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圧力鍋を誤った方法で使うと、大けがにつながるかも
圧力鍋を使うとき、誤った使用方法を実践すると、以下のようなことが起きる可能性があります。
- 内容物があふれ出る
- 蓋が吹き飛ぶ…爆発する
- 高温の蒸気が、蓋を開けたときに一気にあふれ出てくるなど
思いもよらぬ事故が発生し、やけどやケガ、最悪の場合命にかかわる事態を招くことがあるので、扱いには十分注意せねばなりません。
圧力鍋を使う時、絶対にしてはいけないNG行為
圧力鍋を扱うときにすべきではないこととは、以下のものがあります。
1.最大量と最小量を守らない
圧力鍋には、最大量と最小量が設けられています。その量を守らずに圧をかけてしまうと、故障などの原因につながるのでNG。ほんの少しの量だけ圧力をかけたい場合は、茹でるなどのほかの方法で火を通しましょう。
2.よく洗わないまま再度使う
圧力鍋は、特に鍋の部分が複雑な作りになっています。そのため、洗うのが面倒だと感じる人も少なくありません。しかし、しっかりとそれぞれのパーツを洗わなければ、空気が抜ける穴が目詰まりするなどのトラブルを起こす原因につながります。
3.しっかり閉まっているか確認しないまま使用する
圧力鍋の蓋がしっかりと閉まっていないと、鍋の中に思うように圧がかかりません。それだけでなく、中途半端に圧がかかってしまい、危険な状態になってしまうこともあります。蓋が閉まっているかは、使用時しっかりと確認すべき項目です。
4.部品があるか確認しないまま使用する
圧力鍋の蓋は、複雑な構造になっています。そのため、ネジが1本余ったなどの事態になることもあるでしょう。ネジ1本くらい…と事態を軽視して使用すると、けがをする原因につながります。
5.圧がかかっている状態で、無理やり開ける
圧力鍋を使った調理をしたけど、圧が抜けるまでの時間を待っていられない!こういったとき、無理やり蓋を取ってしまうのは非常に危険です。圧がかかった状態の圧力鍋の蓋を無理に開けると、蓋を開けたとき熱い蒸気が一気に出てきて火傷する恐れがあります。
6.膨らむもの、粘り気があるものを煮込む
膨らむものや粘り気があるものを煮込むと、空気が出る穴を塞いでしまうので、蒸気が出ず非常に危険な状態になる可能性があります。
- カレーやシチュー
- 豆類
- おもちなど
カレーやシチューは、ルーを入れる前の具材だけの段階であれば、圧力鍋を使って煮込むことができます。豆類を煮込む場合は、取扱説明書を読んで煮込んでも大丈夫かを確認してみてください。
7.パッキンが劣化しているものを使用する
パッキンが劣化していると、うまく蓋と鍋の隙間が埋まりません。鍋の中に圧をかけづらくなるほか、内容物があふれてくる事態も招きやすくあります。
圧力鍋の正しい使い方
圧力鍋の正しい使い方は、以下の通りです。
- 蓋を含む鍋全体をきれいに洗浄して使用する
- 圧力をかけても問題ないものを調理する
- 調理器具が正常な状態かどうかを見極める
- 内容量の最大量と最小量を厳守するなど
圧力鍋の種類によって、扱い方が異なる可能性が高いです。そのため、使い方に迷ったら、専用の取り扱い説明書を確認してみましょう。
まとめ
圧力鍋の使い方を間違えてしまうとけがをする事態を招いてしまうかもしれません。事前に正しい使い方を把握しておき、より安全に圧力鍋を使用しましょう。