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一人っ子が増加している背景とは
少子化が進む日本では、一人っ子が増加傾向です。なぜ一人っ子が増えているのでしょうか?
- 晩婚化が進んでいる…第一子誕生が遅い場合、第二子出産を諦めるケースが多い
- 経済的に一人っ子でないと厳しい…子どもを育てるのにはお金がかかる
- 妊娠・出産・育児を行うと、キャリア形成が思うようにできないためなど
経済面を考慮して、子どもを持たない夫婦も増えています。
一人っ子のメリット
一人っ子でいることのメリットは、以下のものがあります。
経済的に余裕をもって子育てができる
一人っ子の場合、経済的に余裕をもって子どもを育てることができます。
- 進学の際にかかる大きな出費が一回で済む
- 子どもの成長に合わせたものを購入する機会が頻繁に起きない
- 習い事などの出費を抑えやすい…上の子が習っているから下の子も、という流れができない
- 預貯金を作りやすく、旅行なども計画しやすいなど
経済的な余裕はあるからこそ、心の余裕も生まれやすくなります。
子どもの成長とともに、親の時間も確保しやすくなる
子どもが一人っ子の場合、子どもの成長に伴い親自身の時間も確保しやすくなります。第二子や第三子がいる場合は幼い子に時間を取られる期間が長くなりますが、一人っ子の場合子どもがそれなりに育ってくれば、徐々に各々好きなことをして過ごしやすくなりますよ。
きょうだい喧嘩も発生しないので、子ども自身も自分が好きなものを好きなように、心行くまで楽しめます。
親の愛情を子どもが独り占めできる
一人っ子の場合、子どもが一人なので親の愛情を独り占めした状態のまま育つことができます。多少のわがままは一人っ子だからこそ聞いてあげられることができるので、親も子どもにゆとりを持って接することが可能です。
きょうだいがいない分、子どもの行きたい場所や食べたいものを最優先することもできます。
やりたいことに挑戦しやすい
子どもがやりたいことをするとなると、親が手をかけたり、習い事に通わせるなど、なんらかの形で手間やお金がかかります。きょうだいが多いとそれぞれに手がかかるので、誰かに我慢してもらったり、金銭面のことを考慮して断念させることも発生しやすいといます。
一人っ子の場合は、多少手間やお金がかかっても、思い切って子どもに投資しやすいです。
一人っ子のデメリット
一人っ子のデメリットは、以下のものがあります。
次の子をせがまれる、いつなのか聞かれることがある
一人っ子となると、「次の子はいつ?」「早く生んだ方がいいよ」など、第二子を周囲からせがまれたり急かされるといった経験をしやすくなります。また、「一人っ子は可哀想」という意見を言う人もいるでしょう。そのたびプレッシャーや不快な思いをする可能性があります。
遊び相手がおらず、寂しい思いをすることがある
きょうだいがいると、ちょっとした空き時間に子どもならではの遊びを展開しやすいです。子ども同士だからこそ持てるつながりなどもあり、きょうだいの成長を間近でみて学ぶこともたくさんあります。
一人っ子はその経験ができないので、きょうだいがいる友人を見かけるとうらやましさなどを感じて寂しい気持ちになることもあります。
偏見によりプレッシャーや不快感を持つことがある
先ほども少し触れましたが、「一人っ子は可哀想」という偏見を持つ人は少なからずいます。また、「一人っ子はわがまま」「一人っ子だからなにもできない」という偏見を持つ人もいます。
こういった発言に対し、子ども自身や親がプレッシャーや不快感を持つ場面もあるでしょう。
まとめ
一人っ子には、メリットとデメリットがあります。それぞれを把握し、子どもを何人も持つか考えるきっかけにしてみてくださいね。