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神社で授かったお守りは”1年”経ったら返納するべし
初詣や通常参拝時、祈祷を受けに参拝した時など、神社でお守りを授与していただく機会は日本人にとって馴染み深いですよね。
一般的に神社やお寺で授かったお守りの効果は1年とされており、授与されてから1年を目処に返納することが推奨されています。
古く効果のなくなったお守りには、神様の力が付与されていない状態です。邪気が寄ってきてしまうこともあるので、そのまま手元に持ち続けることは避けましょう。
お守りにしてはいけない『ダメな捨て方』5選
お守りを手放すときは、正しい方法で神様のもとへと返納するべきです。誤った捨て方は神様に対して失礼にあたるので控えましょう。
1.他のゴミと一緒にゴミ箱に捨てる
古くなったお守りをお清めなど何もせずに他のゴミの中に紛れ込ませることは控えるべきです。ゴミ箱の中は邪気が多く溜まっているので、その中に神様を放り込む行為は、あまりにも罰当たりと言わざるを得ません。
可燃ごみとして手放す場合は、せめて和紙や白い紙に包み、他のゴミと直接触れ合わないような状態にして処分しましょう。
2.他人に譲渡する
お守りは授与された本人が直接神様のご利益を得たものです。そのため、手放したいからと他人に譲渡しても意味はありませんし、すでに古くなったお守りには邪気が入ってしまっている可能性もあるため、譲渡した相手が不利益を被ってしまう恐れもあります。
そもそも神様から直接授与された力（お守り）を他人にあげてしまうという行為そのものが失礼にあたります。自分が授かったお守りを他人に譲渡することは避けてください。
3.お守りを開けて中のものを取り出す
お守りをご自宅で処理しようとする際、ご丁寧にお守りを開けて中に入っているものを取り出そうとする人がいますが、この行為は神様に対して非常に失礼な行為なので絶対にやめてください。
お守りの中には、神様の力が授与された和紙や小さな板、布などが収められています。これを直接見る行為は神様を粗末に扱っていることと同じです。
4.別の宗派や宗教の寺社に返納する
神社やお寺で授与されたお守りは、必ず授かった場所、または授かった寺社と同じ宗派や宗教の寺社に返納するのがマナーです。
別の神様が祀られている神社へ返納してしまうと、「別の神様にいただいたお守りをあなたの場所でお焚き上げしてください」という意味になり、神様に対して失礼にあたります。
例えば、稲荷神社で授与されたお守りであれば、別の稲荷神社に返納するなど、同じ宗派の寺社へと返納しましょう。
5.自分の庭でお焚き上げする
自宅の庭でお焚き上げするという方法もありますが、こちらは火災の原因となったり、近隣への迷惑となる恐れがあるので控えるべきでしょう。
また、地域によっては焚き火などをする際に許可が必要な自治体もあるので、勝手にお焚き上げしているとトラブルに発展する可能性もあります。
お守りは授かった神社に返納するのが基本の手放し方
お守りを手放す一般的な方法は、以下の通りです。
- 授かった神社やお寺に持ち込んで返納する
- 授かった神社が遠方の場合は事前に問い合わせて郵送する
- 同じ宗派や宗教の寺社へ返納する
- 近場の神社で行われるどんど焼きに持ち込む
- 白い紙に包み「清め塩」でお清めしてから可燃ごみとして手放す
最も良い手放し方は、やはり授かった寺社へと返納することでしょう。ただし、旅行先で授与してもらった場合は遠方となるため、郵送で返納できるかホームページを確認したり、直接寺社へ問い合わせをして確認してください。
郵送返納が難しい場合は、同じ宗派や宗教である近場の自社に返納します。また、近場の神社でどんど焼き（1月15日ごろに行われる無病息災や五穀豊穣などを祈る火祭り行事）が行われている場合は、そちらに持ち込むのも良いでしょう。
最後に、自宅で処理したいという場合は、必ず白い紙や和紙などに包み、神社などで授与してもらえる清め塩を振ってお清めした状態で、可燃ゴミとして出してください。
お守りは正しい方法で手放して新しいお守りを授かろう
いかがでしたか。お守りは正しい方法で手放さなければ、1年間見守っていただいた神様に対して失礼にあたります。授かってから1年を目処に、寺社に返納するなどし、新しいお守りを授与してもらいましょう。
