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個人情報が悪用される被害多発…どこから情報が漏れてるの?
近年、数年前に比べて、何らかの原因で金銭を奪われたりネットのアカウントを乗っ取られたり、個人情報が漏洩することであらゆる被害が多発しています。
個人情報が漏洩する原因はさまざまな場所に転がっていますが、特に多い原因が以下の5つです。
- スマホやPCへの不正アクセス、ウイルス感染
- 誤って情報を誤送信してしまう
- 個人情報が記載されている書類の誤った処分方法
- PCやスマホの盗難・紛失・処分による情報漏洩
- SNSの投稿による個人情報の特定
特にスマホやPCへの不正アクセスやウイルス感染による個人情報の盗難は非常に多く、被害にあっている本人が個人情報を盗まれていることに気づいていないケースも非常に多く見受けられます。
知らない電話番号に応答したり、知らないアドレスから送られてきたメールのURLを押してしまったりと、さまざまな方法で犯罪者は忍び寄ってくるので、少しでも怪しいと感じるものには応えないようにしましょう。
個人情報が洩れる『絶対NG行為』5選
個人情報が漏れる原因はさまざまですが、ここでは日常的にうっかりやりがちな個人情報が漏れやすいNG行為を紹介します。
1.PCやスマホのデータを消去・初期化せずに処分
パソコンやスマホを買い替える際、古い機種は処分に出さなければなりません。その際、デバイスの中に入っているデータは個人情報が含まれているため、必ず完全消去し、デバイス自体を初期化した状態で処分してください。
データを消去せずに処分してしまうと、どこかの段階で犯罪者に情報を抜かれてしまい、情報漏洩や悪用につながる危険が高まります。
2.ウイルスセキュリティー対策を講じていない
ここ数年で、パソコンやスマホがウイルスに感染することで個人情報を抜き取られたり乗っ取られたりするケースが多発しています。
したがって、現代ではウイルスセキュリティー対策は必須です。セキュリティー対策を講じずに使い続けていると、うっかり犯罪者に侵入されてしまい、個人情報を抜き取られてしまうので注意してください。
3.個人情報が記載されている書類を隠さずに捨てる
現代ではデバイス機器が主流ですが、宅配便や書類などに個人情報が記載されているケースも多く残っています。このような紙媒体に記載されている個人情報は、意外と見落としがちなので要注意です。
うっかり個人情報が記載されたまま燃えるゴミとして処分してしまうと、犯罪者に抜き取られてしまい、そこから個人情報が漏れてしまう恐れがあります。
自分だけでなく、家族や知人、職場の情報なども抜き取られてしまう恐れがあるので、必ず個人情報部分を隠したりシュレッダーにかけるなどして対策しましょう。
4.SNSで個人情報が特定できる内容を投稿する
最近では世代を問わず多くの人がSNSを活用しています。SNSは不特定多数の人に見られるため、ここで個人情報が特定できる内容を投稿してしまうと、あっという間に特定された情報が漏洩し、悪用される危険が高まります。
名前や住んでいる地域、電話番号、自分の写真はもちろん、生年月日や家族構成なども相手に気づかれないように気をつけることが大事です。
5. 公共の場で個人情報を含む会話をする
公共の場で友達や家族と会話しているとき、気が緩んで自分の情報をペラペラと話してしまうことは珍しくありません。しかし、公共の場には見知らぬ人が多くいます。近くにいる人の中に、悪意を持った犯罪者がいるかどうか見極めることは非常に困難です。
そのような場所で個人情報や職場の情報、友人の情報などを含む会話をすることは、個人情報を周囲に自ら漏らしていることになります。なるべく不特定多数の人に訊かれたくない会話は、公共の場ではしないように注意しましょう。
個人情報を守るために日頃から意識すべきポイント
個人情報を守るためには、日頃から自分や家族の情報が外侮に漏れないよう対策を徹底し、防犯意識を持つことが重要です。
- 個人情報が入っているデバイスにはセキュリティーソフトを導入
- すべてのデバイスにロックをかけておく
- 個人情報が記載されている紙媒体は必ずシュレッダーにかける
- 個人情報を含む製品はデータ消去や初期化して処分する
- フリーWi-Fiを使って個人情報のやり取りをしない
- SNSには名前や住んでいる地域、自分の写真など個人情報を含む投稿をしない
- 公共の場で話題にする会話内容に気をつける
機会には疎いから対策の仕方がわからないという方は、セキュリティーに強い専門業者に依頼して相談に乗ってもらうことをお勧めします。また、新しい機器を購入する際は、セキュリティーオプションサービスを付けてもらうなど、こちらも相談してみましょう。
個人情報はあらゆる場所から漏洩…日頃から対策を意識して
個人情報は日常のあらゆる場所から漏洩する危険性があります。特に、最近ではウイルス感染やハッキングによる不正アクセスのリスクが高まっているので、どのようなサイトやアプリ、メール、電話に注意が必要なのかあらかじめ把握しておきましょう。