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自転車がパンクしたら落ち着いて修理する場所へ
自転車に乗っていると、突然道端でタイヤがパンクしてしまうトラブルに遭遇することがあります。突然の事態に「これから出かけなきゃいけないのに」と困ってしまいますよね。
しかし、突然のトラブルであっても、焦って近くの自転車店や修理場所に持ち込むのは危険です。自転車のタイヤがパンクしている状態で間違った行動をとってしまうと、余計に事態が悪化し、修理費が高額になったり、修理ができなくなる恐れがあります。
なぜ自転車のタイヤはパンクするの?
そもそも自転車のタイヤはどのような理由でパンクするのでしょうか。
- 道に鋭利なもの(ガラス片や釘など)が落ちていて刺さってしまった
- タイヤの空気圧が不足している状態で走行してしまった
基本的に以上の2つの理由が考えられます。特に後者の空気圧の低下によってパンクする事例が多く、日頃からタイヤの空気圧をチェックし、1ヶ月に一度を目安に空気を詰めることが推奨されています。
自転車がパンクした時に『絶対にしてはいけない』NG行動4選
自転車がパンクした時、間違った行動をとってしまうと状況が悪化する恐れがあります。ここでは自転車がパンクした時にやってはいけないNG行為を見てみましょう。
1.パンクした状態のまま乗り続ける
自転車がパンクした時、「修理する場所はすぐそこだから」とパンクした状態のまま走行してしまう人がいます。
押して歩くよりも早く到着するから、という理由から乗り続けてしまうのでしょうが、パンクした状態で自転車に乗ってしまうと、穴が余計に広がったりチューブまで傷ついてしまう恐れがあります。
修理費用が高額になったり、時間がかかったり、状態によっては修理ができずに買い替えなければいけなくなることもあるので、絶対にパンクした状態で乗り続けることはやめましょう。
2.刺さった異物を取り除かずに押し歩く
空気はしっかり入っていたのに、突然道端でパンクした場合は、異物がタイヤに刺さったことが原因だと考えられます。その際、刺さった異物を取り除くと空気が抜けてしまうから、と取り除かずに自転車を移動させる行為が危険です。
そのままタイヤを転がしてしまうと、刺さった異物がタイヤの中に入ってしまい、中からタイヤやチューブ部分を傷つけてしまう恐れがあります。余計に状態が悪化してしまうので、必ず異物が取り除いてください。
3.階段を押し歩きしながら進む
自転車のタイヤがパンクした時、修理場所まで持っていく途中に階段がある方は要注意です。階段の上をタイヤを転がすように押し歩きしながら進んでしまうと、パンクしたタイヤに余計な衝撃が走り、穴が広がってしまう恐れがあります。
衝撃を加えることで、タイヤだけでなく、チューブなどにも衝撃が加わり、別の箇所もダメージを受けてしまう可能性もあるので、なるべく平らな道が続くルートを選ぶようにしましょう。
4.砂利の多い場所を通る
修理場所に持っていくまでに、砂利の多い道など新たな異物が刺さりそうな場所や衝撃を受けやすい場所を通ってしまうと、タイヤの穴が広がったり、余計な衝撃によって状態が悪化してしまう恐れがあります。
先にもお話しした通り、パンクした自転車を修理場所に持ち込む際は、なるべく平らで衝撃の受けにくいルートを選んで進むようにしましょう。
自転車がパンクした時の正しい対処法
自転車がパンクした時は、慌てずに落ち着いて、以下の対処法を実践しながら修理場所へと持ち込みましょう。
- 刺さった異物を探して抜き取る
- 必ず修理場所まで慎重に押し歩きする
- 段差や階段はなるべく本体を持ち上げて上り下りする
- なるべく平らで安全な道を選んで修理場所まで持っていく
基本的には、修理場所に持ち込むまでに、状態を悪化させないよう注意して進むことが大切です。もしも時間があり、家族や友人の手が空いているようならば、車で運ぶ方法が最も安全に持ち込めるでしょう。
自転車がパンクした時は必ず手押しで修理場所へ
いかがでしたか。自転車が道端でパンクしてしまった時は、慌てて行動してしまう人が多くいます。しかし、急いで自転車を移動させてしまうと、余計に状態が悪化する恐れがあるので、落ち着いて慎重に手で押しながら修理場所まで持っていきましょう。