警察は何を見て『職務質問』をしている?されやすい人の特徴5選

街中を歩いていると、職務質問されている人を見かけることはありませんか。中には「自分もよくされる」という方もいるでしょう。警察はどのような要素を見て職務質問する相手を判断しているのでしょうか。今回は職務質問されやすい人の特徴を紹介します。

警察による職務質問…何を聞かれているの?

街中を歩いていると、警察に職務質問されている人を見かけることはありませんか。職務質問とは、警察が何らかの犯罪に関与しているのではないかと疑わしい人物や怪しい挙動をしている人物を一時的に停止させ、質問する業務を指します。

職務質問では、氏名や住所、年齢、職業などの基本的な個人情報や、何をしているのか、これからどこに行こうとしていたのか、バッグの中に何を所持しているのかなどを質問されるケースが多いです。

職務質問は警察官職務執行法2条で認められていますが、任意での聴取となるため、職務質問される側にも拒否する権利はあります。

しかし、職務質問を拒否してしまうと「何か隠そうとしているのではないか」と疑われかねないので、警察側に悪いイメージを植え付けてしまう要因になることもあるでしょう。

警察に職務質問されやすい人の特徴5選

警察に職務質問されたことがない人もいれば、「なぜか頻繁に職務質問される」という人もいます。警察はどのような特徴を見て職務質問するかどうかを判断しているのでしょうか。警察によって判断基準は異なりますが、職務質問されやすい人に共通しがちな特徴を紹介します。

1.不自然な目の動きをしている

街中を歩いているだけなのに、やたら周りを気にする素振りを見せたり、キョロキョロと不自然に視線をあちらこちらに動かしている様子を見せていると、「何かに警戒しているのでは」「何かやましいことがあるのでは」と不審に思われ、職務質問対象になることがあります。

街中で道がわからなくなったり、人を探している場合は、一度安全な場所で立ち止まってからスマホで確認したり、相手に連絡を取ったりすると良いでしょう。

2.歩き方や動きが挙動不審

歩き方や動きが挙動不審で周りを不安にさせるような行動をとっている人も職務質問される傾向にあります。

例えば、同じ場所を不自然に行ったり来たりしていたり、突然走り出したり、持っているカバンを何かから守るように抱きかかえていたりすると、「何か隠したいことがあるのでは」と疑われてしまうので気をつけましょう。

3.季節に合わない服装や様子

警察によると、犯罪者は季節に合わない服装や様子を見せることが多いらしく、パトロール中にそのような人を見かけた場合は、念のため、職務質問の対象になることがあるのだといいます。

例えば、夏なのに長袖のTシャツを着ていたり、寒い日なのにやたらと汗をかいていたりすると、「なぜ?」と疑わしい視線を向けられ、犯罪を未然に防ぐために職務質問する警察官が多いようです。

4.警察を見て不自然な反応をする

街中を警察が歩いていると、やましいことはなくてもドキッとするという人もいるでしょう。警察を見た途端、踵を返したり逃げ出したり、ギョッとした表情をしたりする人は、職務質問される可能性が高いので要注意です。

以上のように警察を見て不自然な動きをする人を見かけた場合、警察側も「何かやましいことがあるのではないか」「警察にバレたらまずいものでも所持しているのでは」と疑わざるを得ません。

未然に犯罪を防ぐためには、疑わしい人物が危険な行動を起こそうとしていないか調べる必要があるため、どうしても職務質問対象になってしまいます。

5.不自然な服装や荷物を身につけている

警察は基本的に挙動などを見て職務質問しているとされていますが、不自然な服装な荷物を身につけている場合も職務質問の対象となるケースがあるようです。

例えば、身につけている衣服はスーツなのに、足にはスニーカーを履いて住宅街を彷徨いていたり、明らかに体格に合っていないスーツを着ていたり、帽子にサングラス、マスクなど、顔を覆い隠すような身なりをしていると、空き巣や詐欺犯罪の関連性を疑われやすくなります。

また、不自然に大きなカバンを持って歩いている場合は、麻薬を持ち運んでいる可能性や、若い人であれば家出の可能性なども視野に入れて職務質問するそうです。

警察に職務質問されたときの適切な対応や注意点

警察に職務質問されたときは、基本的に素直に応じるようにしてください。「急いでいるのに」とイライラして暴言を吐いたり暴行を働いたり、その場から強引に逃走を図ったりすると、余計に怪しまれて降板や警察署へ同行を求められたり、職務質問が長引いてしまいます。

また、不自然な態度で職務質問に応じていると、何かやましいことがあるのではないかと疑われ、質問内容が増えたり、場合によっては検査を求められてしまうため、落ち着いた態度で冷静に応えてください。

もしも、どうしても急ぎの用事がある場合は、警察官に断りを入れて目的地に向かいながら応えたり、名刺などを渡して「後日受けてもいいですか」と尋ねてみましょう。ただし、基本的に職務質問はその場で行うため、後日聴取を受けることが許されることはほとんどありません。

用事に間に合わない状況の場合は、警察の目の前で先方に連絡を入れ、事情を説明してもらうなどして職務質問に対応しましょう。

職務質問には素直に応じて早めに終わらせてもらおう

いかがでしたか。警察は街中を歩く人の挙動や服装、さらにその地域で起きている犯罪の種類と照らし合わせて職務質問の対象を判断しています。もしも職務質問された場合には、素直に応じて早めに終わらせてもらいましょう。

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