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大阪高裁「不開示決定は違法」赤木さん妻の訴え認める 「不開示」取り消すよう命じる
森友学園問題で公文書改ざんに関与させられ、2018年に自死した近畿財務局職員・赤木俊夫さん（当時54歳）の妻・雅子さんが起こした裁判で、大阪高裁は30日、新たな判断を示しました。
財務省による文書の不開示決定を「違法」とし、一審判決を取り消して、国側に不開示決定を取り消すよう命じたのです。
事の発端は、雅子さんが財務省に対して、改ざんの指示に関する文書の開示を求めたことでした。財務省側は「捜査に支障が出る」として、文書が存在するかどうかすら明らかにしませんでした。
一審の大阪地裁は2023年9月、財務省の主張を認める判決を出しましたが、雅子さんはこれを不服として控訴していました。
注目すべきは、2024年3月に総務省の情報公開・個人情報保護審査会が「文書の存在を明らかにすべき」という答申を出していたにもかかわらず、財務省がこれに従わなかったという点です。
大阪高裁は今回の判決で、「文書の存在を明らかにしても、捜査に支障は出ない」と指摘。「文書が存在するかどうかを答えるだけなら、不開示情報を開示することにはならない」として、財務省の対応を違法と判断しました。
判決後、雅子さんは「やったー！勝ったー！夫も喜んでいると思います」と喜びを語り、亡き夫の写真を掲げました。そして「改ざんはなぜ起こることになったのか、真実を知りたい」と、改めて真相解明への思いを語りました。
雅子さんの弁護団は「この文書によって、俊夫さんがどういう思いで改ざんをさせられたかが分かることを願っている」と述べ、国側に対して上告を断念し、できる限り文書を開示するよう求めています。
この話題に寄せられたネットの声
「ぜひ奥様の無念を晴らす事実が開示されることを願う」
「何時までも亡霊に呪縛されずに明らかにすべきだと思う」
「赤木雅子さんの思いが少し報われたと思う」
「真面目でま正直な人をしに追い込むような巨悪を眠らせてはいけない」
「昭和の古い体質の圧力、権力があろうとも隠せない、ひっくり返す力が生まれた気がする」
「以前、赤木さんご夫妻のドキュメンタリーを観て、怒りに心が震えたのを思い出します」
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