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野菜は品物や保存環境によって消費期限が大きく異なる
野菜は種類によって消費期限が異なります。もやしなどの水分量の多い野菜は日持ちしにくく、購入から2〜3日が消費期限として設定されていることが多いです。反対に、常温で保存可能なじゃがいもなどは、約1ヶ月、冬場であれば2〜3ヶ月日持ちすることもあります。
ただし、日持ちしやすい野菜であっても、保存環境が悪ければ早めに傷んでしまい、食べられないほどに腐ってしまうこともあるでしょう。野菜を日持ちさせるためには、適切な環境で正しく保管してあげることも重要です。
腐っている野菜を食べてしまうと食中毒の危険も
野菜は日に日に劣化していくため、腐ってしまった野菜に気づかず食べてしまうと食中毒を引き起こす危険があります。
野菜を食べたことによる食中毒症状としては、腹痛や下痢、嘔吐、発熱などが見られます。重症化すると、脱水症状や栄養失調などを引き起こす恐れがあるので、野菜を使って調理する際は、使う前に必ず状態を確認するようにしてください。
腐っている可能性大!食べてはいけない『野菜』4選
野菜によって腐っているかどうか見極めるポイントは異なります。しかし、一般的に下記の特徴が現れたら腐っている可能性が高いので、無理に食べずに処分しましょう。
1.変色した部分が広範囲に拡がっている
野菜は劣化が進むと徐々にくすんだ色へと変色していき、最終的に黒や黄色といった明らかに本来の色とは異なる色へと変色します。
変色した部分が広範囲に拡がってしまった場合は、その野菜全体が食べられない状態へと侵されている可能性が高いでしょう。無理に食べずに処分してください。
2.刺激臭や腐敗臭を発している
野菜の匂いを嗅いだとき、鼻をツンと刺激するような刺激臭や、もわっとした蒸したような違和感を覚える腐敗臭を感じることはありませんか。
明らかに本来の匂いとは違う匂いがする場合は、すでに野菜が腐っている可能性が高いです。食べてしまうと腹痛や下痢などの食中毒症状を引き起こす恐れがあるので気をつけましょう。
3.水分が漏れ出て溶け始めている
野菜には水分が豊富に含まれているものも多く、その場合は野菜の内側から水分が漏れ出てくることもあります。水分が漏れ出ているだけであれば、野菜がしなびたり柔らかくなったりと劣化状態に止まりますが、すでに溶け始めている場合は注意が必要です。
溶けている野菜は、劣化が進んで時間が経っていることを表しています。すでに腐っている可能性が高いので、安全のためにも食べない方が無難でしょう。
4.カビが生えている
カビが生えている野菜もカビが生えている部分だけを取り除けば食べられると言われています。しかし、カビは目に見えているよりも広範囲に拡がっていることも多いため、安易に食べてしまうのは危険です。
すでに一般的な消費期限を過ぎている状態でカビが生えている場合は、野菜全体が腐っている可能性も高いので食べずに捨てるのが安心です。
「劣化」状態の野菜であれば食べられることも
腐ってしまった野菜は、口にすると食中毒症状を引き起こすリスクが高いです。しかし、劣化状態であれば、しっかり火を通すことで食べられることも多くあります。
- 変色している部分がごく一部
- くすんだ色に変色している
- 全体的にハリや艶感がなくなる
以上の状態は、まだ腐っていない劣化状態の野菜に見られる特徴です。とはいえ、劣化していることに変わりはないので、調理する際は「本当に食べても大丈夫かどうか」を自己判断で見極めてください。
小さなお子様やご高齢の方、持病を持つ方などがいるご家庭では、無理に食べずに新鮮な野菜を使ったほうが安心でしょう。
腐った野菜は食中毒の原因に…食べられるか見極めよう
いかがでしたか。腐った野菜を食べてしまうと、腹痛や下痢、吐き気などの食中毒症状に見舞われる危険があります。野菜を使う前には、食べられる状態かどうかを見極めて安全に調理してください。