がうまく機能しない

サーモスタットの誤作動により、「焼きすぎる」「すぐ消えてしまう」といった症状が出ることがあります。これは温度管理が適切に行われていない証拠で、放置すると故障につながる可能性があります。

⑤トースターがつかない、または点いたり消えたりする

電源を入れてもトースターが作動しない場合、内部の回路が劣化している可能性があります。また、「加熱途中で勝手に消える」「スイッチが不安定」という症状が頻繁に起こる場合は、修理よりも買い替えを検討するのが賢明です。

これまで紹介してきたように、オーブントースターは適切な使い方やメンテナンスをすることで長持ちします。しかし、どんなに丁寧に使っていても、劣化は避けられません。安全に、そして快適に使い続けるためにも、買い替えのタイミングを見極めることが大切です。

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